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墓っ地・ざ・ろっく!

BAND-MAID

【5/10】BAND-MAID presents【冥途の日】day1@TSUTAYA O-WEST

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BAND-MAID
が4月の【宣告】ツアーで垣間見せたのは、バンドの中心人物である小鳩ミクのもう一つの人格である伝説の地下アイドル「野口みか」の存在だった。いま思えば、その伏線は翌月の5月10日=メイドの日に向かって伸びていたものだったと分かる。

BAND-MAID主催の【冥土の日】の対バンライブとして招待されたのが、新生アイドル研究会ことBiSとバブル時代をコンセプトにしたベッド・インという、つまり伝説の地下アイドル「野口みか」率いる「Brand New MAID」ことBAND-MAID「Brand-new Idol Society」ことBiS「地下セクシーアイドル」ことベッド・インによる、まるで異種格闘技戦のような、個性豊かな3組の「地下アイドル」達による奇跡の対バンイベントが実現。結論から言ってしまえば、笑いあり、涙あり、エロあり、感動ありの、もはや音楽の枠組みを超えたサイコーのエンタテインメントだった。

はじめに、この度実現した【BAND-MAIDとBiSの邂逅】が、自分にとってどれほど大きな出来事だったのか、まずそこから一つ一つ紐解いていきたいと思う。

今のBiSって、自分が元研究員(研究員はファンの呼称)だった頃のBiSとはメンツがガラッと変わってて、今のBiSって2014年に横アリで一度解散した後、2016年に新メンバーを迎えて再始動した新生BiSで、そのBiS再始動のために必要な新メンバーを募集する、その舞台となったのが、他ならぬ第一回WACK合宿オーディションだった。

改めて、今や毎年のように開催されるようなったWACK主催の合宿オーディションは、僕自身かなりのファンで、初開催となる2016年の合宿オーデから1人の視聴者あるいは元研究員として、ニコ生の配信でコメントや投票を通して参加していた。その記念すべき第一回の合宿オーデは今でも強く印象に残っていて、特に水着審査では現アヤ・エイトプリンスが全くエロくない水着姿だったのと、逆に現キカ・フロント・フロンタールがドスケベな水着を着て笑いを誘ったりして、ゴ・ジーラは実力とポテンシャルで視聴者からの票を集めて常に上位にランクインしていたし、ペリ・ウブに至っては今や毎年恒例となったデスソース入りのカレーを泣きながら食べてたのが強烈な印象として記憶に残っていて、その泣き顔を見ながら僕は「さっさと食えよブスwww」と、まるで他人事のように笑いながら見ていたのを思い出す。ちなみに、自分の推しメンはメタTを着てた子とex-SISで現ギャンパレのユイ・ガ・ドクソン、その次くらいにアヤプリ推しだった。アヤプリには一回くらいは投票したかなって感じ。

ビジュアルに特化したオールラウンダーで即戦力のアヤプリと露骨に歌唱メンとして選ばれたキカ元祖BiSヒラノノゾミの後釜を期待されたゴジプー・ルイ(WACK)のミーム=遺伝子を継ぐ者であるペリ、そんな破天荒な個性を持つ、それこそBiSの新メンバーに相応しい4人の新メンバーと「レジェンド・オブ・BiS」ことプー・ルイが一つになったのが新生BiSだった。とは言え、正直なところ、既に合宿の時点でBiSよりもBiSHの勢いに注目していた自分は、同時に本家ミチバヤシリオが在籍していた頃のBiSを知っているからこそ、俄然今の新生BiSには興味が持てなくて、もちろん応援したい気持ちは山々なんだけど、どうしても自分の中にある「コレジャナイ」感が拭いきれなかった。

そんな事をしていたら、その翌年の2017年に開催された第二回WACK合宿オーデに合格した、現パン・ルナリーフィももらんど新生BiSに加入する事が決まった。しかし、その時の自分はすっかりBiSHアユニに魅了されてて、合宿の候補者的にも当時ガミヤを名乗っていた現EMPiREYUKA EMPiREを推していたから、正直パンに至っては(居たのは覚えてるけど)自分の中であまり印象に残らなかったし、逆にももらんどはどっちかっつーとネガティブな意味で記憶に残っていて(ネガティブと言ってもWACK的にはそれはポジティブでもある)、しかし最終的にまさかこの2人がBiSに加入するとは全く予想してなかったから、渡辺の口から結果を聞いた時は素直に驚いた。更に、アヤプリがギャンパレに期限付き移籍、そしてex-BiSカミヤサキBiSに期限付きで復帰するとの衝撃的な発表があった。正直、そろそろアヤプリ推そうかと思ってた所にこの移籍騒動があって、露骨にWACKに対して不満感をつのらせたのも事実。「渡辺フザケンナ」って。

そうこうしている内に、気がつけばキカが白塗り界隈の住人と化してて、端から見てて「一体今のBiSに何が起こってるんだ・・・?」と困惑してる所にプー・ルイBiSを脱退するという衝撃ニュースが飛びこんできた。もはや驚いたというより、「え?そもそもプー・ルイってBiS脱退できるもんなの?」って冷静にツッコンだ。というのは、これまで結成当初から【BiS=プー・ルイ】みたいな、プー・ルイがいてこそのBiSというか、それこそプー・ルイさえいれば他がどうであれそれはBiSに違いない、という確信があった。しかし、BiSからプー・ルイが抜けた途端に自分の中で「それはもはやBiSなのか?それってもうBiS同好会なんじゃあないか?」という疑問が沸き起こった。何故なら、プー・ルイのいないBiSなんて想像もできなかったからだ。もはやBiSとは?一体何なのか、少なくとも元研究員の立場からはまるで理解できなかった。

今年開催された第三回WACK合宿オーデの合格者が多数BiSに加入することが決まり、しかもBiSはJリーグ方式を取り入れ、6月からはBiS1stとBiS2ndに分裂して活動することが発表された。その衝撃も冷めやらぬまま、またしてもBiSに悲劇が起こった。なんとこのタイミングで第二回合宿オーデ合格者のももらんどBiSから脱退するとアナウンスされた。更に驚いたのは、ももらんどの脱退劇が何事もなかったかのように過ぎ去っていったこと。いやいや、これまでのBiSってメンバーの誰かが脱退するたびに何かしらのドラマがあったハズなのに、そこが一つの魅力であったはずなのに、何か現役研究員もマネージャーの渡辺も「そうだよね」みたいな雰囲気で納得しちゃってる始末。確かに、確かにももらんどは合宿オーデでも歌やダンスの面でも圧倒的にスキルは足りない子だったけど、しかしそれ以上に視聴者を惹き付けるWACKアイドルとして必要な唯一無二の個性を持っていた、だからこそ合格したわけだし、渡辺自身もももらんどが持つその無限の可能性に期待してたハズだ。なのに冥土の日の対バンを目の前にしてこの最悪の結末。ももらんどの脱退は、プー・ルイのダイエット企画で炎上した件や今年の合宿オーデのデスソース事件など、つい最近渡辺がやらかした案件が霞むぐらい、これこそマネージャー渡辺の責任問題だろと。というより、なんか渡辺ってホントに才能枯れちゃったんだなって悲しくなった。

改めて、BAND-MAIDBiSが対バンすると聞いた時は驚きよりも喜びの方が大きかった。何故なら、昨年にBAND-MAIDの1stアルバムの記事の中で、僕は【ベビメタ包囲網】の一環としてBiSHと対バンしてほしいみたいな事を書いていて、他にもBAND-MAIDって過去作にWACKアイドルのサウンドPでお馴染みの松隈ケンタ率いるSCRAMBLESから”FREEDOM”とかいうお給仕でも定番の神曲を楽曲提供されてたりして、実はBAND-MAIDとWACK界隈にはずっと前から因縁もとい前向きな縁みたいなのがあって、だからこのタイミングでクラウンとかいうどこの馬の骨かも分からないレーベルメイトのBiSと邂逅するのは必然的だったのかもしれない。え?BiSHじゃないって?その理由としては至ってシンプルで、今のBAND-MAIDのバンドとしての「格」をWACK界隈のアイドルで測った時に、知名度や立場的にBAND-MAIDと最も対等なWACKアイドルが「プー・ルイのいないBiS」だったということ。ただそれだけ。でも、個人的に最も面白いと思ったのは、自分の中でBAND-MAIDの彩ちゃんって「闇堕ちした鈴木愛理」みたいな解釈を持っているのだけど、その「闇堕ちした鈴木愛理」こと彩姫擁するBAND-MAIDと、ビバラポップで憧れの存在である鈴木愛理とのツーショットを実現させたアヤプリBiSが対バンするという、あくまで自分の中での謎の繋がりにニヤリとせざるを得なかった。これは余談だが、TS PLAYというウェブラジオ番組でBAND-MAIDは2月のパーソナリティだったんだけど、実はそのBAND-MAIDの前枠のプログラムが鈴木愛理だったのは偶然か、はたまた伏線か・・・?

そんな、自分の中で色々な意味でも因縁のある対バンが渋谷のTSUTAYA O-WESTで開催されるとのことで、予想するまでもなく前売りで完売必須、チケ取れるか不安だったけど無事に当選、しかし今年のお給仕の整理番号は三桁台というツキに見放されている流れで、いざビクビクしながら発券してみたら二桁前半というワンチャン最前行けそうな良番をゲット、いざ番号順に入場してみるとガチで最前行けたけどちょっと遠慮してだいたい彩ぴょんが目の前に来る2列目にポジった。そして7時に開演(開演前には禁止行為とBiSだけは撮影可能とのアナウンスがあった)。自分の予想ではベッド・インが一番手で、二番手がBiSかなと思いきや、まさかのBiSがトップバッター。

遂に僕という元研究員の前に「プー・ルイのいないBiS」が現れたのだ。僕は「さて、プー・ルイのいないBiSがどれだけクソなのか、元研究員が徹底的に評価してやる!」と謎の意気込みが凄かった。メンバーが登場すると”WHOLE LOTTA LOVE”という「プー・ルイのいないBiS」を象徴する、つまり「今のBiS」を代表する曲で幕を開ける。「おいおい、元研究員の前でその選曲はナメすぎだろ。全部nerveにしろや渡辺」って心の中でツッコンだ瞬間、次の曲でホントに”あの頃”のBiSを象徴する”nerve”のイントロが流れてきて、あの頃の研究員時代の記憶が蘇って泣いた。しかもお馴染みのサビでゴジにレスされて、あの頃には実現できなかった「夢」が叶った気がしてめっちゃ嬉しかった。その後も”IDOL”ではアヤキカが激しいスクリームを轟かせ、”Fly”ではプー・ルイの歌割りをペリが受け継いでいてエモすぎて感極まったというか、あの合宿オーデで泣きながらデスソース入りのカレーを食ってた候補生が、今やプー・ルイの歌割りを任されるくらいに逞しくなってるのを見て、「あっ、人間って成長するんだな」って謎の感動を覚えた。それらの「プー・ルイがいた頃のBiS」を象徴する曲を織り交ぜながら進み、そして”primal.”が始まった瞬間にもう僕はあの頃の研究員に細胞が回帰して例のサビで振り返ろうとしたら、現研究員らしき人は誰も振り向いてなくて「あれ?サビで後ろ振り向かないの?」って危うく後ろの人と目が合って「あっ、大丈夫っす・・・」ってなる所だったわ。

【BiS】
1. WHOLE LOTTA LOVE
2. nerve
3. SOCiALiSM
4. I can't say NO!!!!!!!
5. IDOL
6. ロミオの心臓
7. Fly
8. primal.
9. BiSBiS

