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墓っ地・ざ・ろっく!

BiS

元BiSのりなはむがプロデュースするアイドルことCY8ERがめっちゃamoい件について

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実はPassCodeの新譜とサウンド・プロデューサーの平地に期待してたことって、EDMはEDMでもBMTH『amo』Crystal Lake『HELIX』にも取り入れられた、昨今のDJ界隈やラップ/ヒップ・ホップ=世界的なメインストリームのトレンドであるTrapの要素で、そもそもの話、個人的にパスコのことを一度もEDMと思ったことがないのは、そのトレンド的な要素がパスコの楽曲にてんで採用されていないからでもあった。

そんな中、パスコが理想とすべきJ-POP(アイドル・ポップス)と世界的なトレンドを内包したイマドキのEDMをクロスオーバーさせたのが、元BiSりなはむがセルフプロデュースする5人組アイドルのCY8ERに他ならなくて、先日公開された新曲の“サマー”はまさに平成のアイドル界を彩ったPerfumeやアキバ系アイドルのでんぱ組の正統後継者に相応しい、新時代となる令和を象徴するかのような“新世代”のアイドルとして売れる、間もなくバズる予感しかなくて、それこそ元BiSりなはむがオワコン化したBiSHと解散したBiSのWACK勢を飲み込まんとする展開マジエモい。

思い返せば、自分が初めてBiSを知った時のメンバーってプー・ルイヒラノミチバヤシユフワッキーの5人組のイメージしかなくて(スゲー今更感あるけどミチバヤシ結婚おめでとう)、実際にハマったのはユフワッキーが脱退した直後という(推しメン脱退という意味で)苦い思い出もあったりして、つまりBiSの最初期メンであるりなはむは既に方向性の違いで脱退してたから特に思い出らしい思い出はないのだけど、勿論りなはむの名前だけは過去メンとして知ってはいたから、こうやって第2期BiSが解散するくらいの時を経ても尚、BiSの初期メンであるレジェンド中のレジェンドが自身が理想とするアイドルを立ち上げ、そのアイドルの一員として活動し続けているのは素直に嬉しいし、ここまできたらWACK所属のアイドルよりも売れてほしい、つうかこいつら秒で売れます、2秒で売れます。

このCY8ERのサウンド・プロデューサーであるYunomiは、EDMはEDMでもフューチャーベースを基調とした今風のサウンドを得意としていて、2018年作のアルバム『ハローニュージェネレーション』を聴いてみても、パスコ平地とトラックメイカーとしてどちらが優れているかは明白で、同じく元BiSコショージ・メグミ擁するブクガっぽいニューエイジ感や和風というかアジアンテイストな近未来的な世界観を繰り広げる個性的な楽曲陣から、作詞担当のりなはむによる言葉遊びを駆使したサブカル臭全開のリリックまで、ザックリと言ってしまえば“EDM化した相対性理論”みたいな、それこそ相対性理論『天声ジングル』の流れで韻踏めちゃう案件で、結局のところYunomiも影響を受けている中田ヤスタカえつこ凄いって事になっちゃうんですけど、とにかく平成のサブカルや平成のアイドルを“ニュージェネレーション=新世代”の音として最解釈したような、とにかく色々な意味で“新世代”感がハンパなくて、要するに相対性理論『シフォン主義』に始まり、2016年の『天声ジングル』を経由してからBMTH『amo』まで、そして10年代の終わりと新時代=令和へと繋ぐ“イコン”となりうる唯一の存在がこのCY8ERなんじゃねえかって。


その『ハローニュージェネレーション』は、個人的にSpotifyで聴いてから2秒でOTOTOYで音源買ったくらいには完成度がすこぶる高い作品なのだけど、先月発表された新曲の“サマー”がアルバム曲のイメージとはまた違った方向性で俄然ハマった。この曲ではメンバーがラップに挑戦してて、流石に“サマー”というだけあってこれからのファッキンホットなクソ夏にピッタリのファンキーなノリとか、完全にMEGARYUと韻踏めるやつでマジRIAJYUなパリピ。当時、名古屋や岐阜で青春時代を過ごした奴で岐阜のレゲエ・ユニットMEGARYU聴いてなかった奴は例外なくモグリなんですけど、そのモグリ以外の人なら10代の頃を思い出してエモくなれます。今年出した他の新曲もPendulum感のある“タイムトリップ”を筆頭にどれも良くて、ただ売れない理由があるとすればメンバーが漏れなくメンヘラクソ女っぽくて推しメンができそうにないことで、しかし自分は楽曲派なのでセーフ。でも一番背が高い子のちょっとボーイッシュな声は武器になると思うし好き。

リアルな話、再来年のサマソニあたりに呼ばれてもおかしくないです。個人的には、BiSレジェンドのりなはむによるWACK=渡辺への逆襲というストーリーが楽しみでしょうがない(当時はまだWACKなかったけど)。もうWACK潰しちゃえりなはむw

【5/10】BAND-MAID presents【冥途の日】day1@TSUTAYA O-WEST

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BAND-MAID
が4月の【宣告】ツアーで垣間見せたのは、バンドの中心人物である小鳩ミクのもう一つの人格である伝説の地下アイドル「野口みか」の存在だった。いま思えば、その伏線は翌月の5月10日=メイドの日に向かって伸びていたものだったと分かる。

BAND-MAID主催の【冥土の日】の対バンライブとして招待されたのが、新生アイドル研究会ことBiSとバブル時代をコンセプトにしたベッド・インという、つまり伝説の地下アイドル「野口みか」率いる「Brand New MAID」ことBAND-MAID「Brand-new Idol Society」ことBiS「地下セクシーアイドル」ことベッド・インによる、まるで異種格闘技戦のような、個性豊かな3組の「地下アイドル」達による奇跡の対バンイベントが実現。結論から言ってしまえば、笑いあり、涙あり、エロあり、感動ありの、もはや音楽の枠組みを超えたサイコーのエンタテインメントだった。

はじめに、この度実現した【BAND-MAIDとBiSの邂逅】が、自分にとってどれほど大きな出来事だったのか、まずそこから一つ一つ紐解いていきたいと思う。

今のBiSって、自分が元研究員(研究員はファンの呼称)だった頃のBiSとはメンツがガラッと変わってて、今のBiSって2014年に横アリで一度解散した後、2016年に新メンバーを迎えて再始動した新生BiSで、そのBiS再始動のために必要な新メンバーを募集する、その舞台となったのが、他ならぬ第一回WACK合宿オーディションだった。

改めて、今や毎年のように開催されるようなったWACK主催の合宿オーディションは、僕自身かなりのファンで、初開催となる2016年の合宿オーデから1人の視聴者あるいは元研究員として、ニコ生の配信でコメントや投票を通して参加していた。その記念すべき第一回の合宿オーデは今でも強く印象に残っていて、特に水着審査では現アヤ・エイトプリンスが全くエロくない水着姿だったのと、逆に現キカ・フロント・フロンタールがドスケベな水着を着て笑いを誘ったりして、ゴ・ジーラは実力とポテンシャルで視聴者からの票を集めて常に上位にランクインしていたし、ペリ・ウブに至っては今や毎年恒例となったデスソース入りのカレーを泣きながら食べてたのが強烈な印象として記憶に残っていて、その泣き顔を見ながら僕は「さっさと食えよブスwww」と、まるで他人事のように笑いながら見ていたのを思い出す。ちなみに、自分の推しメンはメタTを着てた子とex-SISで現ギャンパレのユイ・ガ・ドクソン、その次くらいにアヤプリ推しだった。アヤプリには一回くらいは投票したかなって感じ。

