Artist Sadistik

Album 『Altars』

Tracklist

Album 『Altars』

Tracklist
01. Voodoo Dali
02. God Complex
03. Free Spirits
04. Roaches
05. Honeycomb
06. Cotard’s Syndrome
07. Salem Witches
08. Sacrifice
09. Water (feat. Kristoff Krane)
10. Molecules (feat. P.O.S. & Terra Lopez)
11. Kaleidoscope
12. Silhouettes (feat. Lige Newton)
2017年にSadistikの新譜が出てからもうずっと書きたいと思いながらも、いかんせん“キッカケ”がなくてずっと書けずじまいでいたんだけど、今回その大きな“キッカケ”を与えてくれたBTSにはただただ感謝しかなくて、改めてBTSは2018年を象徴するアイドルだと再確認させられた次第。
BTSの記事にも書いたように、シアトルのメンへラッパーコディ・フォスター=Sadistikは僕が世界で一番大好きなラッパーであること、BTSのギターの使い方とSadistikのギターの使い方にデジャブを感じたこと、お互いに“ロック”で“オルタナティブ”なヒップ・ホップであること、そして偶然にも互いに“トラップ・ラップ”の影響を色濃く受けていることなど、自分でも驚くくらい両者には共振する部分が多かった。
2000年以降のヒップ・ホップのトレンドとして生まれ、今ではマシュメロをはじめDJ界隈にも影響を与えているトラップ・ラップといえば、カルヴィン・ハリスの新譜にも参加しているトラヴィス・スコットをはじめ、フューチャーやヤング・サグが主に知られたラッパーだが、マイアミを代表するラッパーであり、今月の19日に来日公演を控えるデンゼル・カリーが2018年に発表した『タブー』は、個人的にBTSの新譜と並ぶ2018年のBESTアルバムの一つに挙げるほどの傑作だった。
もうずっと前にこの『Altars』を聴いた時、これまでのコディ、少なくとも僕が衝撃を受けた前々作の『亡き父ちゃんにマジ感謝』するアルバムとは全く違うトラックや世界観で初めは戸惑ったけど、色々と調べていくうちに「あゝ、これがトラップなのか!」みたいな気づきがあって、今思えば前作の『Ultraviolet』からトラップっぽいアプローチがあったなと更なる気づきがあって、もっと言えばSadistikがフューチャーあたりに影響与えてんじゃねぇか説が自分の中に芽生えるほど、でも直ぐに「さすがにそれはねぇだろ説」に変わって・・・要するに、今回の新譜は前作から続くトラップ・ラップ化が著しく本格化したと解釈すべき作品で、そう考えたら当初の戸惑いも消えてスッキリした。と同時に、やっぱコディスゲーなってなった。
Sadistikのトラップ愛はそれだけにとどまらず、2018年作のEP『Salo Ssessions Ⅱ』でも引き続きトラップ風の曲や、三味線の音や「オニムシャ(鬼武者)」という歌詞やら日本ネタを盛り込んだ“Yokai(妖怪)”と名付けられた曲など、日本の数少ないSadistikファン(俺以外にいるのか?)には色々な意味で楽しめる、まさにEPならではの作品となっている。
これまでのSadistikとはひと味もふた味も違って、それこそ「本場の」って言ったらおかしいけど、それこそ今のアメリカで流行りのラップを聴いてる感あって、メンヘラ系男子が更に内に内に引き篭もったような、よりダーティかつダウナーな緊迫感溢れる地下水のように冷たく裏路地の売人ように危うい空気が支配していて、リード曲の2曲目の”God Complex”と3曲目の”Free Spirits”を筆頭に、終始バッチバチのトラップ・ラップかましながらも、5曲目の”Honeycomb”はSadistikらしい美メロとトラップの絡みがクソ最高だし、8曲目の”Sacrifice”やミネソタのラッパーKristoff Kraneとフィーチャリングした9曲目の”Water”、こちらもミネソタのラッパーP.O.S.とフィーチャリングしたラッパー10曲目の”Molecules”では、過去作でもお馴染みの女性ボーカルが今作のハイライトを飾るに相応しい癒やしのアクセントを残していく。そして、お待ちかねのギターを使ってSadistikならではのオルタナティブな世界観を繰り広げるラストの”Silhouettes”まで、とにかく、こうやって次から次へとラップ/ヒップ・ホップというジャンルの間口を広げてくれるコディにマジ感謝チェケラッチョ。
結論「やくしまるえつことかいうヤベー女最強他はクソムシ」