なんだろう、はじめは元研究員として上から目線で自分が、気づいた時には過去の合宿を思い出しながら「お前ら全員ワシが育てた」と親目線でライブを観ている自分がいて、アヤプリとかギャンパレから戻ってきてもう完全にBiSのエースだし、ペリとかデスソースカレーで泣いてたブスと同じと思えないプー・ルイの穴埋めに必要なキャパを超えた存在感を放ってるし、ゴジゴジだし、キカとか視界に入るたびに「なんでこいつ白塗りしてんだ・・・俺もうお前の事がわかんねぇよ・・・」ってなるし、パンとか合宿からたった一年でアイドル然としてて可愛くなりすぎだし、他のメンバーと一年のブランクがあるとは思えないほどのパフォーマンスしてるしで、なんかもうエモすぎて「Holy...」唱えまくってたわ。お前らどんだけ泣かせんねんと。気づけば、今日の今日まで自分の中にあった「プー・ルイのいないBiS」への違和感というか不快感は消えていた。確かに、このステージにももらんどが立ってなかったのは残念ではあるけど、これはもうしょうがない。

開演前にBiSだけは写真撮影OKとのアナウンスがあった通り、僕の周りの現役研究員はしきりにスマホで撮影してて、ふと気づいたら僕の左に身長150くらいの小さい女の子がしきりに写真を撮っていて、僕はその「女研究員」の邪魔にならないようにわりと大人しくBiSを観ていた。しかし、そのBiSファンと思わしき女の子が、この【冥土の日】の大きなキーパーソンになることを、あの日の僕たちはまだ知らない。

この日は前売りでソールドアウトだけあって、開演してからはもう殆ど身動きができないくらい前方はすし詰めになっていた。BiSのライブが終わっても、ベッド・インが始まるまでのステージ転換の間も殆ど身動きが取れないほどで、気づけば僕の左前にいた女の子が今度はしきりに後ろを振り向いて二階席を気にしていた。これは後にわかったことなのだが、この日は先日の合宿オーデで合格した候補生が二階の関係者席からライブを観てたらしいのだ(元EMPiREのYUiNAもツイートしている)。このことから、僕の左前にいる女の子は「BAND-MAIDのお嬢様(ファンの呼称)」「ベッド・インの性徒諸君(ファンの呼称)」ではなく「BiSの女研究員(ファンの呼称)」であることを確信した。

そうこうする内にベッド・インが登場。個人的にベッド・インは名前は聞いたことある程度で、その風貌からバブル時代に流行ったものを再現するというコンセプト以外、特に音楽性は全く想像できなかった。オープニングSEをバックにバックバンドとともに登場すると、いきなりボーカル&ギターの中尊寺まいことちゃんまいが上手側の僕に両手で乳をモミモミしながら誘ってきて「出オチかよ」ってなった。しかし、いざ演奏が始まるとバッチバチのハード・ロックやってて、もはや主催のBAND-MAIDもビックリのハード・ロックやってて、しかもちゃんまいのギターが今話題のギブソンでお馴染みのSGってのもガチ感しかなくて、そのバブルのように股おっぴろげるほどド派手なギタープレイと今にもピチピチのボディコンからズリ落ちそうなおっぱいに釘付けになりながら、時には「あれ?つうかもうニップレス見えてね?あれ乳首?」みたいな感じで終始ちゃんまいのおっぱいを凝視していたチェリーボーイ。すると僕はある一つの答えに気づいた。それはちゃんまいのおっぱいは絶対に柔らかいということ。

【ベッド・イン】
1. ♂×♀×ポーカーゲーム
2. Conscious〜闘う女たち〜
3. CO・CO・ROグラデーション
4. GOLDの快感
5. 男はアイツだけじゃない
6. 限界LOVERS
7. C調び〜なす!

ベッド・インのファンは性徒諸君と呼ばれ、伝説のディスコ「ジュリアナ東京」でお馴染みの扇子、いわゆるジュリ扇を振って応援するスタイルだ。そのMCも見た目に寄って個性的で、バブル時代に流行ったバブル用語を駆使して下ネタを連発していくスタイルで会場の笑いを誘った。この日、ベッド・インがヤッた曲の中で気に入ったのは”CO・CO・ROグラデーション”で、6曲目にSHOW-YAの名曲”限界LOVERS”を披露した頃にはまるで気分はバブル全盛のジュリアナ東京だった。これがバブルのオイニーかと。

満を持して、最後は本日の【冥途の日】を主催したBAND-MAIDの出番だ。例のオープニングSEとともにメンバーが登場。依然、フロアは身動きが取れないほどの状態、ふとさっきの女の子の方に目をやると、なんとその子は最前までたどり着いていた。さすが女研究員、度胸あんなぁとか思いながら、それを横目にBAND-MAIDは一曲目から”the non-fiction days”でブチ上げる。その後も新作から”CLANG”から”Carry on living”、そしてBAND-MAIDを代表する名曲”REAL EXISTENCE”から”alone”まで一気に突き進むと、会場の熱気は最高レベルに達する。しかし、次の”Choose me”の曲の途中とあるアクシデントが起きる。その頃には、僕は圧縮もあって初めにいた場所から若干上手寄りに、2列目から3列目あたりまで流されていた。僕から見て左の最前で何やら異変があったみたいで、その方向に目をやると、そこにはさっきの最前にいた女研究員が明らかに気分悪そうにうつ向いていた。すると、その女研究員のそばにいた恐らくストライプス柄のシャツを着た黒縁メガネの中年男性が、その女研究員を気遣って圧縮から身を守るように圧縮ガードしてて、間髪入れずにステージで歌っている彩ちゃんもその異変に気づくと、直ぐにマネージャーのなすきゅんをジェスチャーで呼び寄せて、そして最後はなすきゅんが見事に最前の女研究員を救い出した。この異変に気づいてから救出までのスピードは流れ作業のようにスムーズだった。なすきゅん抱いて///

女研究員のその後が心配ではあるが、一先ず”Choose me”を終えると、お給仕でお馴染みの小鳩ミクによるスーパードキドキデブッポタイムが始まった。いつものコール&レスポンスが終わると、彩ちゃんがさっきの救出劇について言及し、つまり最前の付近のご主人様が女の子を守ってあげていたという主旨だ。小鳩はそれに反応して、最前付近のご主人様の顔を一人ひとり感謝の声をかけながら見て回って、もちろん3列目にいた僕も小鳩と目がガッツリ合ったんだけど、さっきの救出劇を間近で見ている僕は「いやいや、3列目の人間が最前列の女の子をどうやって守るんだよ頭野口かよ」とか思って、しかし小鳩は何を思ったのか自分の左隣にいるおっさんにマイクを向けはじめて、小鳩は「どこから来たんですっぽ?」と聞くと、そのおっさんは「東京!」と答え、今度は小鳩が「誰を目当てにきたんだっぽ?」と聞くと、そのおっさんは「BAND-MAID!」と回答して場の雰囲気を盛り上げたのだが、しかし僕だけは違った。「いやいやいやいや、そのおっさんは何もしてねぇから。むしろ最前に圧縮をかけていた女研究員の加害者だろ」と。正直、自分もBAND-MAIDが始まってからずっと「左のおっさんうぜえな」と思ってたくらいで、まさかその加害者のおっさんに対してあたかもヒーローインタビューのような扱いをするなんて、なんだろう、小鳩って本当に「間の悪い女」だなって。何度も言うけど、女研究員を助けたのはストライプス柄のシャツを着た黒縁メガネの中年男性です。俺、間近でその現場見てるから。たぶん彩ちゃんも見てるから。

MCを終えると”FREEDOM”を続ける。なんだろう、BiSとの対バンでSCRAMBLESが提供したこの名曲を演るというエモさに感極まりながらも、ここでまたしても驚くべき事が起きる。4月の【宣告】ツアーファイナルのZepp東京では、この曲の間奏部分で彩ちゃんが最前の柵に立ってオーディエンスを煽りまくるという、それこそJanne Da Arcが城ホールで行った伝説のライブを再現するかのような演出で、後日その瞬間に彩ちゃんが男と恋人つなぎしてたと知って嫉妬で2秒で吐いたのが記憶に新しい。さすがに今日はワンマンじゃないし、女性専用エリアもないから彩ちゃんがヴァンパイア化する演出は無いかな?とある意味で安心しきっていた。来たる曲間奏の時、彩ちゃんがヒールを脱ぎはじめ、この瞬間「まさか・・・くるのか?」と思った瞬間、彩ちゃんが最前の柵まで来て誰と恋人つなぎしようか物色し始める。僕は一生懸命右方向に腕を伸ばすものの、選ばれたのは他のご主人様で、つまり間近で彩ちゃんとご主人様が恋人つなぎする瞬間を見た僕は、嫉妬で「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!)」って感じで内なるものが溢れ出した。そんなことより、とにかく彩ちゃんがもう目と鼻の先にいることに非現実感が凄くて、それこそもう右手を伸ばせば彩ちゃんに右腕に触れることができるレベルの距離だ。その瞬間は色んな事が頭をよぎった。「彩ちゃんに触れてみるか?」とか「いやいや、彩ぴょんがに対してそんなおこがましいことなんかできない」とか、「どうする?どうする?どうするよ俺!」とばかり自分の中にあるあらゆる選択枠のせめぎ合いが凄くて、その時はアドレナリンのせいかめちゃくちゃ時間が長く感じて、しかしずっと時間が停止しているはずもなく、彩ぴょんはそのままステージへと戻ってから再びヒールを履く姿に猛烈なフェティッシュを感じてしまった(実はETのあいつみたいに人差し指でチョコンと彩ぴょんの右腕に触れちゃったのは内緒)

【BAND-MAID】
1. the non-fiction days
2. CLANG
3. Carry on living
4. REAL EXISTENCE
5. alone
6. Choose me
7. FREEDOM
8. DICE
9. DOMINATION

つうか、彩ぴょんと他のご主人様が恋人つなぎする所を目と鼻の先の距離で見せつけられるとか・・・なんだこの究極のドMプレイ。いや、ガチで彩ぴょんと恋人つなぎできる可能性があっただけにかなり悔しいわ・・・。そうだ!未だにレビューを書いてないBAND-MAIDの2ndアルバム『WORLD DOMINATHION』は、お給仕で僕が彩ぴょんと恋人つなぎできた時に記念で書くことにしよう!よし決めた!次に彩ちゃんと恋人つなぎする奴は一体誰だ!?

そこから”DICE”を終えると彩ぴょんが「ラスト~!」と叫んで”DOMINATION”を披露。「え?早くね?まだ10曲もやってなくね?」と思いきや、”DOMINATION”が終わると小鳩がBAND-MAIDはアンコールがないから、そのまま対バン相手のBiSベッド・インを呼んでコラボすると宣言すると、会場は大盛り上がり。

まずはベッド・インの2人が登場すると「サンクスモニカ~」と挨拶。小鳩が「今日のライブはどうだったか」と聞くと、ベッド・インの2人は「ABCDEい気持ち~」と答える。すると今度は小鳩がBAND-MAIDの印象を聞くとベッド・インの2人は手の淫乱な動きとともに「ゴイスーテクニシャン~」と答え。その「テクニシャン」のくだりが歌波に飛び火すると歌波は照れて「シャイガールなのねえ」と2人にメンゴされる。そのまま更に下ネタを続けて、そして小鳩はジュリ扇を持ち上がら、彩ぴょんを除くBAND-MAIDとベッド・インによる”男はアイツだけじゃない”を披露する。ベッド・インが退場する際にはMISAちゃんまいのおっぱいをモミモミしてた。やっぱり柔らかかった?