ビジュアルに特化したオールラウンダーで即戦力のアヤプリと露骨に歌唱メンとして選ばれたキカ元祖BiSヒラノノゾミの後釜を期待されたゴジプー・ルイ(WACK)のミーム=遺伝子を継ぐ者であるペリ、そんな破天荒な個性を持つ、それこそBiSの新メンバーに相応しい4人の新メンバーと「レジェンド・オブ・BiS」ことプー・ルイが一つになったのが新生BiSだった。とは言え、正直なところ、既に合宿の時点でBiSよりもBiSHの勢いに注目していた自分は、同時に本家ミチバヤシリオが在籍していた頃のBiSを知っているからこそ、俄然今の新生BiSには興味が持てなくて、もちろん応援したい気持ちは山々なんだけど、どうしても自分の中にある「コレジャナイ」感が拭いきれなかった。

そんな事をしていたら、その翌年の2017年に開催された第二回WACK合宿オーデに合格した、現パン・ルナリーフィももらんど新生BiSに加入する事が決まった。しかし、その時の自分はすっかりBiSHアユニに魅了されてて、合宿の候補者的にも当時ガミヤを名乗っていた現EMPiREYUKA EMPiREを推していたから、正直パンに至っては(居たのは覚えてるけど)自分の中であまり印象に残らなかったし、逆にももらんどはどっちかっつーとネガティブな意味で記憶に残っていて(ネガティブと言ってもWACK的にはそれはポジティブでもある)、しかし最終的にまさかこの2人がBiSに加入するとは全く予想してなかったから、渡辺の口から結果を聞いた時は素直に驚いた。更に、アヤプリがギャンパレに期限付き移籍、そしてex-BiSカミヤサキBiSに期限付きで復帰するとの衝撃的な発表があった。正直、そろそろアヤプリ推そうかと思ってた所にこの移籍騒動があって、露骨にWACKに対して不満感をつのらせたのも事実。「渡辺フザケンナ」って。

そうこうしている内に、気がつけばキカが白塗り界隈の住人と化してて、端から見てて「一体今のBiSに何が起こってるんだ・・・?」と困惑してる所にプー・ルイBiSを脱退するという衝撃ニュースが飛びこんできた。もはや驚いたというより、「え?そもそもプー・ルイってBiS脱退できるもんなの?」って冷静にツッコンだ。というのは、これまで結成当初から【BiS=プー・ルイ】みたいな、プー・ルイがいてこそのBiSというか、それこそプー・ルイさえいれば他がどうであれそれはBiSに違いない、という確信があった。しかし、BiSからプー・ルイが抜けた途端に自分の中で「それはもはやBiSなのか?それってもうBiS同好会なんじゃあないか?」という疑問が沸き起こった。何故なら、プー・ルイのいないBiSなんて想像もできなかったからだ。もはやBiSとは?一体何なのか、少なくとも元研究員の立場からはまるで理解できなかった。

今年開催された第三回WACK合宿オーデの合格者が多数BiSに加入することが決まり、しかもBiSはJリーグ方式を取り入れ、6月からはBiS1stとBiS2ndに分裂して活動することが発表された。その衝撃も冷めやらぬまま、またしてもBiSに悲劇が起こった。なんとこのタイミングで第二回合宿オーデ合格者のももらんどBiSから脱退するとアナウンスされた。更に驚いたのは、ももらんどの脱退劇が何事もなかったかのように過ぎ去っていったこと。いやいや、これまでのBiSってメンバーの誰かが脱退するたびに何かしらのドラマがあったハズなのに、そこが一つの魅力であったはずなのに、何か現役研究員もマネージャーの渡辺も「そうだよね」みたいな雰囲気で納得しちゃってる始末。確かに、確かにももらんどは合宿オーデでも歌やダンスの面でも圧倒的にスキルは足りない子だったけど、しかしそれ以上に視聴者を惹き付けるWACKアイドルとして必要な唯一無二の個性を持っていた、だからこそ合格したわけだし、渡辺自身もももらんどが持つその無限の可能性に期待してたハズだ。なのに冥土の日の対バンを目の前にしてこの最悪の結末。ももらんどの脱退は、プー・ルイのダイエット企画で炎上した件や今年の合宿オーデのデスソース事件など、つい最近渡辺がやらかした案件が霞むぐらい、これこそマネージャー渡辺の責任問題だろと。というより、なんか渡辺ってホントに才能枯れちゃったんだなって悲しくなった。

改めて、BAND-MAIDBiSが対バンすると聞いた時は驚きよりも喜びの方が大きかった。何故なら、昨年にBAND-MAIDの1stアルバムの記事の中で、僕は【ベビメタ包囲網】の一環としてBiSHと対バンしてほしいみたいな事を書いていて、他にもBAND-MAIDって過去作にWACKアイドルのサウンドPでお馴染みの松隈ケンタ率いるSCRAMBLESから”FREEDOM”とかいうお給仕でも定番の神曲を楽曲提供されてたりして、実はBAND-MAIDとWACK界隈にはずっと前から因縁もとい前向きな縁みたいなのがあって、だからこのタイミングでクラウンとかいうどこの馬の骨かも分からないレーベルメイトのBiSと邂逅するのは必然的だったのかもしれない。え?BiSHじゃないって?その理由としては至ってシンプルで、今のBAND-MAIDのバンドとしての「格」をWACK界隈のアイドルで測った時に、知名度や立場的にBAND-MAIDと最も対等なWACKアイドルが「プー・ルイのいないBiS」だったということ。ただそれだけ。でも、個人的に最も面白いと思ったのは、自分の中でBAND-MAIDの彩ちゃんって「闇堕ちした鈴木愛理」みたいな解釈を持っているのだけど、その「闇堕ちした鈴木愛理」こと彩姫擁するBAND-MAIDと、ビバラポップで憧れの存在である鈴木愛理とのツーショットを実現させたアヤプリBiSが対バンするという、あくまで自分の中での謎の繋がりにニヤリとせざるを得なかった。これは余談だが、TS PLAYというウェブラジオ番組でBAND-MAIDは2月のパーソナリティだったんだけど、実はそのBAND-MAIDの前枠のプログラムが鈴木愛理だったのは偶然か、はたまた伏線か・・・?

そんな、自分の中で色々な意味でも因縁のある対バンが渋谷のTSUTAYA O-WESTで開催されるとのことで、予想するまでもなく前売りで完売必須、チケ取れるか不安だったけど無事に当選、しかし今年のお給仕の整理番号は三桁台というツキに見放されている流れで、いざビクビクしながら発券してみたら二桁前半というワンチャン最前行けそうな良番をゲット、いざ番号順に入場してみるとガチで最前行けたけどちょっと遠慮してだいたい彩ぴょんが目の前に来る2列目にポジった。そして7時に開演(開演前には禁止行為とBiSだけは撮影可能とのアナウンスがあった)。自分の予想ではベッド・インが一番手で、二番手がBiSかなと思いきや、まさかのBiSがトップバッター。

