Artist True Widow
11659715

EP 『I.N.O.』
o3690829

Track List
1. For Grace
2. I.N.O
3. Bathyscaphe
4. S.Y.B
5. S.F.H.D

今年、通算二作目となる新作As High As the Highest Heavens and From the Center to the Circumference of the Earthをリリースした、USテキサス州はダラス出身の三人トリオ、True Widowの最新EP『I.N.O.』なんだけども、ShoegazeとStonerのハイブリットな”自称Stonegaze”を展開していた2ndは、今年の俺的BEST候補に名が挙がるほど、まさしく”俺の感性”のツボを得た良作だったけど、今回紹介する新EPの作風としては、2ndのフワフワした退廃的なスロウコアサウンドを正統に踏襲しつつも、珍しいアコースティックインストの#1”For Grace”だったり、中でも本作の目玉である約14分の大作の#2”I.N.O.”を聴けばお分かりのとおり、エコーを効かせたニコル嬢の歌声がより一段とサイケデリックな鬱々とした雰囲気を醸しだし、それにより俄然Kylesaのラウラ姐御を彷彿とさせたりもして、2ndフルのリリースを期に更なる深みを増していくその深淵な暗鬱音世界は、やはり一目置く価値のあるバンドだった、という”俺の感性”の証明でもあるんだ。イメージカラーとしては、2ndが灰色だとすると本作はその色に黒色が少し混ざったイメージ。

 言うても正直、大作の#2以外は2ndの曲との差別化があまり図られていないようで、そのせいか新曲を聴いているという感覚は至極薄いが、まぁ、それでも自身初となる大作の#2や”らしい”#4のためにも本作を聴く価値はあります。というわけで、改めていいバンドだなぁと再確認したEPでした。