そして遂にBAND-MAIDBiSの邂逅が実現する。小鳩の呼びかけと共にBiSメンが登場する。早々にペリ「BAND-MAIDを聴いてます」とか(ホントかよ?)、今度はキカアヤプリ「彩姫さんに踏またいです」とか言い始める。で、小鳩は一緒に踊るかと思いきや一緒に見ていたいからと言う理由でステージから退場してしまう。いやいやいや、そこは伝説の地下アイドルとしての意地を見せろよ野口。彩ちゃんが”FREEDOM”で逆ダイブしてんだから、BiSと野口もダイブくらいしろよ。それこそ元ダイブアイドルのBiSのプー・ルイにダイブの仕方教えてもらえよ。って思ったら既にプー・ルイBiSから脱退してんじゃん。プー・カスは野口にダイブの仕方教えるという最後の仕事を終えてからBiS辞めろよ・・・。何がユーチューバーだよ・・・。ホント使えねぇなプー・カスの野郎・・・。え?なに?今度はビリー・アイドルだって?

で、歌波の曲タイトルコールで”WHOLE LOTTA LOVE”を披露する。するとラスサビの前に彩ちゃんが登場して、BiSと一緒に歌って最後は戦隊モノみたいなクソカッコイイ決めポーズで終わって、もうなんか訳がわらなくて語彙力失ったわ。正直、対バンだけでも感無量みたいなところあるのに、バックバンドにBAND-MAIDを従えたBiSが見れるんて、もはや夢を超えたコラボで何も言えねえってなった。なんかもう彩ちゃんBiSメンと一緒になってBiSの曲を歌っているその光景が、もはやヲタクの妄想の域すら超えててしばらく頭の中が整理できなかった。「俺なんでBAND-MAIDの対バンイベントでBiS観てるんだっけ・・・」みたいな。

曲が終わると彩ちゃんが「誰が踏まれたいって?言ってみ?」からのキカとアヤプリが「踏んでください!」と言いながら床に寝そべって、その流れで歌波も床に寝そべりだしてコントかよって笑った。結局、アヤプリとキカが彩ちゃんのピンヒールでケツをグリグリ踏まれたけど、正直かなり痛そうだったけど、同時に羨ましくもなった。つうか、つうかアヤプリが先日のビバラポップで本家鈴木愛理とツーショするという夢を叶えたその数日後に、今度は「闇堕ちした鈴木愛理」にピンヒールでケツを踏まれる展開とか胸熱過ぎて笑うだろ。BAND-MAID【宣告】ツアーファイナルにも来ていたキカはまだしも、まさかのアヤプリも彩ちゃんに踏まれたいと志願したのは、アヤプリも潜在意識の中で彩ちゃんの中にあるダークサイドの「鈴木愛理」を感じ取った説。まぁ、それは冗談として、マジな話をすると、このキカとアヤプリの体を張った行為って、今日のライブを見に来てた関係者席の第三回合宿オーデの合格者に対して、「これがBiSや」と、後輩に向けた先輩なりのエールだったんじゃないかって。そう考えたら、さっきまでコイツラのことをBiSのマガイモノと思っていた自分が恥ずかしくなと同時に、なんだろう「これがBiSだって、こいつら正真正銘のBiSだって、BiSはこいつらのもんだって」なった。

正直、今のBiSってBiS史上最も面白いBiSなんじゃないかって。何故なら、今のBiSってBiS史上初めて「プー・ルイのいないBiS」をやってる子たちなわけで、つまり本当の意味で「新生BiS」の歴史を作り上げてる子たちなわけで。そんな、今の新生BiSを愚弄するマネージャーの渡辺こそ彩ちゃんのピンヒールに踏まれるべき案件だろ。つうか、今日って渡辺来てたの?

正直、これ色んな意味で映像化してほしいくらい今年最高の対バンイベントだったし、でも一期一会のライブで完結するからこそ良いんだろうなとも思う。改めて、もはや自分の中で今日の目玉はBAND-MAIDじゃなくてBiSだったってのもあって、その元研究員である僕に数年越しにBiSと再開させてくれてBAND-MAIDには本当に感謝の言葉しかない。いや感動を通り越して「こんなんあえりえん」としか言葉にできない。それぐらい奇跡の対バンだった。もちろん、女研究員がアクシデントに見舞われたのは残念な事だったけどね。でも彼女がBiSのファン(女研究員)であるなら尚さら、彼女を7月のお嬢様限定ライブに無料で招待すべきだと思うし、マネージャーのなすきゅんが自腹でキャッシュバックすべき案件だと思う(つうか、渡辺が払うべきだろ)。なすきゅんはその子の顔見てると思うからね。

・・・以上、これが5月10日の【冥途の日 】に起こった「真実」です。信じるか信じないかは・・・

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【4/13】BAND-MAID WARLD DOMINATHION TOUR 2018 【宣告】@Zepp Tokyo

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この【宣告】ツアーが始まる前にBAND-MAID側からアナウンスされたのは、サーフ/ダイブの禁止、そしてお嬢様専用エリアの設置だった。遂にこの時がやってきたというか、遂にBAND-MAIDもBiSH化したかというか、つうか思った以上にBiSH化すんの早かったなこいつらって。展開はえぇなって。ともあれ、そういうことなんで、今度のお給仕からは魔改造したサイリウムを振り回しながら「ミクたそーーーーーー!!がんばえーーーーー!!オイ、オイ」とアイドル現場みたいなノリでお給仕を盛り上げようぜお前ら!!・・・っていうのは冗談で、勿論その結果に至るまでの伏線というか、れっきとした理由があって、それこそ昨年のお給仕の時にサーフした客が小鳩のマイクスタンドに直撃して小鳩の顔面がグチャグチャに崩壊した某事件があったからで、その小鳩の顔面崩壊事件が事の発端に、そして極めつけに昨年末の新木場公演およびゼップダイバーシティ公演でのダイバー大量発生が決定打となった結果のサーフ/ダイブの公式禁止令、そしてダイバーシティ公演で女サーファーのケツの割れ目に僕の左手がフィットして童貞卒業してしまったことにバンメンバーが嫉妬してしまった結果のお嬢様専用エリア設置、という流れ。

今年に入って特に思うのは、自分のBAND-MAIDに対する見方が段々と変わってきてるというか、昨年の時点ではブログのネタになるからという理由が一番にあったんだけど、なんだろう、今や「普通のフアン」になっちゃってる自分がいて、少なからず昨年と同じ目線で見れなくなっているのは確かで、そんな妙な気持ちのままこのツアーに挑んだ。確かに、2月にリリースされた新作の『WARLD DOMINATHION』のレビューを書いてないのに、その新作に伴うお給仕のレポを書くのは自分でもアレだと思うけど、いずれ書くレビューを補完するものとして、書ける範囲内で書こうと思う。

4月13日に行われたツアーファイナルとなるZeppTokyo公演は、自分自身節目となる10回目のお給仕で(名古屋は9回目)、直前に本公演がソールドアウトしたと発表されたものの、二階席は関係者席だったみたいで、実質的にはいわゆる「8割ソールド」といったところか。昨年は例外を除くと整理番号が一桁と二桁という良番を引き続けたけど、今回は名古屋も東京も三桁で、しかも東京に至っては400番代とかいうクソ番で、正直発券してその番号を見た時はその場で破り捨てたろかなとか思ったくらい。で当日、400だと前方のフロアはほぼ埋まってるだろうから、今回は後方からの鑑賞を覚悟していたけど、いざ番号順に入場してみると前方のフロアにはまだ空きがあって、自分は前方にこのツアーから設置されたお嬢様専用エリアが見える場所についた。名古屋と同様に「なんで開演前BGMがリンキン縛りやねん」とか思いながら、10分押しくらいで開演すると同時に圧縮開始、自分は川の流れのように流されて最終的に彩ぴょんが真正面に見える5.6列目あたりに流れ着いてラッキーってなった。

昨年のお給仕ツアーやサマソ二でのライブを見て分かったことは、BAND-MAIDのお給仕って常に進化と成長を伴っている事で、ツアー毎にもはや別バンドかってくらいの成長と進化を遂げていることに毎度のことながら驚かされる。例に漏れず、今回のツアーも大きく【宣告】と釘打ってあるだけあって、過去最高に進化した全く新しいシン_メイドの姿を見せつけていた。

その「進化」が最も分かりやすく垣間見れたのは、やはりこのツアーから初出しとなるインスト曲だろう。例えば、もし実際にBAND-MAIDが「インスト」をやるにしても、まずボーカルの彩ぴょんは勿論こと、一応はギタリストの小鳩も除外してメインの楽器隊(歌波,茜,ミサ)の3人で回すんだろうと、ご主人様の誰もがそう思っていたに違いない(実際、昨年末のお給仕では楽器隊の3人がイントロや間奏のアレンジでソロパートなどの掛け合いを披露していた)。そんな意識があって、このインストで何よりも驚いたというか衝撃的だったのは、そのご主人様がイメージする「インスト曲」に本当は居るはずのない小鳩も参加して楽器隊と4人で曲を回している姿に、ちょっと言葉を失うくらいの感動を覚えたというか、なんだろう、それは節目となる「10レベル」に上がり小鳩が少し成長した姿を見て、昨年までは想像もしなかったことが目の前で繰り広げられていたから。

このインストは、歌波のオルタナ調のギターをリードに、そして各楽器隊のソロパートを挟みながら、最後はepicな主旋律に帰結し、その一連の流れを数回繰り返す曲構成で、これがなかなかどうしてカッコイイ。勿論、小鳩にもソロパートがあるにはあるのだけど、ギターソロじゃなくてジャカジャカとコード弾くだけなんだけど、そうなっているのは単に小鳩のギタリストとしての技量が現時点では足りないのと、リード・ギターの歌波がギターソロを弾くから単純に棲み分けされているだけであって。でも、たったそれだけでも、BAND-MAID初となるインスト曲に楽器隊の1人としてあの小鳩が必要とされているのをマジマジと見て、もはや子供を見守る母親のような目線で、あるいはピカチュウの成長を見守るサトシのような目線で、新米ポケモントレーナーの僕は終始ニヤニヤしっぱなしだった。まさか一生見れないと思っていた夢のような光景を、昨年末のツアーファイナルからたった4ヶ月で実現させてしまう、それを可能にしてしまうBAND-MAIDの成長スピードには毎度のことながら舌をまくる。もはや今年中にツインリードとかやり始めそうな勢いあるし、これが去年までの当て振り鳩女と同じ奴だなんてにわかに信じがたい。

BAND-MAIDのお給仕には「ギャップ」なるものが常に帯同していて、今回のツアーでもBAND-MAIDの魅力の一つである「フレキシブル」な側面を垣間見せていた。このツアーでもアコースティックの曲を披露したのだけど、この東京公演で披露したのが”decided by myself”という、バンメ史上最もヘヴィでモダンな曲と言っても過言じゃあない曲で、つまりアコギのイメージと正反対で対象的な曲をアンプラグド/アコースティック・アレンジに仕立て上げてしまうそのフレキシブルさに脱帽したというか。この感覚で一つ思い出したことがあって、それはKATATONIAのアルバム『Dead End Kings』とそれをアンプラグド/アコースティック化させた『Dethroned & Uncrowned』の関係性だった。僕自身は「メタル三大駄作の一つ」と評価しているこの『Dead End Kings』って、曲作りの時点でアコースティック・アレンジにすることを想定した、それ故の「駄作」だと思ってやまなくて、だから後に出したリアレンジ版の『Dethroned & Uncrowned』が驚くほどシックリ来たんだって。しかしBAND-MAIDの場合、アコギ化なんてありえないような曲を実際にアコギにアレンジしてしまうという、KATATONIAのパティーンよりももっと凄いことやってるわけです。でも、歌波のことだから自作の曲を全てアコギ化できるように、あるいはそれを事前に想定して曲を書いている説あって、やっぱ歌波コエーなって、やっぱ歌波だけは敵に回したくないなって。最後にちょっとだけ小言を言うならば、彩ぴょんが裏声を乱発しすぎて「ドヤ裏声凄いやろドヤ」みたいな感じが少し癪に障るというか、ちょっと気になった。でも、そこから分かることもあって、それは彩ぴょん相当なボイトレ積んでこのツアーに挑んでんだなって。