遂に僕という元研究員の前に「プー・ルイのいないBiS」が現れたのだ。僕は「さて、プー・ルイのいないBiSがどれだけクソなのか、元研究員が徹底的に評価してやる!」と謎の意気込みが凄かった。メンバーが登場すると”WHOLE LOTTA LOVE”という「プー・ルイのいないBiS」を象徴する、つまり「今のBiS」を代表する曲で幕を開ける。「おいおい、元研究員の前でその選曲はナメすぎだろ。全部nerveにしろや渡辺」って心の中でツッコンだ瞬間、次の曲でホントに”あの頃”のBiSを象徴する”nerve”のイントロが流れてきて、あの頃の研究員時代の記憶が蘇って泣いた。しかもお馴染みのサビでゴジにレスされて、あの頃には実現できなかった「夢」が叶った気がしてめっちゃ嬉しかった。その後も”IDOL”ではアヤキカが激しいスクリームを轟かせ、”Fly”ではプー・ルイの歌割りをペリが受け継いでいてエモすぎて感極まったというか、あの合宿オーデで泣きながらデスソース入りのカレーを食ってた候補生が、今やプー・ルイの歌割りを任されるくらいに逞しくなってるのを見て、「あっ、人間って成長するんだな」って謎の感動を覚えた。それらの「プー・ルイがいた頃のBiS」を象徴する曲を織り交ぜながら進み、そして”primal.”が始まった瞬間にもう僕はあの頃の研究員に細胞が回帰して例のサビで振り返ろうとしたら、現研究員らしき人は誰も振り向いてなくて「あれ?サビで後ろ振り向かないの?」って危うく後ろの人と目が合って「あっ、大丈夫っす・・・」ってなる所だったわ。

【BiS】
1. WHOLE LOTTA LOVE
2. nerve
3. SOCiALiSM
4. I can't say NO!!!!!!!
5. IDOL
6. ロミオの心臓
7. Fly
8. primal.
9. BiSBiS

なんだろう、はじめは元研究員として上から目線で自分が、気づいた時には過去の合宿を思い出しながら「お前ら全員ワシが育てた」と親目線でライブを観ている自分がいて、アヤプリとかギャンパレから戻ってきてもう完全にBiSのエースだし、ペリとかデスソースカレーで泣いてたブスと同じと思えないプー・ルイの穴埋めに必要なキャパを超えた存在感を放ってるし、ゴジゴジだし、キカとか視界に入るたびに「なんでこいつ白塗りしてんだ・・・俺もうお前の事がわかんねぇよ・・・」ってなるし、パンとか合宿からたった一年でアイドル然としてて可愛くなりすぎだし、他のメンバーと一年のブランクがあるとは思えないほどのパフォーマンスしてるしで、なんかもうエモすぎて「Holy...」唱えまくってたわ。お前らどんだけ泣かせんねんと。気づけば、今日の今日まで自分の中にあった「プー・ルイのいないBiS」への違和感というか不快感は消えていた。確かに、このステージにももらんどが立ってなかったのは残念ではあるけど、これはもうしょうがない。

開演前にBiSだけは写真撮影OKとのアナウンスがあった通り、僕の周りの現役研究員はしきりにスマホで撮影してて、ふと気づいたら僕の左に身長150くらいの小さい女の子がしきりに写真を撮っていて、僕はその「女研究員」の邪魔にならないようにわりと大人しくBiSを観ていた。しかし、そのBiSファンと思わしき女の子が、この【冥土の日】の大きなキーパーソンになることを、あの日の僕たちはまだ知らない。

この日は前売りでソールドアウトだけあって、開演してからはもう殆ど身動きができないくらい前方はすし詰めになっていた。BiSのライブが終わっても、ベッド・インが始まるまでのステージ転換の間も殆ど身動きが取れないほどで、気づけば僕の左前にいた女の子が今度はしきりに後ろを振り向いて二階席を気にしていた。これは後にわかったことなのだが、この日は先日の合宿オーデで合格した候補生が二階の関係者席からライブを観てたらしいのだ(元EMPiREのYUiNAもツイートしている)。このことから、僕の左前にいる女の子は「BAND-MAIDのお嬢様(ファンの呼称)」「ベッド・インの性徒諸君(ファンの呼称)」ではなく「BiSの女研究員(ファンの呼称)」であることを確信した。

そうこうする内にベッド・インが登場。個人的にベッド・インは名前は聞いたことある程度で、その風貌からバブル時代に流行ったものを再現するというコンセプト以外、特に音楽性は全く想像できなかった。オープニングSEをバックにバックバンドとともに登場すると、いきなりボーカル&ギターの中尊寺まいことちゃんまいが上手側の僕に両手で乳をモミモミしながら誘ってきて「出オチかよ」ってなった。しかし、いざ演奏が始まるとバッチバチのハード・ロックやってて、もはや主催のBAND-MAIDもビックリのハード・ロックやってて、しかもちゃんまいのギターが今話題のギブソンでお馴染みのSGってのもガチ感しかなくて、そのバブルのように股おっぴろげるほどド派手なギタープレイと今にもピチピチのボディコンからズリ落ちそうなおっぱいに釘付けになりながら、時には「あれ?つうかもうニップレス見えてね?あれ乳首?」みたいな感じで終始ちゃんまいのおっぱいを凝視していたチェリーボーイ。すると僕はある一つの答えに気づいた。それはちゃんまいのおっぱいは絶対に柔らかいということ。

【ベッド・イン】
1. ♂×♀×ポーカーゲーム
2. Conscious〜闘う女たち〜
3. CO・CO・ROグラデーション
4. GOLDの快感
5. 男はアイツだけじゃない
6. 限界LOVERS
7. C調び〜なす!

ベッド・インのファンは性徒諸君と呼ばれ、伝説のディスコ「ジュリアナ東京」でお馴染みの扇子、いわゆるジュリ扇を振って応援するスタイルだ。そのMCも見た目に寄って個性的で、バブル時代に流行ったバブル用語を駆使して下ネタを連発していくスタイルで会場の笑いを誘った。この日、ベッド・インがヤッた曲の中で気に入ったのは”CO・CO・ROグラデーション”で、6曲目にSHOW-YAの名曲”限界LOVERS”を披露した頃にはまるで気分はバブル全盛のジュリアナ東京だった。これがバブルのオイニーかと。

満を持して、最後は本日の【冥途の日】を主催したBAND-MAIDの出番だ。例のオープニングSEとともにメンバーが登場。依然、フロアは身動きが取れないほどの状態、ふとさっきの女の子の方に目をやると、なんとその子は最前までたどり着いていた。さすが女研究員、度胸あんなぁとか思いながら、それを横目にBAND-MAIDは一曲目から”the non-fiction days”でブチ上げる。その後も新作から”CLANG”から”Carry on living”、そしてBAND-MAIDを代表する名曲”REAL EXISTENCE”から”alone”まで一気に突き進むと、会場の熱気は最高レベルに達する。しかし、次の”Choose me”の曲の途中とあるアクシデントが起きる。その頃には、僕は圧縮もあって初めにいた場所から若干上手寄りに、2列目から3列目あたりまで流されていた。僕から見て左の最前で何やら異変があったみたいで、その方向に目をやると、そこにはさっきの最前にいた女研究員が明らかに気分悪そうにうつ向いていた。すると、その女研究員のそばにいた恐らくストライプス柄のシャツを着た黒縁メガネの中年男性が、その女研究員を気遣って圧縮から身を守るように圧縮ガードしてて、間髪入れずにステージで歌っている彩ちゃんもその異変に気づくと、直ぐにマネージャーのなすきゅんをジェスチャーで呼び寄せて、そして最後はなすきゅんが見事に最前の女研究員を救い出した。この異変に気づいてから救出までのスピードは流れ作業のようにスムーズだった。なすきゅん抱いて///

女研究員のその後が心配ではあるが、一先ず”Choose me”を終えると、お給仕でお馴染みの小鳩ミクによるスーパードキドキデブッポタイムが始まった。いつものコール&レスポンスが終わると、彩ちゃんがさっきの救出劇について言及し、つまり最前の付近のご主人様が女の子を守ってあげていたという主旨だ。小鳩はそれに反応して、最前付近のご主人様の顔を一人ひとり感謝の声をかけながら見て回って、もちろん3列目にいた僕も小鳩と目がガッツリ合ったんだけど、さっきの救出劇を間近で見ている僕は「いやいや、3列目の人間が最前列の女の子をどうやって守るんだよ頭野口かよ」とか思って、しかし小鳩は何を思ったのか自分の左隣にいるおっさんにマイクを向けはじめて、小鳩は「どこから来たんですっぽ?」と聞くと、そのおっさんは「東京!」と答え、今度は小鳩が「誰を目当てにきたんだっぽ?」と聞くと、そのおっさんは「BAND-MAID!」と回答して場の雰囲気を盛り上げたのだが、しかし僕だけは違った。「いやいやいやいや、そのおっさんは何もしてねぇから。むしろ最前に圧縮をかけていた女研究員の加害者だろ」と。正直、自分もBAND-MAIDが始まってからずっと「左のおっさんうぜえな」と思ってたくらいで、まさかその加害者のおっさんに対してあたかもヒーローインタビューのような扱いをするなんて、なんだろう、小鳩って本当に「間の悪い女」だなって。何度も言うけど、女研究員を助けたのはストライプス柄のシャツを着た黒縁メガネの中年男性です。俺、間近でその現場見てるから。たぶん彩ちゃんも見てるから。

MCを終えると”FREEDOM”を続ける。なんだろう、BiSとの対バンでSCRAMBLESが提供したこの名曲を演るというエモさに感極まりながらも、ここでまたしても驚くべき事が起きる。4月の【宣告】ツアーファイナルのZepp東京では、この曲の間奏部分で彩ちゃんが最前の柵に立ってオーディエンスを煽りまくるという、それこそJanne Da Arcが城ホールで行った伝説のライブを再現するかのような演出で、後日その瞬間に彩ちゃんが男と恋人つなぎしてたと知って嫉妬で2秒で吐いたのが記憶に新しい。さすがに今日はワンマンじゃないし、女性専用エリアもないから彩ちゃんがヴァンパイア化する演出は無いかな?とある意味で安心しきっていた。来たる曲間奏の時、彩ちゃんがヒールを脱ぎはじめ、この瞬間「まさか・・・くるのか?」と思った瞬間、彩ちゃんが最前の柵まで来て誰と恋人つなぎしようか物色し始める。僕は一生懸命右方向に腕を伸ばすものの、選ばれたのは他のご主人様で、つまり間近で彩ちゃんとご主人様が恋人つなぎする瞬間を見た僕は、嫉妬で「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!)」って感じで内なるものが溢れ出した。そんなことより、とにかく彩ちゃんがもう目と鼻の先にいることに非現実感が凄くて、それこそもう右手を伸ばせば彩ちゃんに右腕に触れることができるレベルの距離だ。その瞬間は色んな事が頭をよぎった。「彩ちゃんに触れてみるか?」とか「いやいや、彩ぴょんがに対してそんなおこがましいことなんかできない」とか、「どうする?どうする?どうするよ俺!」とばかり自分の中にあるあらゆる選択枠のせめぎ合いが凄くて、その時はアドレナリンのせいかめちゃくちゃ時間が長く感じて、しかしずっと時間が停止しているはずもなく、彩ぴょんはそのままステージへと戻ってから再びヒールを履く姿に猛烈なフェティッシュを感じてしまった(実はETのあいつみたいに人差し指でチョコンと彩ぴょんの右腕に触れちゃったのは内緒)

【BAND-MAID】
1. the non-fiction days
2. CLANG
3. Carry on living
4. REAL EXISTENCE
5. alone
6. Choose me
7. FREEDOM
8. DICE
9. DOMINATION

つうか、彩ぴょんと他のご主人様が恋人つなぎする所を目と鼻の先の距離で見せつけられるとか・・・なんだこの究極のドMプレイ。いや、ガチで彩ぴょんと恋人つなぎできる可能性があっただけにかなり悔しいわ・・・。そうだ!未だにレビューを書いてないBAND-MAIDの2ndアルバム『WORLD DOMINATHION』は、お給仕で僕が彩ぴょんと恋人つなぎできた時に記念で書くことにしよう!よし決めた!次に彩ちゃんと恋人つなぎする奴は一体誰だ!?

そこから”DICE”を終えると彩ぴょんが「ラスト~!」と叫んで”DOMINATION”を披露。「え?早くね?まだ10曲もやってなくね?」と思いきや、”DOMINATION”が終わると小鳩がBAND-MAIDはアンコールがないから、そのまま対バン相手のBiSベッド・インを呼んでコラボすると宣言すると、会場は大盛り上がり。

まずはベッド・インの2人が登場すると「サンクスモニカ~」と挨拶。小鳩が「今日のライブはどうだったか」と聞くと、ベッド・インの2人は「ABCDEい気持ち~」と答える。すると今度は小鳩がBAND-MAIDの印象を聞くとベッド・インの2人は手の淫乱な動きとともに「ゴイスーテクニシャン~」と答え。その「テクニシャン」のくだりが歌波に飛び火すると歌波は照れて「シャイガールなのねえ」と2人にメンゴされる。そのまま更に下ネタを続けて、そして小鳩はジュリ扇を持ち上がら、彩ぴょんを除くBAND-MAIDとベッド・インによる”男はアイツだけじゃない”を披露する。ベッド・インが退場する際にはMISAちゃんまいのおっぱいをモミモミしてた。やっぱり柔らかかった?

そして遂にBAND-MAIDBiSの邂逅が実現する。小鳩の呼びかけと共にBiSメンが登場する。早々にペリ「BAND-MAIDを聴いてます」とか(ホントかよ?)、今度はキカアヤプリ「彩姫さんに踏またいです」とか言い始める。で、小鳩は一緒に踊るかと思いきや一緒に見ていたいからと言う理由でステージから退場してしまう。いやいやいや、そこは伝説の地下アイドルとしての意地を見せろよ野口。彩ちゃんが”FREEDOM”で逆ダイブしてんだから、BiSと野口もダイブくらいしろよ。それこそ元ダイブアイドルのBiSのプー・ルイにダイブの仕方教えてもらえよ。って思ったら既にプー・ルイBiSから脱退してんじゃん。プー・カスは野口にダイブの仕方教えるという最後の仕事を終えてからBiS辞めろよ・・・。何がユーチューバーだよ・・・。ホント使えねぇなプー・カスの野郎・・・。え?なに?今度はビリー・アイドルだって?

で、歌波の曲タイトルコールで”WHOLE LOTTA LOVE”を披露する。するとラスサビの前に彩ちゃんが登場して、BiSと一緒に歌って最後は戦隊モノみたいなクソカッコイイ決めポーズで終わって、もうなんか訳がわらなくて語彙力失ったわ。正直、対バンだけでも感無量みたいなところあるのに、バックバンドにBAND-MAIDを従えたBiSが見れるんて、もはや夢を超えたコラボで何も言えねえってなった。なんかもう彩ちゃんBiSメンと一緒になってBiSの曲を歌っているその光景が、もはやヲタクの妄想の域すら超えててしばらく頭の中が整理できなかった。「俺なんでBAND-MAIDの対バンイベントでBiS観てるんだっけ・・・」みたいな。