新作の『WARLD DOMINATHION』って前作以上にコール&レスポンスを要求するような曲が多くて、その中でも”Fate”はその筆頭だ。この曲のコールってメインリフと掛け合うように「HEY×2」の後に「HEY×3」のかけ声が必要で、どうしても初めの2回コールの時に3回コールしてしまう人が少なからず(これは名古屋にも)いて、そのコールを間違えた時に彩ぴょんが「ほらっ、また間違えたっ」みたいな、Sっ気タップリのはM男心にズキュウウウンと響いた。

ちょっと驚いたのは、新作から小鳩のソロ曲である”Rock in me”の時に、小鳩は愛用のギターZEMAITISを置いてマイク片手に歌いだしたことで、正直今回ツアーで一番冷めたポイントがここだったというか、まるで伝説の地下アイドル野口みかのライブに来たような感覚というか、なんかアイドル時代に未練タラタラな小鳩がキモすぎて本当に勘弁してほしかった。勘違いしすぎだろ野口。しかも曲前の一連の一人コントみたいなのとか普通にスベってるし、自分の中でマイク片手に歌っていいのはボーカルの彩ぴょんだけだから。ホントに、ちょっと褒めたらすぐこれだよ。

それはお給仕もクライマックスに差しかかり、”FREEDOM”の時のギターソロあたりのこと、さっきまで目の前にいたはずの彩ぴょんが突如として目の前から消えて、今度は小鳩が慌ててラスサビの部分を歌いだして「トラブルか?」と心配になって、ふと上手側のお嬢様専用エリアの方に目をやったら衝撃的な光景が目に飛び込んできた。なんと、そこには自身のシンボルであるを脱ぎ捨てた彩ぴょんが最前の柵に乗って観客を煽る姿が!僕は映画『ホーム・アローン』のマコーレ・カルキン顔負け、あるいはムンクの『叫び』ばりの表情で、「おいおいおいおい、ちょっと待て、これ完全にJanne Da Arc大阪城ホールの林オマージュじゃん」と驚愕したと同時に、あまりの嫉妬で頭の中でX JAPANの”Silent Jealousy”が鳴り始めて茜の新しいドラムをヨシキばりに破壊する光景が一瞬頭に浮かんだ。

なんだろう、改ためて昨年末のお給仕で僕が指摘したステージングの脆さ、その課題という名の伏線をたった数ヶ月で克服するバンドの成長スピード、バンドの柔軟性、そしてメイドとしての従順な姿勢に、もはや開いた口が塞がらないというか。これは小鳩と歌波やミサと向かい合ってギターを弾く場面とか、昨年のツアーではあまり見られなかったステージングの向上をはじめ、彩ぴょんの言うなればヴァンパイア化=逆ダイブ(公式によるサーフ&ダイブの禁止に対する伏線回収)、それら昨年末に僕が書いたことを伏線のごとく全て実行に移しに来てて、もう本当にこいつらJanne Da ArcおよびX JAPANの正統後継者なんじゃねーかって。疑いから確信に変わった瞬間だった。こんなん見せられたら俺もう何も言えねぇじゃん。だから展開はえぇって。

まさか彩ぴょんの「の高さ問題」が一瞬にして解決してしまったのはちょっとビックリで、これぞ灯台もと暗しとでも言うのか、問題の解決策がを脱ぐだけという答えがあまりにもシンプルすぎて逆に盲点だった。でも彩ぴょんがを脱ぎ捨てる肝心なところを見逃してしまったのは一生の不覚で、しかしそれは映像化に期待したい。しっかし、最前で彩ぴょんに触れたお嬢様は僕に感謝してほしい。あの演出を考案したのは実質僕だから。後は、彩ぴょんに触れたご主人様がいないことを祈るのみ。でも心配になって、帰ってからツイッターで【彩ちゃん 柵】で検索したら、お嬢様専用エリアにいた人のツイートに彩ぴょんとご主人様が「恋人つなぎ」してた、みたいなことが書いてあって、そのツイート見た2秒後に吐いた。リアルに嫉妬で吐きそうになったわマジで。前方の圧縮で吐きそうになるんじゃなくて嫉妬で吐きそうになったんだけど。でも実際に、それを実行に移すことってなかなかの勇気と覚悟のいる行為で、万が一の危険もなくはないし、ましてや運動オンチっぽい彩ぴょんがそれをやってのける凄さに軽く引いた。唯一想定外だったのは、彩ぴょんに触れたのが彩ぴょんTOの僕じゃなくて他の誰かだったということ。

これらの伏線回収とも取れる出来事は、BAND-MAIDというメイドコンセプト、その根底にある「ご主人様・お嬢様と共に1からハンドメイドしていく」という従順なメイドとしての仕事(お給仕)に徹しているからこそであり、それはBABYMETALのように全て裏方が作ったものを客側に提供する、要するに人工的なエンタテインメントに対するカウンター的な存在、改めてこのBAND-MAIDはBABYMETALの「アンチ・テーゼ」としてあり続ける、まさにその証明であるかのような、まさにその集大成が凝縮されたようなお給仕だった。自分自身、新作レビューしてないからこのツアーに対してあまり乗り気じゃなかったし、でも10回目の節目もあってお給仕もこれで一区切りにしようと思ってたけど、でも今回のツアー見たらやっぱこいつらスゲーなって思わせるあたり、まだまだ楽しませてくれそうなバンドなのかなって、まだまだ上を目指せるバンドなのかなって。

この【宣告】ツアーは、一つや二つの衝撃じゃない、幾度とない驚きと興奮、そして嫉妬に襲われた、全26曲約時間にも及ぶ過去最高にボリューミーなお給仕だった。そして何よりも楽しいライブだった。しかし、あれだけ事前に【宣告】と煽っておきながら、終演後に一切何も発表されなかったのは、盛大な肩透かしというか、今後のBAND-MAIDの活動体制に不安を憶えたフアンもいるかもしれない。【宣告】どおり、何かしらの発表があるはずだって。だから終演後はしばらく「え?何の発表もなしなん?」みたいな空気が会場に漂っていたのも事実。なんだろう、こいつらホントに「ハッタリ」かますのだけは上手いなって感心した(確かに、頭のいいギャンブラーはハッタリかますの上手いけども)。しかも今日の東京公演にはBiSのキカが観に来てたらしく(エイプリルネタのBAND-MAIKOを見て白塗り芸人としてシンパシーを感じた説)、これが一体何を意味するのか?それはまた別のお話→→→

【4/13】BAND-MAID WARLD DOMINATHION TOUR 2018 【宣告】@Zepp Tokyo
セットリスト
1. DOMINATION
2. Play
3. Spirit!!
4. the non-fiction days
5. モラトリアム
6. Alive-or-Dead
7. CROSS
8. Turn me on
9. Don't you tell ME
10. Daydreaming
11. One and only
12. Puzzle
13. anemone
14. DICE
15. secret My lips
16. CLANG
17. FATE
18. instrumental
19. Carry on living
20. Alone
21. Rock in me
22. I can't live without you.
23. you.
24. FREEDOM
25. REAL EXISTENCE
26. Choose me

【12/09】BAND-MAID お給仕 TOUR Autumn-Winter 2017 追加公演 「燃えたの?萌えたの?どっちだったの?」〜燃 vs 萌〜@Zeppダイバーシティ

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なんだろう、「色々あった」としか言いようがないんだけど、とりあえず俺たちダイバー完全敗北して笑った。

新木場スタジオコーストで開催されたワンマンお給仕ツアーファイナルからから2週間ぶりに追加公演のお給仕を受けに東京に来たわけなんだけど、なんかもう東京に住んだ方が早いんじゃねーかって感じなんだけど、だから東京の音楽業界の方いたら僕を雇ってくだちい、なんつって。そうだ!良いこと思いついた!サイコパス渡辺に雇ってもらおう!なんつって。でも、今日のお給仕の前日にWACKのフェスがあったのはちょっと面白かった。

まぁ、そんな冗談は置いといて、とりあえず前回のツアーファイナルのお給仕で見せた過去最大規模の演出、その高いハードルをこの追加公演でどう超えてくるかに期待と注目が集まった。個人的にツアーファイナルの記事の中でダイバーシティの見所として挙げたのは以下の5項目だ。

【12/09】追加公演Zeppダイバーシティの見所
  • 「お給仕はじめます」で始まるか否か
  • メンバーも自身ありげなセットリスト
  • 改めてステージング&舞台演出
  • ダイブ賛成派VS.ダイブ否定派の最終決戦
  • 女ダイバーの回収(右手の童貞卒業)
今日のお給仕の整理番号は新木場をゆうに超える、それこそ最前中の彩前が狙えるクッソ良番で、開場から数分で会場入りするとドセンから上手にかけて一人ずつ最前が埋まっていき、そして自分の番になってまだ空いている上手側の最前に陣取った。ほぼ新木場の時と同じ、つまりギターの歌波が真ん前にくる位置だ。ステージは新木場よりも横に広く、ステージには新木場と同じく草が装飾された5枚のモニターと大きなシャンデリア。ここらは新木場と変わらない。

6時開演。お馴染みのSEでメンバー登場かと思いきや、なんとSEが新バージョンに!後ろのモニターにはロゴがアイアンメイデン風に変わったBAND-MAIDの文字が浮かび上がる!僕は「おうおうおうおう、そうきたか」とワクワク感がマシマシになる中、まずは初っ端の見所として挙げた「お給仕はじめます」で始まるか否か、その運命の結果は「お給仕はじめます」は今回もなかった。おいら、今回のお給仕で「お給仕はじめます」で始まるか否かを確認することで、このバンドメイドの本性が「従順なメイドなのか」、はたまた「ただの勘違い女バンドなのか」を図る大きなポイントとして捉えていて、何故ならこうやって「メイドらしさ」のある演出、つまり個性を無くしていくことで、一般大衆に結合していく売り方に変わっていくことに僕は否定的だからだ。なんだろう、そのロックバンドにあるまじき「ハンパ」な行為というか、そのロックバンドらしからぬ「ブレ」みたいなのってどうも日和って見えるしクソダサい。だから、今日のお給仕で「お給仕はじめます」がなかった場合、僕はバンメアンチになって今後はバンメをディスってやろうと考えていた。で、シン・SEが鳴り終わって静寂の中でまず一番に聴こえてきた音は、なんと彩ちゃんの「お給仕はじめます」ではなく、歌波のギターだった。その瞬間「あっ・・・」ってなったのもつかの間、「でもちょっと待って、なんだこのクソカッコイイ始まり・・・って、これ新曲じゃん!」ってなった。バックのLEDモニターには歌詞が映し出され、とにかくこの新曲は歌詞がこれまでになく強烈な意志が込められた歌詞で、その中でも「宣告」の文字が一際印象に残った。その新曲のタイトルは”World Domination”、これは来年2月14日にリリースされる2ndフルアルバム『WORLD DOMINATION』すなわちバンドメイドが結成当初に掲げた『世界征服』宣告するかのような曲で、その曲調自体もメジャー感マシマシでカッコイイんだけど、特にブレイクダウンみたいなパートが”モラトリアム”みたいな感じで頭振れそうだった。恐らく、この新曲は2ndフルアルバムの一曲目に収録されると予想。


メイドは常に前進し進化し続けていたんだ。「過去」に囚われていたのは俺たちご主人様だったんだ。たかが「お給仕はじめます」で始まるか否かでバンドの全てを測ろうとするなんて愚の骨頂だったんだ。今のバンドメイドにとって、ステージ演出およびバンドの世界観をより良いものにしていく上で、「お給仕はじめます」の存在はその世界征服の足かせにしかならないのだ。そう考えたら、「お給仕はじめます」を排除したことはお給仕における大きなエポックメーキングに値するかもしれない。この「変化」は「正しい選択」なのか「間違った選択」なのか、それはまだ今の段階では判断できない。

続いて、バンメンバーも自信ありげなツイートしてた今日のセットリストについてなんだけど、まず初っ端から新曲ブッ込んできた時点で今日のセトリはもう本当に予測不能で、その新曲の後に2曲目で”alone”が始まった時は「エ゛エ゛~!?ここでマジアローン?!」っていう感じで、映画『ホームアローン』のマコーレ・カルキンみたいになった。で次に3曲目に”FREEDOM”が来た時は「えうっそ、えうっそ、早くないっすか、フリーダム早くないっすか」ってなって、4曲目に”Unfair game”を挟んでから、MISAのソロから始まる5曲目の”Play”の後に6曲目で”セクレト”こと”secret My lips”が始まったら「もう(セトリ)分かんねぇなこれ・・・」って僕は理解することを諦めた。メンバーがあれだけセトリに自信ありげだった理由がわかったわ。こんなん読めねえわ。なにこのドSなセトリ。

見所の一つであるステージングおよび舞台演出の面では、もはや殆どの曲がソロやアレンジで始まったんじゃねえかってくらい、楽器隊の三人が活躍する場面が多くて、中でも新木場と違ったのはメジャー感溢れるイントロを追加で鳴らしてたこと。それについてちょっと心配になったのは、お給仕の醍醐味であるノンストップな連続性や勢いテンポに悪影響を及ぼさないかという疑問。一方で舞台演出では、今日はやっぱり5枚のモニターが大きな役割を果たしていて、特に小鳩ソロの”TIME”が終わった後にメンバーが一旦全員ステージ袖に捌けると、後ろのモニターにカセットテープっぽいものが映し出されて、それが再生されるとまだお給仕で披露されたことのない”OOPARTS”をはじめ、”Beauty and the beast”や”Don't apply the brake”などの過去作の音源がミックステープ的な感じで断片的に流れて、「オイオイオイオイ、これはもしかしてもしかすると~?」みたいに期待感を煽ってからの「遂に”Thrill”キターーーーーー!!」って感じ。なんだろう、小鳩を8レベルまで上げてしてようやく「初スリル」が見れて嬉しかった。皆んなで「ヘーイ!」のコールできた。そこで頭に浮かんだのは、「ちょっと待って、これはもうミックステープの過去曲を遡って披露するパティーンきたこれ?」ってウッキウキになってたら全然そうじゃなくて、流石に「エーーー!!この演出この流れで過去曲一切やらんのかーーい!スリルだけかーーい!」ってツッコんだわ。あれか、あのミックステープはこれから過去作の曲を小出しにしていく宣言か。個人的に過去作で聴きたいのは”Price of Pride”や”Don't Apply The Brake”、あとは「さっさと”Beauty and the beast”やれやデブ」って感じ。あと、個人的にこのミックステープの中に  聴いたことない曲もあって、それこそこの度再発が決まったBAND-MAIDの最初期のアルバム『MAID IN JAPAN』の曲で、実は今まで自分は『MAID IN JAPAN』を聴いたことがなくて、確かに今はCD廃盤になっているが、音源自体は配信とかで聴けなくはないのに一切手を付けてなくて、それというのも、これは完全に個人的なものなんだけど、自分の中で「聴いたことがない音源があった方が面白い」という謎の価値観を持っていて、まさにその価値観をバンドメイドに当てはめた場合、この『MAID IN JAPAN』が「聴いたことがない音源」として自分の中で存在し続けていて、しかしそのアルバムが遂に再発されるとなると、流石にその謎の価値観を捨てて聴かざるをえないというか、この再発のタイミングで解禁しなきゃいつするのって感じ。

この流れでダイバーの話は正直虚しすぎる。確かに、”Don't let me down”の時にダイバーおったけど、新木場と比べるとダイバー全滅で笑ったというか、やっぱZeppダイバーシティの場合は柵が多くある箱なんで、ダイバー的にも飛びづらい箱なのかもしれない。でもなんかダイブ禁止の張り紙があったらしい?客の盛り上がり的にも、新木場と比べると大人しかったかなというより、今日はセトリが初っ端から想定外だったし、セトリがイビツ(ドS)でお給仕の流れが全く読めなかったのもあって、もちろん十二分に盛り上がってはいたのだけど、その盛り上がりは断片的なモノであり、新木場のような継続的な盛り上がりではなかったかもしれない。でも音響だけは新木場と比べ物にならないくらい改善されていて、彩ちゃんの歌から楽器隊の音までバランス良く聴こえていた。

【12/09】@Zeppダイバーシティ
セットリスト
01. Opening
02. World Domination 
03. alone
04. FREEDOM
05. Unfair game
06. Play
07. secret My lips
08. Don't let me down
09. Take me higher!!
10. matchless GUM
11. Daydreaming
12. Before Yesterday
13. Awkward
14. TIME
15. Thrill
16. YOLO
17. Puzzle
18. LOOK AT ME
19. decided by myself
20. モラトリアム
21. Don't you tell ME
22. Shake That!!
23. the non-fiction days
24. you.
25. REAL EXISTENCE
26. Choose me

あらためて見ても今日のセトリ、ちょっとイビツ過ぎんな・・・って感じなんだけど、本来ならお給仕終盤に持ってくる”secret My lips”や”alone”が前半にあって、逆に本来ならお給仕序盤の盛り上げ役の”モラトリアム”や”Don't you tell ME”を後半に持ってきて、そして極めつけはこの秋冬ツアーでオープニング曲としてその存在感を発揮してきた”Choose me”を大トリに持ってくるあたり、なんだろう「やっぱこいつらこえーわ」ってなったよね。こうやってオープニング曲として活躍してきた曲を、一転して大トリに抜擢しても全然通用してしまうというか、それこそバンドメイドの楽曲が持つ「柔軟性(フレキシブル)」を強く垣間見せる部分でもあるし、こうやってベタなこともイビツなことも両極端なこともできちゃうこのメイド恐ろしすぎる。今ツアー最高の全25曲演って、”スリル”以外でめぼしいところでは”Before Yesterday”や”Shake That!!”が追加されている。

小鳩「くるっぽ~!」
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俺ら「デブっぽ~!」
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小鳩「萌えたの?燃えたの?ツイートするっぽ!」
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俺ら「だからオメーには萌えねぇし燃えねぇよ野口」
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今日の「おまじないタイム」こと「スーパーデブっぽタイム」では、ケツアゴことMISAがドラムで小鳩の邪魔をする展開が見れたし、今日の歌波は新木場と違って真っ赤なPRSを輝かせながら、新木場以上に幾度となく僕の目の前でGソロを披露する姿は、まさにカナミ・カエルオーカーフェルトでしかなかった。やっぱ歌波は僕にめっちゃレスくれるから推せる。相変わらずスラッシーなザックザクなキザミがキモティカった。今日の彩ちゃんはなんか意識的に前方にレス配ってた気がする。リアルに自分と10秒間くらい見つめ合ってた気がするし、ついでに指も刺されたような気がするし、でもこれは間違いなくいつもの勘違いだと思うから彩ちゃんマジドS。でも珍しく彩ちゃんが上手側一杯まで来て煽ってたのはレアだった。あと、なんか彩ちゃんが歌い出し間違えたらしいけど全然気づかなかった。もしかして彩ちゃんが不自然に屈んだ時か?その時の彩ちゃん妙に可愛かったんだが・・・完全に「萌えた」わ。

予想したとおり、今年最後となる本日のワンマンお給仕は、来年以降のバンドメイド、その新しいヴィジョンすなわち「シン・メイド」をご主人様・お嬢様に「宣告」するような、まさに世界基準世界規模のお給仕、その幕開けに相応しい追加公演だった。でもソールドアウトしなかったのは良かったと思う。そもそも、去年までクソ無名だったバンドが今年新木場とZeppダイバーで演れただけでも贅沢な話で、もし今日の追加公演がソールドしてたら絶対に勘違い女バンドになる所だったからソールドしなくて良かったわ。終演後は、5枚のモニターに来年の2月14日に2ndフルアルバム『WORLD DOMINATION』の発表と(prediaと被ってるんだよなぁ・・・)、そして来年の4月から始まるツアーの大阪名古屋東京の日程が映し出され、そのツアーは世界への【宣告】ツアーとなるらしく、それに合わせて今日お披露目となった新ロゴとシンボルマークも新たに公開された。帰りにその新ロゴ&シンボルのステッカーを配ってたけど自分は貰わなかった。しっかし、来年は更にキャパの広いZepp東京でやるとか攻めすぎだろ。

『世界征服』とは一体何なのか?

『世界征服』・・・それは、今や日本を代表するアーティストにまで駆け上がったBABYMETALを例に、今のBAND-MAIDが置かれた状況を重ね合わせてみれば、自ずとその答えは見えてくる。ご存知、ベビメタは2013年にサマソニ初出演を飾り国内で話題を掻っさらうも、しかし国内での人気は意図的にほどほどに抑えてから、逆に今度は海外からフェスのオファーやワールドツアーを重ね、その海外で得た人気をいわゆる逆輸入みたいな形で再び日本に凱旋し、爆発的にその人気に火がついたように、今日に追加公演でBAND-MAIDが掲げた『世界征服』というのは、その「サマソニ以降のベビメタ」がやってきた海外展開の小規模版みたいな計画を目論んでいるのかもしれない。何故なら、今のBAND-MAID「サマソニ以降のベビメタ」と全く同じ状況で、今日のお給仕で発表された来年4月の「宣告」ツアーも現段階で決まっているのは東京大阪名古屋のたった三ヶ所という、明らかに規模の小さい国内ツアーで国内のご主人様・お嬢様の飢餓感を煽る気満々な所を見ても、来年のBAND-MAID「サマソニ以降のベビメタ」と同じように海外メインで活動していく可能性が高い。その流れで、国内凱旋一発目がMステなんて話も、もしかするともしかするかもしれない。勿論、これは全て「元日本一のベビヲタ」である僕の推測に過ぎない。しかし、今のBAND-MAIDの周辺を整理すればするほど、今のBAND-MAID「サマソニ以降のベビメタ」と解釈すると驚くほどにシックリくる。恐らく、既に小鳩ミク改め小鳩ヨシキの頭の中には、『世界征服』という『野望』その詳細なヴィジョンが描かれているハズだ。とは言え、その『世界征服』という大きな野望がどの程度の規模で計画通りに進むかなんて未知の話で、今はただ来年の2ndアルバムと4月からの国内ツアー、そして『世界征服』へと繋がる更なる続報を待つしかない。とにかく、来年もBAND-MAIDの「動き」に目が離せないのは確かだ。

なんだろう、今日のお給仕を体験して思ったのは、「新規が増えるってそういうこと」ってのを古参はこれから徐々に実感していくんじゃあないかって。それこそ今日の演出がそれを強く示唆していたと言っても過言じゃあなくて、つまり「これから」の未来志向の面と「これまで」の「過去」を紡ぎ出すような演出でもあって、そこのほころびが生まれたらバンメは将来危ういんじゃあないかな。今年付いた新規を見す見す逃すような余裕は今のバンドメイドにはない。そういった意味でも、今のバンドメイドは良い面とそうでない面がグッチャグチャに混ざり合わさってる。色々な意味で今が一番ロックバンドらしくて、今が一番面白い時期なのかもしれない。

改めて、個人的に今日のお給仕が今年のライブ納めで、まさか自分自身今年の1月に知ってから8回もお給仕に帰宅するなんて想像もしてなかった(我ながら頭おかしい)。振り返ってみると、ワンマンに限ると例外だった初ワンマンの大阪以外は全部一桁と二桁のクッソ良番(そのうち2回も最前中の彩前)でお給仕を受けられたのは我ながら強運としか言いようがなくて、このツキにあやかって今日のお給仕前に宝くじ買ったんだけど、もし当たったら彩ちゃんに貢ぎまつw とにかく、今年は自分の人生の中でも過去最高のライブシーズンとなった。もはやただのバンドメイドオタクになりつつある(なお、既に来年のツアー名古屋と東京を申し込んでしまった模様)。もうそろそろいい加減マジメに音楽聴かなきゃ・・・だから来年はバンメアンチになります!ってのは冗談で、もし来年Mステ出たら客入りのステージで女ダイバーさせてBiSHブチ抜くのが目標です(えっ)。