曲が終わると彩ちゃんが「誰が踏まれたいって?言ってみ?」からのキカとアヤプリが「踏んでください!」と言いながら床に寝そべって、その流れで歌波も床に寝そべりだしてコントかよって笑った。結局、アヤプリとキカが彩ちゃんのピンヒールでケツをグリグリ踏まれたけど、正直かなり痛そうだったけど、同時に羨ましくもなった。つうか、つうかアヤプリが先日のビバラポップで本家鈴木愛理とツーショするという夢を叶えたその数日後に、今度は「闇堕ちした鈴木愛理」にピンヒールでケツを踏まれる展開とか胸熱過ぎて笑うだろ。BAND-MAID【宣告】ツアーファイナルにも来ていたキカはまだしも、まさかのアヤプリも彩ちゃんに踏まれたいと志願したのは、アヤプリも潜在意識の中で彩ちゃんの中にあるダークサイドの「鈴木愛理」を感じ取った説。まぁ、それは冗談として、マジな話をすると、このキカとアヤプリの体を張った行為って、今日のライブを見に来てた関係者席の第三回合宿オーデの合格者に対して、「これがBiSや」と、後輩に向けた先輩なりのエールだったんじゃないかって。そう考えたら、さっきまでコイツラのことをBiSのマガイモノと思っていた自分が恥ずかしくなと同時に、なんだろう「これがBiSだって、こいつら正真正銘のBiSだって、BiSはこいつらのもんだって」なった。

正直、今のBiSってBiS史上最も面白いBiSなんじゃないかって。何故なら、今のBiSってBiS史上初めて「プー・ルイのいないBiS」をやってる子たちなわけで、つまり本当の意味で「新生BiS」の歴史を作り上げてる子たちなわけで。そんな、今の新生BiSを愚弄するマネージャーの渡辺こそ彩ちゃんのピンヒールに踏まれるべき案件だろ。つうか、今日って渡辺来てたの?

正直、これ色んな意味で映像化してほしいくらい今年最高の対バンイベントだったし、でも一期一会のライブで完結するからこそ良いんだろうなとも思う。改めて、もはや自分の中で今日の目玉はBAND-MAIDじゃなくてBiSだったってのもあって、その元研究員である僕に数年越しにBiSと再開させてくれてBAND-MAIDには本当に感謝の言葉しかない。いや感動を通り越して「こんなんあえりえん」としか言葉にできない。それぐらい奇跡の対バンだった。もちろん、女研究員がアクシデントに見舞われたのは残念な事だったけどね。でも彼女がBiSのファン(女研究員)であるなら尚さら、彼女を7月のお嬢様限定ライブに無料で招待すべきだと思うし、マネージャーのなすきゅんが自腹でキャッシュバックすべき案件だと思う(つうか、渡辺が払うべきだろ)。なすきゅんはその子の顔見てると思うからね。

・・・以上、これが5月10日の【冥途の日 】に起こった「真実」です。信じるか信じないかは・・・

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NECRONOMIDOL 『DEATHLESS』

Artist NECRONOMIDOL
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Album 『DEATHLESS』
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Tracklist

01. END OF DAYS
02. 4.7L
03. SKULLS IN THE STARS
04. KERES THANATOIO
05. CHUNGKING REDLINE
06. HEXENNACHT
07. NEPENTHE
08. ITHAQUA

おいら、BABYMETALの存在をはじめ、それこそVampilliaBiSがコラボした『the divine move』”mirror mirror”ツジコノリコをフィーチャーした”Endless Summer”を聴いた時に、今の時代、色んなアイドルがおっても許される時代なわけだし、それならAlcestDeafheavenみたいな「ポストブラック」やるアイドルおっても面白いよなって、ふと考えたことがあって、でも流石にポストブラックをベースにしたアイドルはおらんやろぉ...と思ったらおった。それが東京を中心に活動する「暗黒系アイドル」こと、その名もNECRONOMIDOL(ネクロノマイドル)だ。

略称ネクロ魔ことネクロノマイドルは、ピッツバーグ生まれのマネージャー、リッキー・ウィルソンが募集したオーディションにより2014年に結成された、オリジナルメンバーの柿崎李咲と白塗りペイントの瑳里を中心とした五人組の暗黒系アイドルだ。昨年の1月に1stアルバムの『NEMESIS』をリリースし、新体制となって約一年ぶりにリリースされた2ndアルバム『DEATHLESS』は、「死の淵から這い上がる DEATHLESS」を怨みつらみ文句に異世界の入り口へと誘う。



一度再生すると、一曲目の”END OF DAYS”からド肝抜かれる。「人を呪わば穴二つ」を合言葉に、地獄門の扉が開き始める邪悪なトレモロ・リフから、日本語と英語を交えた中島みゆきばりに『闇』の深いダークな世界観を司る、メンバー自らが手がけた歌詞を歌う初期BiSを彷彿させるエモみのあるボーカル/ユニゾンを、疾走感溢れるソリッドなリフと粗暴なブラストに乗せてブルータルに展開し、そして来たる3:21秒以降、それこそDeafheaven顔負けのPost-系のクリーンパートに突入した瞬間、僕は「holy fack...」と声を漏らした。この、いわゆる「静と動」のメリハリを効かせた急転直下型の緩急は「ポストブラック」の常套手段であり、それこそポストブラ界のレジェンドことAlcestの「教え」を理解し、それを守り通している。

その「暗黒系アイドル」を称するに相応しいブラックな幕開けから、一転して#2”4.7L”ではシンセや打ち込みを主体としたピコピコ系の典型的な地下アイドルソングを聴かせ、続くシアトリカルでポップなメロディをフィーチャーしたアップテンポな#3”SKULLS IN THE STARS”、今度はX JAPAN顔負けのツインリードを聴かせるV系歌謡ロックナンバーの#4”KERES THANATOIO”や80年代のダークウェーブを彷彿させる”CHUNGKING REDLINE”、そしてアニメ『地獄少女』のOPテーマに打ってつけな、日本の怪談あるいは童謡のノリで北欧の「ヴァルプルギスの夜」をテーマに歌う”HEXENNACHT”ネクロ魔の全てを凝縮したドラマティックなラストの”ITHAQUA”まで、初期BiSあるいは黄金期BiSの地下という意味でのアングラ感とブラック・メタルならではのアングラ感が引かれ合った、いい意味でB級感溢れるチープなサウンドがクセになる。正直、今の新生BiSよりもネクロ魔のがBiSっぽさあります。

今作の楽曲はそれぞれ外部ライターによるものだが、その曲調は幅広くどれも個性があり、V系ロックから打ち込み系のポップなアイドルソングから稲川淳二もビックリの怪談ソングまで、アレンジも実に多彩でバラエティ豊かに仕上がっている。ボーカル面では、5人それぞれ声質に特徴があって区別しやすくて、それ故にユニゾンパートがより効果的に魅力的かつ心地よく聴ける。そして、通常のアイドルではお目にかかれない、『死』や『ギリシャ神話』をモチーフにした深みのある歌詞はメンバー自身が手がけており、これはもうUlverThe Assassination of Julius Caesarと双璧をなす今年マストのブラック・メタルアルバムと言っても過言じゃあない。確かに、ブラック・メタルを謳いながら実際にブラック・メタルっぽいのって一曲目だけやんと思うかもだが、逆にこれくらいの方がちょうどいいのかもしれない。ちなみに、僕の推しは、今年加入したばかりの月城ひまりちゃんですw

ちょっと面白いというか、こいつら侮れないと思ったのは、今作の音源をBandcampで買うとflacが24bitのハイレゾ仕様になってて、その音質面を含めて音に対する「こだわり」を見れば、いかにネクロノマイドルが「ガチ」な暗黒系アイドルやってるのかが分かるはずだ。是非ともVampilliaあたりとコラボした作品を期待したいし、自分もこれに触発されてシューゲイザーブラック系アイドルグループ立ち上げたくなったので、今ここでメンバーを募集します。応募条件は18歳から25歳までの可愛いGIRLでお願いします。