【11/24】BAND-MAID お給仕TOUR Autumn-Winter 2017@新木場スタジオコースト

【悲報】僕の左手、童貞卒業してしまう

なんだろう、なんかもう「伏線全部回収した」としか言いようがなかった。んじゃあちょっと経緯書いてくわ。

もう何度も言ってる気がするけど、今年の初めにBAND-MAIDとかいうメイドの格好をした無名バンドが、ロックバンドの登竜門の一つである新木場をSOLD OUTさせるなんて、一体誰が想像したことだろう。自分の中で、新木場スタジオコーストといえばDIR EN GREYがツアーファイナルでよくやってる箱のイメージがあって、それすなわち今のBAND-MAIDはその手のビッグバンドにお大きく近づいた事を意味している。しかし、まさか自分でも初めて新木場童貞を捧げた相手がBAND-MAIDになるなんて思っても見なかったし、果たして本当にそれでよかったのかは今も答えが出せないでいる。

9月から始まったこの秋冬ツアーは、国内は札幌から始まって、途中でUKや欧州を中心とした世界ツアーを回り、そして再び国内に凱旋してこの新木場公演がツアーファイナルとなっている。自分が参加した前回の名古屋ダイアモンドホールを振り返ってみると、いわゆる最前すなわち彩前が狙える整理番号をゲットしたにも関わらず、いわゆる「不人気デブ」こと小鳩ミクに最も近い男としてお給仕を受けることとなったのは、いま考えても不思議でしょうがなかった。しかし、そのお給仕の中でも一際輝きを放っていた小鳩ミク(今日で7レベル)の存在感は、他のメンバーにはない確かな「タレント力」があった。勿論、そのお給仕は前回の初ワンマンツアーで見せたお給仕よりも、それこそ小鳩の腹周りに同調するかのように一回りも二回りも大きな成長と遥かなスケールを感じさせる大変素晴らしいもので、しかしそんな中で再燃したのはお給仕における「ダイブ問題」だった。小鳩は自身がダイブ/サーフの被害を受けたこともあり、その手の話題には特に敏感になっているせいか、実際に名古屋公演でも最前のお嬢様を心配するようなMCがあったばかりだ。しかし、それなのに何故ダイブ/サーフを禁止しないのか?あの「楽器を持たないパンクバンド」ことBiSHですら禁止にしていることなのにナゼ?って。それはこのバンドメイドがBiSHみたいな「アイドル」ではない事を、それはこのバンドメイドがSilent Suicide Silenceみたいな「アイドルバンド」ではない事を暗に示唆しているのも事実で、今のバンドメイドにとってこの「ダイブ問題」は色々な意味で悩みのタネとなっている。

その話の続きは、ツアーファイナルの新木場へと移る。運がいいことに、自分は名古屋公演に次いで整理番号が二桁後半だったので、おおよそのキャパが2000近くある新木場であることを考えると、最前すなわち彩前はないにしても三列目くらいは狙えることを予想していた。実際に整理番号順に入場してみたら意外や意外、いわゆる「不人気デブ」こと小鳩ミク側のフロア中央には既に列ができていて、一方で彩ちゃんと歌波が前にくる上手側は二列目が狙える状況で、勿論むしろこんな好都合はないということで、自分は彩ちゃんと歌波の間くらいの下手側に陣取った。そう、つまりこれはもう実質「彩前」と言っていい。そこからステージを眺めると、まずは中央の天上には一際大きなシャンデリアと、ステージの背景にはゴシックな雰囲気の装飾が施された5枚の窓枠が意味深に待ち構えていた。後に、その正体はどうやらLEDモニターであることが分かった。そして、開演時間直前になり、ステージと最前の柵の間の通路に何やら本格的なカメラが登場すると、フロア前方のご主人様がちょっとだけザワつき始める。勿論、ご主人様たちの想いは「遂にライブ映像化クルー?」という期待感しかなかったに違いない。しかし、そんな中で僕が危惧したのは、初めてのライブ作品で彩ちゃんの「お給仕はじめます」で始まらないお給仕を映像化していいのだろうか?という戯言。

7時開演。お馴染みのシアトリカルなSEとともにメンバーが続々と登場。このツアーでは恒例となった、彩ちゃんの「お給仕はじめます」のセリフをすっ飛ばしてからの「愛こそはね目に見えないゲンスルー」こと”Choose me”を披露する。が、まずここで「ん?」って耳を疑った。初っ端の音が出始めた瞬間から、歌波のギターしか聴こえない状況に陥ってしまう。彩ちゃんの歌声が微かに聴こえるくらいで、他の楽器隊は勿論、小鳩に至ってはガチで「当て振り鳩女」状態になってて、これは自分が陣取った位置が悪かったのか、はたまたPAがゴミなのか、それとも新木場自体が大した事ない箱なのか。そんな不安をよそに、僕は彩ちゃんに「レスくださーい」みたいなノリで彩ちゃんにアピールするも全然レス貰えなくて泣いた。まぁいいやと思って、逆に考えてみたら歌波のギターがここまで堪能できる機会はなかなかないと切り替えて、そんなわけで今日のお給仕は彩ちゃんから歌波に推し変して歌波メインで楽しむことにしたわけ。で、2曲目にはお馴染みとなった”Don't you tell ME”が始まると大盛り上がりでフロアは既に圧縮祭り、そしてその勢いのまま茜のクソかっこいいパワフルなドラムイントロが炸裂する3曲目の”you.”に差し掛かる。曲の途中で、何やら前方の通路に新木場スタッフが物々しい雰囲気で待ち構えている。僕は「まさか...」と思い恐る恐る後ろを振り向くと・・・次の瞬間!

「ほげえええええええええええええええ!!」
daibu

なんとダイバーの全体重が自分の頭にのしかかった。危うく首が逝きかけた。俺じゃなかったら絶対に逝ってたわ。でも、そっからもうなんか吹っ切れて・・・

「4曲目の”モラトリアム”で2人目のダイバー回収!」

「ハイ次ッ!」

「7曲目の”FREEDOM”で3人目のダイバー回収!」

「ハイ次ッ!」

「どんどん来い!どんどん!」

(8曲目の
So, What?が始まる
)

「しゃあ!今度は右からぁ!」

(ケツグワシィィッ!!)


「左手がケツのワレ目にフィットォォ!!」


「・・・ん?でもなんかこいつ小尻だし妙に軽いな」


「ファッ!?」

「こいつ女ァ!?」

「ファーーーーーwwwww」


こんなん面白すぎでしょ。これを「伏線回収」と言わずして何という。なんだろう、しまいには「僕は新木場スタッフかな?」ってなったよね。


だってほら、お給仕後のツイートで彩ちゃんも怒ってるやん。多分このツイートは僕の頭にダイバーが直撃したのを彩ちゃんがステージから目撃してのツイートやろなぁ、きっとそうだ、そうに違いない。普段のお給仕では全くレスくれないドSなのに、ステージから降りたらデレてツイッターで私信くれるなんて彩ちゃんのギャップ萌え可愛すぎる/// よし!今度からダイバーは俺めがけて飛んでこい!そうすれば毎回彩ちゃんからの私信が貰えるぞー! まぁ、そんないつもの勘違いは置いといて、書き始めの「伏線全部回収した」というのはこの事で、本当に面白いのは、小鳩ミクがダイバー被害にあったダイバー事変を引き金として、ご主人様の間でお給仕におけるダイブの必要性を問う声が日に日に大きくなり、その問題提起が大きな「伏線」へと変わり、そしてその「伏線」をこのツアーファイナルで回収したのが他ならぬこの僕だったというオチ。つまり、小鳩と同じようにダイバーのボディプレスを食らいつつも、一方で小鳩の好きなお嬢様の女ダイバーを回収して左手を童貞卒業させるという神展開を起こしたわけ。なんだろう、お給仕にダイブは必要ないと考えているダイブ否定派にダイブ肯定派が押し込まれそうなこのタイミングで、この僕が伏線を回収して「ダイブ肯定派」の最後の砦になったのは本当に面白いというか、正直これで運営やバンメンバーは軽々しくダイブ禁止を言い出せなくなった感ある。何故なら、この女ダイバーを回収するという「伏線回収」は、最終的に次の物語に繋がる大きな伏線となって、そしてその伏線を最後に回収するのは一体誰か?っていう話は、それはまた別の話。

この「ダイブ問題」は彩ちゃんTOであるこの僕が何とかするしかない・・・と、いざ解決方法を考えてみてもなかなか思いつかなくて、そもそもこの「ダイブ問題」って結局、基本的に最前を含む前方のご主人様は言い方は悪いが不親切というかアンチダイバーばかりなんで、これは今日のお給仕でも痛感したことだけど、単純に下で支えようとする奴の絶対数が少なすぎるのが問題で、それこそ小鳩よりも軽いお嬢様ならまだしも、流石に大の大人という名のオッサンの男をたった数人で支えるのはキツい。おいら、こう見えて身長が181あるフィジカルエリートなんで、それゆえ必然的にダイバーの的になりやすいってのもあって、だからダイバーにボディプレスを食らう前に自己防衛せざるを得ないわけです。とは言え、自分はダイブ肯定派の最後の砦なんで、それは別に嫌とかじゃあないし、フィジカル的にも全然問題ないのだけど、でも実際にダイブする奴の質となると話は別だ。

実際に男のダイバーよりも女のダイバーのが上手いですね。女ダイバーは男と違って変に上で暴れたりしないし、手がケツにスルッとフィットして流しやすいからお嬢様はもっとダイブすべき。女ダイバーならダイブ禁止とか言われないからどんどんダイブしてこいよ。つうか、俺の左手を童貞卒業させた女ダイバーはもっとダイブしてこいよ。なんだよ一回だけって。ナメすぎだろ。全曲ダイブするつもりで来いよ。女ダイバーはダイブしまくって「アイツ」に伏線を見せつけてやれや。もはや追加公演のZeppダイバーシティはダイバーだけあってダイバー全員俺んとこにダイブしてこいよ。そこでダイブ肯定派VS.ダイブ否定派の最終決戦や!

いい加減に話を元に戻して、今日のお給仕は本当に前方以外からはちゃんと全部の音を拾えていたのかが気になったほど、最初から最後まで歌波のギターしか聴こえなかった。だから自然と歌波のパフォーマンスに目がいった。楽しみにしてたコーストの音がこんな期待はずれだとは思わなかったけど、お陰で歌波スゲーってなったし、中でもギターソロの時にステージの前方に乗り出して目の前で緑のPRSを輝かせる歌波は、なんかもう完全にカナミ・カエルオーカーフェルトそのものだったよね。なんだろう、こうやって歌波の活躍だったり頑張りを見てるとなんか泣けてくるわホント。歌波は普通にレスくれるし。やっぱり、バンドメイドにおける歌波の役割および負担って想像を絶するものがあって、そんな事を考えたら「もういい歌波...もう休め!美味いもん食って1.5㌔増やして体力つけろ!(彩ちゃんも)」と言ってやりたくなった(なお、休んでる暇などない模様)。あと少し新発見だったのは、歌波のギターって思うのほかスラッシュ・メタルしてて、俄然ヘヴィな音を出してた。そういう面でも、今日のMVPは間違いなく歌波だ。さっそくMVPのご褒美として歌波の絶対領域をペロペロしてあげなきゃ!いっくぞ~!ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ~!