DEATHLESS ※初回限定SANGUIS盤
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BiSH 『KiLLER BiSH』

Artist BiSH
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Album 『KiLLER BiSH』
KiLLER-BiSH

Tracklist

02. ファーストキッチンライフ
04. Stairway to me
05. IDOL is SHiT
06. 本当本気
07. KNAVE
08. Am I FRENZY??
09. My distinction
10. summertime
11. Hey gate
12. Throw away
13. 生きててよかったというのな

BiS復活について、まさか新メンバーオーディションでツッツセカンドサマーが落選したのが意外すぎるっつーか、そんなこんなで久々にBiS界隈を覗いてみたらBiSHから推しのハグ・ミィが脱退しててショックだった今日このごろ、そんなことよりBiSHの読み方が「ビスエイチ」じゃなくて「ビッシュ」だと知ってわりと衝撃的だった今日このごろ。そのBiSHが知らず知らずのうちにメジャーデビューしてて、そのエイベックスからメジャー1stアルバム『KiLLER BiSH』が、しかも9月5日の一日限定でitunesで300円で投げ売りセールしてたから聴いてみた。



一曲目の#1”DEADMAN”からDビート系のクラスト・パンクチューンで、「なんだこいつら頭パープリンかよ」ってなったけど、すぐに「いや、これが自称【楽器を持たないパンクバンド】ことBiSHなんだ」ってなった。その勢いのまま、幾度となくアイドルの常識と概念を覆してきた破天荒なアイドルグループとかいうBiSのコンセプトを教科書どおり則ったような、それこそ『Blood Mountain』の頃のMastodonもビックリのハードコア然としたトラックとリンリン作詞のリリックがあの頃のモンパチに急接近する#2”ファーストキッチンライフ”、次は今流行りの小百合ネタを取り扱ったMVがエモすぎる曲で、その”オーケストラ”とかいうタイトルどおり、ANATHEMAばりの壮麗なストリングスとピアノ、そして百烈拳乱れ打ちのようなドラミングが俄然センセーショナルかつエモーショナルに演出する。そして勘がいい人なら”Stairway to~”と聞いたら真っ先にLed Zeppelin『天国への階段』を思い浮かべるハズだが、まさにその名曲中の名曲をオマージュした#4”Stairway to me”すなわち『私への階段』は、それこそ”Stairway to Heaven”のパクリ騒動なんぞモノともしないような、例の『天国』すなわち『HEAVEN』への旋律を奏でるアルペジオから、「剛」アイナ「柔」チッチを中心にエモい掛け合いを見せる静寂的な序盤、そこから一転してハードロック化する転調以降のGソロを筆頭にオルガンとドラムとベースを巻き込んだ激アツなソロバトルとか、「これもうアイドルソングの枠超えてるってレベルじゃねーぞ」感半端なくてウケるし、とにかく音使いまで70年代のクラシック・ロックを丸々オマージュしている。
 

まるで新生BiSの復活を見越して、一足先に宣戦布告という名の先制攻撃を仕掛けるかのような、それこそBiS”IDOL”をベースにしたメタリックなヘヴィソングの#5”IDOL is SHiT”、新メンバーの推しメンアユニ・Dが作詞した、全国54万人のヒキコモリの「俺はまだ本気出してないだけ」論を謳った青春パンク風のリリックとBiS”DiE”を彷彿とさせるブラストとともに、前前前進あるのみとかばり前向き過ぎるポジティブなエネルギーが爆発するビッグスケールなアリーナロックの#6”本当本気”、今度は”nerve”のオマージュと見せかけて全然関係ない#7”KNAVE”Kayo Dotみたいな暗黒微笑的エクスペリメンタルなイントロから、痛快なグルーヴを刻むドラミングを軸にフレンチ産の自殺系ポスト・ブラックメタルばりに荒涼としたノイジーなトラックとリンリン作詞の絶望感溢れる歌詞がシンクロする#8”Am I FRENZY??”、楽曲ステータスをエモさに全振りした井口イチロウ氏作曲の#9”My distinction”、メロコア風の英詞曲の#10”summertime”、またもやカッティング系のリフで展開する#11”Hey gate”、再び激情系ブラック・メタルみたいなギターをかき鳴らす#12”Throw away”、ラストはスタートから全力疾走してきた自らのゴールを祝うかのような、それこそ合唱コンクールばりにハートフルな曲で幕を閉じる。

本家BiSの楽曲コンセプトはオルタナ寄りの傾向というイメージが少なからずあったけど、このBiSHは比較的ストレートでオーガニックなリフでゴリ押してくるハードロック/メタル系の楽曲コンセプトみたいなイメージが強くある。特にアルバム後半はそのギターロック化が顕著で、なんかもう「BiSHは楽器を持たないポスト・ブラック・メタルバンド」と言っても過言じゃあないレベル。これはBiS全般にも言えることだけど、相変わらずだけど今作は特にドラムのトラックが異常にかっこいい。

やっぱり黄金期BiSのプールイとテラシマユフに匹敵するアイナとチッチの歌唱メンコンビをはじめ、基本的にビスエイチメンバーの歌声ってサウンドPの松隈さんが作るトラックの「乗り」がいい。実は、ここがBiS界隈で1番羨ましがられる所なんじゃないかと思う。あと脱退したハグ・ミィには悪いけど、新しくアユニ・Dが加入したことで、「剛」のアイナと「柔」のチッチにはない愛くるしい萌(ェモ)声が曲と歌割りに絶妙なアクセントとギャップを与えてるし、それは今作の完成度を見ても明白で、なんかこれで攻守ともにBiSHが完璧になった感すらある。それこそ→「ちょっと待って、これBiS復活する必要なくね?BiSHだけでよくね?」みたいになるくらい、それこそBABYMETALの新譜と肩を並べる傑作だと思うし、逆にこれ300円で聴いちゃってなんかスゲー罪悪感を憶えるというか、これが一日限定でも300円で買えちゃったということ自体ほぼ奇跡に近い。しかし予想外にアルバムの内容が良かったもんで、同日に駆け込み需要で旧作も300円で買おうとしたら通常価格に戻ってて、この時間にルーズで色々な意味でガバガバな感じがBiS界隈に帰ってきた気がして別に嬉しくはなかった。

現状の期待値は【BiSH>>>新生BiS>>>SiS】といった所か。正直、新メンバーオーディションで落選したツッツセカンドサマーSiSで揃えばBiSHを超えるポテンシャルで問答無用に推せたと思うけど、いかんせん現状だとセカサマSiSに参加するけど自分が1番推してたツッツは参加しないらしく、やっぱり現状ではBiSHが他を寄せ付けないくらいイケイケの独走状態だ。てっきりツッツセカサマのどちらか一人は選ばれると、正直それくらいの逸材だと思って見てただけに、今回の落選はとにかく想定外の結果だった。けど、新生BiSに選ばれた5人を見たら「うわなんかスゲーBiSっぽい・・・」ってなったし、もはや「プーカスいらなくね」ってなった。しかし渡辺マネは一体新生BiSをどうしたいのか不明過ぎる、というか未知数な所があるのでなんとも言えない。現状、11月に予定している新生BiSのアルバムがこの『KiLLER BiSH』を超えてくるとは到底思えない。それほど、推しのアユニ・Dが新加入して隙がなくなった今のBiSHの成熟感ったらない。
 
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Vampillia 『the divine move』 レビュー

Artist Vampillia
Vampillia

Album 『the divine move』
the divine move

Tracklist
1: lilac (bombs 戸川純)
2: mirror mirror (bombs BiS)
3: endless summer (feat. ツジコノリコ)
4: tasogare (feat. 長谷川裕倫)
5: good religion (feat. Mick Barr)
6: dizziness of the sun (feat. ツジコノリコ)
7: oops i did it again (bombs BiS)
8: endless (massaka) summer (feat. ツジコノリコ and 真部脩一)
9: lilac bombs 戸川純 (perfect ending ver)

「相対性理論から真部脩一が脱退!?」←まぁわかる
「真部脩一改め真部デトックス脩一がVampilliaに加入!?」 ←ファーーwww

・・・本作品の『the divine move』は、自称ブルータル吉本オーケストラことVampilliaに正式加入したex相対性理論の行方不明者真部脩一改め真部デトックス脩一が歌詞と歌メロを担当した「bombs」シリーズをフューチャーした日本企画盤、そしてVampilliaがJ-POP産業に挑戦したコンセプトアルバムとなっている。そのオープニングを飾るのは、ゲストに戸川純を迎えた#1”lilac”で、学研の付録楽天のブログなどの相対性理論節全開のユニークな歌詞を摩訶不思議に歌い上げる戸田純と、日本の季節感を彩る情緒豊かなストリングスや琴のような和音が織りなすミニマルかつノスタルジックな、それこそ久石譲を彷彿とさせる映画音楽ライクな美しくも幻想的なメロディを織り交ぜながら、どこか懐かしい、子供の頃に毎朝ポンキッキーズを見ていたあの夏の思い出が甦るような、それこそ『ちびまる子ちゃん』のEDテーマに起用されてもオカシクないほどの2次元力の高さに、まるで童謡『まんが日本昔ばなし』のセカイに迷い込んだかのような、その奇想天外なポップ・ワールドに度肝を抜かれる。相対性理論では女子中高生の甘酸っぱい乙女心を繊細に描き出していたが、この曲では「夏休みの宿題よりも気持ちのいい事しよう...(ムラムラ)」という、まるで稲中卓球部の前野のような男子中学生の煩悩をセキララに描き出している。



【BiSなりの卒業式】・・・おいら、以前から【BiS×非常階段=BiS階段】がありなら【BiS×Vampillia=BiSpillia】【BiS×DEAFHEAVEN=BiSheaven】もしくは【BiS×DIR EN GREY=BiS EN GREY】が実現する可能性もワンチャンあるんじゃあねーか?って密かに期待してたんだけど、その中で最も実現的だったBiSVampilliaのコラボが、この度アッサリと実現して大変嬉しく思っている。まさか対バンだけでなく、花見合コンや遂には楽曲コラボなんて・・・しかもソレ+真部ってのは、まさかまさかのマッサカサマーだった。そんな、解散を間近に控えたアイドル界の最終兵器ことBiSとブルータル吉本オーケストラことVampilliaのコラボが実現した楽曲こそ、ex相対性理論真部脩一あらため真部デトックス脩一が手がけた「bombs」シリーズの二曲目”mirror mirror”だ。まるで『アイドル戦国時代』の殺し合いの螺旋からの卒業もとい解散を祝うかのような、担任の山本先生によるピアノの伴奏とともに、それこそ”BiSなりの卒業式”を祝うかのようなBiSメンの合唱で幕を開け、ココロが力強く弾む扇情的なストリングスや東京都心はパラレルワールドに迷い込んだかのようなメロディ、そしてDEAFHEAVENばりのスクリーモ/デプレッシブ系ブラゲ直系のギターを掻き鳴らしながらリリカルに展開していく。そして最期はBiS下衆の極み乙女の感情とVampilliaのゲスい吉本魂が激しく共鳴し合い、ゲスやビスやブスやクズやカスなど...あらゆる激情的な感情と刹那的なエモーションを爆発させながら、まるでBiSメンが処女喪失する瞬間の衝動を叫ぶような奇声とBiS階段リスペクトな極悪ノイズが蠢く混沌(カオス)の渦へと聴き手を引きずり込んでいく。正直、この曲の展開力には驚かされた。往年の相対性理論を彷彿とさせるシティ・ポップ感と、いわゆるポストプログレッシブ/ポストロッキンな音使いをもって、デプレッシブ系アイドルという名の偶像、その刹那的な人生を振り向かずに駆け抜けてきた一つの『アイドル激情物語』を繊細に紡ぐリリカルな展開力、そのBiSと吉本芸人Vampilliaが持つゲスの極みが一つになることで、それこそSTAP細胞を超える異常な化学反応を起こし、まるでDIR EN GREYの京の自傷行為に匹敵する”この胸に絡みついた灼熱の純情な感情”を爆発させる。この曲は、僕がBiSに対して漠然としたポストブラック精神を感じていたのはコレだったのかと、あの”DiE”はこの曲の伏線()だったんだ、と。正直、この曲だけでBiSのラストアルバムの存在意義を超えちゃってるというか、本家のラストアルバムWHO KiLLED IDOL?よりもBiSメンの個性が活かされているという皮肉(特にプー・カスとカミヤサキ、そしてのぞ氏がいい味出してる)。ある意味、この曲こそ”BiSなりのラストソング”、つまり卒業ソングだと思うわ。正直、真部ちゃんが相対性理論を抜けてVampilliaに正式加入したって聞いた時は→「ゴラアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!真部ええええええええええええええええ!!相対性理論抜けてこんな所でなにやっとんじゃあああああああああああああああ!!」って激おこプンカスだったけど、この「bombs」シリーズ二連発を聴いちゃったら最後→「これが真部ちゃんが相対性理論を抜けてまでやりたかった音楽か...フッ」って、すまし顔で僕はソッと口を閉じた。しっかし、あの真部ちゃんが”アイドル”をどのように料理するのか?最初は全くイメージ出来なかったんだけど、実際聴いてみたら「やっぱ真部ってスゲーわ」ってなった。



【Vampillia=ネタバンド】・・・このヴァンピリア、実はAlcestの初来日公演のサポートで初めてその存在を知ったというか、その破天荒なライブパフォーマンスを観てからは、自分の中で”Vampillia=ネタバンド”というイメージが根強くあったんだけど、その悪いイメージを払拭してくれたのがこの”endless summer”という、ゲストという名の語り部にツジコノリコを迎えた約4分33秒の曲だったんだ。これは以前にアルセスト来日のサポートを経験した影響なのかは定かではないが、正直ここまでポストブラック然とした楽曲が書けるなんて素直に驚いたし、このヴァンピリアというバンドのポテンシャルの高さに面食らったと同時に、この僕に生まれて初めて”ヴァンピリアの楽曲”を意識させた曲でもあり、生まれて初めて”ネタバンド”ではなく一つの”アーティスト”として認識させたほどの曲だった(なお、先日のライブで改めて”ネタバンド”という認識が強くなった模様)。で、この曲は”mirror mirror”の上位互換とも取れる曲で、ツジコノリコという名の語り部が『世にも恐ろしいグリム童話』のような儚くも陰惨な世界観を朗読しながら、優しくも切ないピアノやシガーロス直系の壮麗優美なストリングスを擁したATMS系ポストロックなアプローチをもって繊細かつリリカルに展開し、そしてボーカルの天パクソ野郎によるあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!!という咆哮と共に、まるでNe Obliviscaris(ネ・バブリシャス)の如し抒情的な旋律を奏でながら天空を駆け巡る超絶epicッ!!なストリングスを凶悪なトレモロ・リフに乗せて、それこそKayo Dot『Hubardo』に匹敵する極悪のアヴァンギャリズムの中で、静かなる狂気を解放し、そして死者の霊魂を浄化していく。この曲調、このMVが醸し出すグリム童話感というのは、まさにスティーヴン・ウィルソン氏がソロ活動で描いている世界観に近く、少し大袈裟かもしれないが、UKの奇才スティーヴン・ウィルソンとアンダーグラウンドシーンの暗黒星Kayo Dotを繋ぐ架け橋的な存在こそ、このブルータル吉本オーケストラのヴァンピリアなのかもしれない。 しっかし、こうも大層なオルタナティブ・ミュージックやってるのにも関わらず、こうも人気が爆発しないのは、そのあまりにもニッチな隙間を狙いすぎている音楽性だから...なんだろう。