今日のセトリはハッキリ言って神セトリだった。某スリル以外の代表曲はほぼ全て演奏して、かつシブい所で”ORDER”から最新曲の”One and onry”まで、全くスキも休む暇もない全25曲、まさしくこの秋冬ツアーで経験してきた事の集大成とも呼べるベストなセトリで、これをほぼノンストップでやりきるのは素直に尊敬するわ。もはや頭おかしいだろ。中でも歌波とケツアゴによるソロバトルからの”Don’t let me down”→”FREEDOM”→”So, What?”の流れとか、「こ、こいつら序盤で俺たち殺りに来てる・・・ゴクリ」ってなったし、しかも予想どおり圧縮がヤバすぎて全然「魔彩ジャンプ」できなかったっていうね。やっぱり”Brand-New Road”→”ORDER”→”decided by myself”までのハード・ロックならではの怒涛のヘヴィネスは最高に気持ちいいし、そっから小鳩ソロの”TIME”が終わると、お待ちかねの「おまじないタイム」。

小鳩「くるっぽ~!」
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俺ら「デブっぽ~~~!!」
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小鳩「燃えるの?萌えないの?」
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俺ら「オメーには萌えねぇよ野口」
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・・・という感じのコールアンドレスポンスがあって、そこで小鳩の口から追加公演の発表と映像化するかもしれないというお知らせの後ろで、彩ちゃんと歌波がイチャイチャしてるもう見慣れた光景。そして新曲の”One and onry”へと繋ぐんだけど、この曲聞くたびに毎回イントロ変わってる気がするけど気のせいか。でもだいぶ曲のイメージが掴めてきた。この曲って結局シングル化するのかしないのか、もしシングル化するなら相当度胸あるなって感じなんだけど、何故なら、この曲のリズムってDjentのソレだよなって、歌波のギターとか完全にDjentだよなって。なんだろう、”secret My lips”もそうだけど、その”secret My lips”的なジェント・リーなモダンさと”Play”的なグルーヴを感じる曲で、サビは小鳩が高域で彩ちゃんが低域で歌うツインボーカルで、つまり楽器隊の魅力とツインボーカルの魅力が組み合わさったイメージ。勿論、デデッデデッって楽器隊で合わせるパートは小鳩は一切弾いてないですw ともあれ、この曲を紐解くキーワードの一つにDjentがあって、しかしDjentよりも「その先にある最先端」を提示している、これ実はトンデモナイ曲なんじゃねーかって。ある意味、これは小鳩とトリコットのイッキュウ中嶋の対談が一種の引き金としてあって、その”顔面朝立ち女”と”当て振り鳩女”の運命の引かれ合い、その伏線は既に僕が書いたトリコットのアルバム『3』の記事に仕込まれていて、だからこの曲については、僕にしか書けないかなり面白いネタが書けますね。もしシングル化しなかった場合は、次のアルバムの時にでも書くので是非お楽しみに。

そして、今日は何と言ってもバンドメイド史上過去最大規模の演出が最大の見せ場としてあって、まずはステージ背面のパネル演出をはじめ、モクモクスモークから”Daydreaming”ではド派手なレーザー演出、パイロを使った「アツゥイ!」くリアルに燃える演出、そして”secret My lips”で見せたパネルの歌詞演出はマジでエモすぎた。この演出見たら”セクレト”はマジで自作曲の最高傑作だと確信したわ。あと、たまに鳩の羽みたいなのが空から降ってきてたけど、あれは別に演出じゃないよね?これ隠し演出だったら笑うわ。あと最後の曲が終わってメンバーが捌けた後に5枚のパネルにメンバーのアー写が映し出されて、それが何かスゲードヤってるように見えて笑ったわ。とにかく、昨日のprediaと同じく、地方公演とは全く違う演出だった。ただでさえ歌と演奏だけでガッツリ聴かせるバンドなのに、このツアーファイナルではその演奏以外の視覚の面でも楽しませようとする演出面でパワーアップした姿にただただ度肝を抜かれた。結局この演出って、どう考えても来年以降の更にデカい箱を見据えたものであって、なんだろう、こいつら既に未来のヴィジョンを思い描いていて、こいつら来年更に化ける気マンマンやなって。

もう一つ、僕は前回の初ワンマンツアーの時に、「秋冬ツアーはステージングに注目したい」と書いていて、しかし前回の名古屋公演は最前中の彩前だったからメンバーとの距離に気を取られて、すっかりステージングのことを忘れていた。で、今日こそはと思い、メンバーそれぞれのステージングすなわち「動き」に注目してみた結果、過去最高に広いステージだったにも関わらず、「動き」自体は地方の箱と対して変わらない印象だった。確かに、それは良くも悪くもかもしれない。そもそも、なぜこのツアーでバンドメイドのステージングに注目したのかというと、これから将来的に箱を更に大きくしていくにあたって、それこそ今日みたいな多彩な演出をはじめ、それこそprediaと同じように広いステージを余すことなく、「音」は勿論のこと「動き」を駆使して埋め尽くさなきゃならないわけです。それを踏まえて見ると、確かにMISAと歌波は一番「動き」のあるパフォーマンスをしているが、一方で彩ちゃんと小鳩の「動き」が少ない。勿論、茜はドラムなんで元スリップノットのジョーイやモトリーのトミー・リーみたいな回転ドラムをやるわけにはいかないというか、お給仕での茜はメンバーで一番カロリーの消費と摂取が大きいので、もしこれ以上動いたらイッちゃいます。でもやっぱりフロントの二人の「動き」がないとやっぱり少し寂しい。例えば、数万人規模の大箱のステージで一切走らないロックバンドのフロントマンを君は見たことがあるかって話で、確かに「ガワ」の部分の演出は明らかに大箱仕様ではあるが、しかし一番大事なメンバーの「動き」がまだ大箱仕様には程遠いものに見えてしまったのも確か。今日は歌波推しなんで彩ちゃんに対してキツく言うと、「お前は反復横跳び芸人かよw」とか「お前はJanne Da Arcのyouちゃんかよw」とか「ボーカルなのにギタリストのyouちゃんかよw」とか「お前はJanne Da Arcの大阪城ホールのライブDVDでも見てステージングの勉強しろよw」とか「彩ちゃんのダイブがみってみったい~ウェイ 彩ちゃんのダイブがみってみったい~ウェイ」って煽ったら彩ちゃんブチ切れて殴りかかってくるくらいの「動き」が欲しい、極端な話だけど(でも彩ちゃん今日は煽り意識高かった)。確かに、彩ちゃんの場合はヒールの問題がある。しかし、そろそろ「動き」のためにヒールを低く削ぎ落とす事を考えなきゃいけない時期に来ているのかもしれない。小鳩は小鳩で、ワイアレスのギターなのにお給仕見てると一体何のためにワイアレスにしてんのか分かんねえんだよな。いやいやいやいや、それステージ動き回るためのワイアレスと違うんかと。とは言え、今のバンメにそこまで求めるのは酷な話かもしれない。でも、この問題はいずれお給仕における大きな課題になってくると思う。

なんだろう結局、日本のガールズバンドがちょっと下に見られるというかナメられる一番の理由って、それこそ「動き」のあるアクティヴなステージングやスケールのあるダイナミックな演出の面で、男のバンドと比べるとどうしても見劣りしてしまう事実があるからで、しかしこのバンドメイドはそのガールズバンドのジンクス的なマイナスイメージ、その壁をブチ破ってくれそうな未知の可能性を感じさせる唯一のガルバンだからこそ、いわゆる「ガールズバンドにしては良いよね」みたいな評価で終わってほしくないからこそ、世のご主人様・お嬢様はバンドメイドのお給仕にご帰宅しているわけです。

総括すると、流石にツアーファイナルだけあって、初ワンマンからサマソニやら何やら今年経験してきた事の総仕上げと言わんばかりのシンプルに素晴らしいお給仕を披露する一方で、良い面も悪い面も色んなことを考えさせるお給仕でもあった。その「色んなこと」というのは、それはメンバーが一番よく分かっているハズで、とにかくご主人様・お嬢様的には間違いなく過去最高過去最大級のお給仕だったに違いない。アツい以上に何か別の胸に迫るものがあった。エモさの先にある何かが。なんだろう、アツいのに泣けるというか、そのアツさとエモさがグチャグチャになって感情グラグラと揺さぶられる感じはお給仕でしか味わえないかもしれない。なんというか、バンドメイドがウリとしてる「ギャップ」の本質的な部分って実はそこなんじゃないかと思ってて、お給仕ツアーにご帰宅するたびに1羽除くメンバーの努力と成長が目に見えて分かるのが余計に泣けてくるというか、1羽除く各メンバーの「プロフェッショナルさ」に感服する。少なくとも、ロックフアンで今のこいつらバズらないのは本当に損してるわ。

【12/09】追加公演Zeppダイバーシティの見所
  • 「お給仕はじめます」で始まるか否か
  • メンバーも自身ありげなセットリスト
  • 改めてステージング&舞台演出
  • ダイブ賛成派VS.ダイブ否定派の最終決戦
  • 女ダイバーの回収(右手の童貞卒業)
来たる追加公演のポイントとしては、まずは初っ端から彩ちゃんの「お給仕はじめます」で始まるか否かで、正直ツアーファイナルのアツい勢いのまま秋冬ツアーとは一味違ったスペシャルなステージが予想される今年最後のワンマンが「お給仕はじめます」で始まったらブチ上がると思うし、でも逆に「お給仕はじめます」がなかった場合は今後のバンメに対して懐疑心が生まれそうな所だけど、果たして。スペシャルなステージにはスペシャルなセトリが不可欠であり、そうなってくると某スリルさんが解禁されるとなればマジでほぼイキかける自信あるわ。そして過去最大規模の演出が盛り込まれた今日の新木場をどう超えてくるのか?ダイブ賛成派VS.ダイブ否定派の熱き戦いに終止符が打たれるのか?そして僕の右手は女ダイバーのケツによって童貞卒業してしまうのか!?だからダイブ禁止にするにはまだ早い!運営は良番よこせ!って意気込んで発券したら、新木場をゆうに超えるいわゆる最前中の彩前狙えるクッソ良番で「ええ・・・いくらなんでもこれは良番すぎるよ・・・」って素で引いたんだけど。いやいや、運営はどんだけ俺に最前でお給仕見せたいねんと。えーでもクソ迷う。彩前で彩ちゃんにスルーされるドMプレイするか、それとも小鳩の真正面で微動だにせず死んだ魚の目で小鳩の手元をジ~っと見続けるドSプレイして小鳩のレベル上げしようかホント迷うわ。最前で飛信隊ごっこするか2列目でダイバー回収するか迷うわホントに。何この贅沢な悩み。こうなったら最前で女ダイバー回収するしかなくね?