【マッサカサマーウイカ】・・・あぶらだこの長谷川裕倫をゲストに迎えた”tasogare”は、静寂の中で独り寂しくこだまする雨漏りのような哀しいピアノと長谷川裕倫のキモい語り部に黄昏れる、まるでアニメ『惡の華』のED曲の”花 -a last flower-”の原曲をオマージュしたかのような前半から一転して、後半からはEfなどの北欧ポストロックライクなアプローチやポップなピアノをフューチャーしながら、マスいリズムをもってまるでカーニバルのように明るく楽しく、そしてカオティックに展開していき、そして最後は男の娘ことVelladonの美輪明宏ばりのオペラティックなボーカルを披露し、まるで一つのミュージカルを観ているかのような、空前絶後の壮大なクライマックスを迎える。これこそヴァンピリアのポテンシャルがフルに発揮された、まさにプログレッシブでアヴァンギャルド、まさしくブルータルオーケストラな楽曲と言える。そして、USBM界のトレモロマスターことKralliceMick Barrがゲスト参加している”good religion”は、本家KralliceLiturgy譲りのハイパー・メガ・トレモロ地獄の中で、優雅なピアノと優美なヴァイオリンがエクストリームに交錯するファストナンバー。再びツジコノリコをゲストに迎えた”dizziness of the sun”は、瀬戸内国際芸術祭関連事業のために書き下ろされたという、ツジコノリコのストーリーテラー感および母性に溢れた歌声とピアノを中心に、緩やかに抒情的な旋律をもって静寂のリリシズムを発揮しながら、内向きだった感情が徐々に外側に解放されていくような、あまりにも芸術的過ぎるナンバー。それこそ先ほどの”endless summer”じゃあないが、それよりもスティーヴン・ウィルソン氏の”The Raven That Refused To Sing”的な、まさしく”Post”な展開力と無限のスケール感を持った曲だ。そして実質本編ラストを飾る、再びBiSをゲストに迎えた「bombs」シリーズの”oops i did it again”は、BiSメンによるゲップや喘ぎ声や泣き声や叫び声などの不快な擬音に重厚なストリングスとピアノを加えた曲で、先ほどの”mirror mirror”をイメージして聴くとあまりのゲスっぷりに吐き気をもよおすこと請け合い。その最後にのぞ氏が「ありがとう」と卒業生からの答辞を述べる辺りも、より”BiSなりの卒業式”を感じさせて面白い。オマケにはマッサカサマーウイカ仕様もとい真部ちゃん仕様の”endless (massaka) summer””lilac”(perfect ending ver.)が収録されている。とりあえず、真部ちゃんはBiSだとウイカパイセン推しなのはわかった(えっ)。”lilac”の(perfect ending ver.)は、より映画音楽的なドローン/ノイズ風のアレンジに惹き込まれる。



【Post-感】・・・僕は、あくまでもアルセストスティーヴン・ウィルソン氏を中心とした”Post-Progressive”な立ち位置からしか、このヴァンピリアの楽曲を紐解くことが出来ないけれど、そんなヴァンピリアが普段から居るちょっとスカした立ち位置とは少し違った”俺の界隈”目線で聴いてみても、予想以上にツボにハマった感あるし、むしろ逆に本作のような本筋から少し逸れた日本企画盤だからこそ、ここまで今作を相対評価以上に楽しめてるんじゃあないか?って。やはり、それは賛否両論を生んだ相対性理論TOWN AGEと同じ”Post-感”だったり、一方で往年の相対性理論を思わせるシティ・ポップ感だったり、自分の好きな音が”ポップ・ミュージック”という枠組みの中で、強引ではなくあくまでも自然な形で一体化し、これはパスピエの楽曲作りの”うまさ”にも繋がってくる話なんだけれど、明らかに”ポップ・ミュージック”ではない音を一つのアルバムにパッケージしてしまうセンス、このヴァンピリアという名のお笑い芸人が持つ底知れぬ”Post-Pop”なセンス、もはや僕たちは新たなるポップ・ミュージックの夜明けを目の当たりにしているんじゃあないか?って。

【総括】・・・もちろん、国内外からのゲストを迎えてコラボした楽曲も素晴らしいが、ポストロックやポストプログレッシブに通じる”ポスト-リリカル”な展開力の高さこそ、このヴァンピリアの真骨頂だと僕は思っていて、そのポテンシャルがフルに発揮された「bombs」シリーズ、特にBiSが参加した”mirror mirror”みたいなリリックを大切にした曲を聴くと、どうしても歌詞カードを見ながらその世界観に没頭したくなるんだけど、いざ歌詞を見ながら楽しもうとしたら、アートワークの裏にクレジットが書いてある紙一枚だけの仕様だった...。一応は真部ちゃんが書いた歌詞を一つのウリとしているわけだし、その歌詞が創り出す独創的な世界観が今作の見せ場になっているからこそ、余計に最低限の歌詞カードは欲しかったなーと。まぁ、レーベルの懐事情がカツカツなのが伝わってきて逆にエモかったけど。あとメイドイン台湾という謎流通も実にエモい。欲を言うなら→(ありえないことだけど)その「bombs」シリーズの歌い手に”サブカル界のオボちゃん”ことやくしまるえつこが参加してたらビバナミダだったわ。これ、もはや今年のBESTアルバムと言っても決して過言じゃあない。しかしこうなってくると、長年の”アルバム出るよ出るよ詐欺”が遂に詐欺じゃなくなる1stフルに対して、更に大きな期待がかかるってもんです。

裏ジャケ

【アイドル×アーティスト】・・・”ポップなんだけどポップじゃない”、”ポップじゃないのにポップ”みたいな不条理な感覚と、一枚のアルバムに”アイドル””ブラックメタル”が何の違和感もなく平然と共存している頭のおかしさ、こんな”いともたやすく行われるえゲスない行為”は世界中探してもこのヴァンピリアにしかできないだろうし、ある意味、こいつらベビメタ以上に革命的なブッ飛んだ事やってるんじゃねーか?って。これはBiSを見れば顕著なんだが、ここ最近、いわゆるアイドルと一般的なアーティストとのコラボという名の”アイドルを利用したカネモウケ”が本当に増えてきている。この現象は、もはやアイドルとアーティストとの壁や垣根がなくなってきた、それこそ昨今の日本の音楽シーンを司る大きな流れなのかもしれない。そういった視点から音楽界隈を眺めてみると、ガラパゴス化したと言われている今の邦楽シーンは本当に面白いし、一方で洋楽がオワコンと呼ばれるのにも納得してしまう。当然、このヴァンピリアも抜け目がないというか、その辺のアンテナがシッカリしているバンドだということは、今作で既に証明済みだ。なにはともあれ、解散を目前にしてもなお僕を色々な意味で驚かせてくれるBiSメンには敬意を表したい。 あと裏ジャケには絵本タッチに可愛くデフォルメされたBiSメンが描かれているんで、これだけで研究員はマストバイなんじゃねーかなぁ。もちろん、”BiSなりの卒業式”的な意味でもね。

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