思えばあのアルバム『Just Bring It』から始まったバンドメイドはこの一年間、実にメイドらしい従順たる姿勢でご主人様・お嬢様の期待に、その目覚ましい努力と才能をもって驚くほど成長したお給仕で答えてみせた。今年を締めくくる今年最後のワンマンお給仕は、バンドメイドの本性が「従順なメイド」なのか、それとも「ただの勘違い女バンド」なのか、色々な意味で見逃せないお給仕になること請け合いの、間違いなくいま最も見逃せないライブです。そして、ご主人様・お嬢様は『Just Bring It』という問に対する答えをバンドメイドに提示しなければならない。テメーら「Just Bring It」の準備はいいか?今日の新木場超える覚悟はいいか?んじゃあ12月9日は、テメーら全員・・・

「かかってこいやああああああああ!!!」
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LOVEBITES 『AWAKENING FROM ABYSS』

Artist LOVEBITES
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Album 『AWAKENING FROM ABYSS』
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Tracklist

1. The Awakening
2. The Hammer Of Wrath
3. Warning Shot
5. Scream For Me (Awakened Version)
6. Liar
7. Burden Of Time
8. The Apocalypse (Awakened Version)
9. Inspire
10. Don’t Bite The Dust (Awakened Version)
11. Edge Of The World
12. Bravehearted (Awakened Version)

3000枚限定(とは言ってない)のデビュー作LOVEBITES EPが日本のメタルシーンを色々な意味で騒がせた、ガールズメタル界期待の新星LOVEBITES。その前回の時に、「いま最も勢いのあるガールズバンド」ことBAND-MAIDと比較して記事を書いたが、結果的に比べる必要が無かったくらい、両者に重なる部分や似てる部分というのは意外にも少なかった。まず互いに「ツインギター」を特徴としているが、LOVEBITESはギターの見せ場となるツインリードやソロバトルをフル活用した「これぞメタル」なギタープレイを奏でる一方で、【コンポーザー】【リードギタリスト】【リズムギタリスト】であるカナミ・カエルオーカーフェルト擁するBAND-MAIDは、本来はリズムギター担当であるはずの小鳩ミク「当て振り鳩女」なのでもはやツインギターじゃなくて実質ワンハーフギターみたいな扱いで、しかしそれをカバーするように小鳩デブはツインボーカルあるいはコーラス役としてBAND-MAIDの楽曲にちょっとだけ貢献している。その「ギター」の次に「ボーカル」の面でも大きな違いがあって、LOVEBITESのフロントウーマンであるasamiは超絶ハイトーンボイスを駆使したこれまた「これぞメタル」なボーカルパフォーマンスを披露する一方で、BAND-MAID彩ちゃんSHOW-YAの寺田姐さんリスペクトな「これぞハード・ロック」な歌声から、一方で安室ちゃんなどの王道的なJ-POPにも精通する幅広い歌声を聴かせるタイプの器用で柔軟性の高い「フレキシブル」なボーカリストで、最終的にはその「ボーカル」と「ギター」を起因とした「楽曲面」での大きな違いに行き着く。しかし、その「ボーカル」と「ギター」、そして「楽曲面」を有に上回る大きな違いが存在した、それが「おっぱい」の大きさだった・・・。そもそも根本的な話からして、このLOVEBITES「ガチのガールズメタル」を謳った「嬢メタル」である一方で、BAND-MAID「ガチのハード・ロック」を謳った「ガールズロック」あるいは「V系」であるという時点で、比較する前から既に結果は見えていた。

結局のところ僕が言いたかったのは、両者は互いに棲み分け(共存)できる者同士であり、双方のフアンもギリギリ被らないということで、そういう面では結果的に両者を比較したことは正しかったんじゃあないかって。でも正直に本音を言ってしまうと、「このLOVEBITESとかいうの、ちょっとバズりそうだな」って思ったから、今のうちにフアン予備軍をBAND-MAIDに流しておこうと目論んだ結果、ヘタしたら今回のフルアルバムで元々バンメに付いていたメタラーがLOVEBITESにごっそり引き抜かれそうな勢いで、ヤベーこのままじゃケツ捲くられるやん小鳩どーすんのもうケツ見せろ、って感じでめっちゃ動揺してる。それは冗談として、唯一似ているというか共通しているのは、互いに海外リリースがJPU Recordsのレーベルメイトであることを筆頭に、そして「LOVEBITES」というバンド名の由来となったHALESTORMリジー・ヘイルがツイッターでLOVEBITESの曲に反応していて、面白いのは、BAND-MAID”Don’t let me down”がそのHALESTORMの曲にソックリというかオマージュしているという謎の共通点もある。つまり、今や日本のガルバンにも影響を与えるほどの大物ロックバンドになったHALESTORMを売れる前にこのブログで取り上げていた俺すごい(えっ)

映画界の巨匠クリストファー・ノーラン「本物志向」の映画監督ならば、前作の『LOVEBITES EP』LOVEBITESが強く示しだしたのが「本格メタル志向」、その「本格メタル志向」はこのフルアルバムでも貫かれていて、前作同様にミックス/マスタリングにはフィンランドの重鎮ミッコ・カルミラミカ・ユッシラを、ソナタ・アークティカのワンコを引き連れたB級クサメタル風のアートワークにはHELLOWEENの作品でもお馴染みの絵師を迎え、そして前作のEPではサポート扱いだったギタリストのMi-Yaが正式加入により、晴れて5人編成の「爆乳戦隊ラブバイツ」として万全の体制で挑まれたフルアルバムとなっている。そんな、誰もが待ち望んだであろうLOVEBITESの1stフルアルバム、しかし前作の『LOVEBITES EP』の出来があまりにも良すぎたことで、逆にフルアルバムに対する期待よりも不安の方が大きかった人も決して少なくないはずだ。確かに、実際に今作を聴いてみてもEPの曲がアルバムのテンションを引っ張っている感は否めないが、逆にそのEPの曲を強靱な骨組みとしてアルバムの中に組み込んでいる。

まずは「これぞメタル」なシンフォニックでシアトリカルなSEで静かに始まるオープニングの#1”The Awakening”に次いで、改めてスケール感溢れる「これぞメタル」なイントロから、asamiの「Go!!」を合図にザックザクに切り刻む殺傷力の高いリフで疾走する#2”The Hammer Of Wrath”から、asamiの超絶的なハイトーンボイスを皮切りに、某イケメンも禿げ上がるほどピロピロギュイーンと弾きまくりなmidorimi-yaのツインギター、そしてリーダーのmihoとツーバスドコドコなharunaによる安定感抜群なリズム隊が織りなす「ガチなメタル」にガッツポーズ不可避な、まさにLOVEBITES「本格メタル志向」に対する答えを濃縮したような幕開けを飾る。間髪入れずにスティーヴ・ヴァイ顔負けの高速速弾きソロを披露する#3”Warning Shot”Symphony X JAPANばりに壮麗なシンフォニック・アレンジとスリリングなキザミリフで展開するリード・トラックの#4”Shadowmaker”、そしてEPに収録された”Scream For Me”(Awakened Version)を挟んで、6曲目の”Liar”は今作のハイライトで、優美なストリングスとEPでも見せたことがなかったasamiのバラード映えする歌声で幕を開け、そのasamiの「ボーカリスト」としての類まれなる才能を見せつけるエモーショナルな歌とmi-ya節全開の叙情的なバッキングを筆頭に、最初から最後まで弾きまくりなツインギターを中心にドラマティックに展開していく。この曲はLOVEBITESの可能性を広げるような、ちょっと色々と見直すくらいの名曲だ。

ここまで聴いて思うのは、やっぱりmi-yaの正式加入はバンドにとって非常に大きな出来事だったということ。それというのも、アルバムのリード曲からも分かるように、ここまで#2を除くほぼ全ての曲をmi-yaが作曲/アレンジしていて、つまりmi-yaの曲がアルバムの基礎的な部分を占めていて、特に先ほどの”Liar”で彼女はスティーヴ・ヴァイや叙情派メタルコアにも精通する速弾きギタリストである傍ら、その一方で【コンポーザー】としてその非凡な才能を発揮している。もはやmi-yaの存在はLOVEBITESに欠かせないほど大きな存在で、もはやmi-yaのいないLOVEBITESカナミ・カエルオーカーフェルトのいないBAND-MAIDと同じだ。

後半からは、ハード・ロック色の強い#7”Burden Of Time”とEP収録の#8”The Apocalypse”を皮切りに、リーダーのmihoLight BringerMaoの共作曲を中心に展開してく。チルボドの名曲”Needled 24/7”ばりのギターをフィーチャーした#9”Inspire”、EPの”Don't Bite The Dust”、そして終盤のハイライトを締めくくる”Edge Of The World”では、美しいピアノをバックにボーカリストasamiの真骨頂と呼べる情感溢れる歌声と伊藤セーソク泣くがいい。声をあげて泣くがいいとかいう名言をこぼしそうな泣きのギターソロで幕を開け、中盤からはドラマティックにスケール感マシマシに展開していき、最後はex-Kamelotヘロイ・カーンの「ヘロヘロ魂」が憑依したかのようなasamiのガッツポ不可避なボーカルの怒涛の応酬でアツく感動的なラストを迎える。この曲はmi-ya作曲の”Liar”と対になるようなアルバムの2大看板を担う名曲で、言うなれば”Liar”Within Temptationに代表される欧州のシンフォニック・メタル勢への回答とするなら、この”Edge Of The World”Kamelotに代表されるアメリカのパワーメタル勢に対する日本からの回答である。

EPに収録された曲にはちょっとした変更点があって、まず”The Apocalypse”はイントロからasamiのシャウトやツインリードが加えられており、ブレイクパートではオルガンの音が採用されている。でも正直、オルガンよりもオリジナルの鐘のほうが荘厳な曲調に合ってたような気もする。こういうのって基本的にアルバム用にアレンジしたものより元のアレンジのが良いって賛否両論が起こるけど、まさにその典型例みたいな。とは言え、オリジナルの曲のイメージを損なわないアレンジなんで無問題だ。あと”Scream For Me”はソロバトルのアウトロがフェードアウトじゃなくなってるのと、EPでは日本語歌詞で歌っていた”Bravehearted”を今回の英語版でも全く違和感なく聴かせるのは、他ならぬasamiの歌唱スキルあってのものだ。確かに、12曲中1曲だけ日本語にするのは変だからってのは十分に理解できる。けど、この曲だけは日本語の方が良い。ここだけは絶対に譲れない。

今回フルアルバムになったことで、よりメンバー全員の持ち味が思う存分発揮されているというか、遂に本性を現したというか、改めてその「スーパーバンド」的な演奏力の高さに驚かされるし、それはハイトーンだけじゃない感情表現豊かなasamiのボーカルであったり、mi-yaの隠れたソングライティングであったり、とにかくそれぞれ個人のアーティストとしての才能が爆乳もとい爆発している。勿論、アレンジや作曲面ではまだまだ荒削りな部分はあるし、その分まだまだ伸び代はあるって事だし、とにかくガールズメタル界に新しい風を吹き込むであろうその将来性やバンドの可能性を無限に感じさせたフルアルバムだった。しっかし、なんで自分がここまで推しているのかっていうと、ただメンバーのおっぱいがクソでかいからという理由だけでは決してなくて(失礼な)、それはキャプテン和田誠のネットラジオでもよく耳にしたビクター担当の杉山氏を久々に拝見したことで、そういった面でも自分がこのLOVEBITESを贔屓にする一つの理由となっている。

結局なんだろう、このLOVEBITESを活かすも殺すもフロントウーマンであるasamiのやる気次第で、それというのも、LOVEBITESといわゆる嬢メタルと呼ばれる他のバンドとの違いってやっぱりフロントの存在だと思ってて、LOVEBITESasamiは珍しく他の嬢メタルのフロントにはない突出したスキルや華やかさを持っていて、個人的にそこに他の「嬢メタル」との違いを見出し、まずそこに惹かれたのだけど、そのasamiは今作でEPを凌駕するスキルフルなパフォーマンスでその圧倒的な存在感を放っている。でも今ってどこも「ライブやってナンボ」な時代で、そこで心配になってくるのは、asamiのコーラス仕事などの副業的な兼ね合いからライブ本数こなせない、スケジュールの制限によってまともに活動できない問題だ。というか、今のasamiにとってはむしろLOVEBITESが副業かもしれない状況で、これから良くも悪くもasami中心のワンマンバンドになっていきそうなフラグビンビンだ。ちょっと妄想すると、もっとLOVEBITESの音楽性に「大衆性」や「ポップさ」を求めていきたいasami側とmiho&harunaのガチメタラー勢による対立からバンドに内紛が起こって、そのmihoharunaのトンデモナイ爆乳に囲い込まれるasamiを助け出して僕が代わりに「ぱふぱふ」されるドラクエ的な展開ありますか?でも最終的にバンドの足を引っ張りそうなのはレーベルのビクターというオチ・・・お後がよろしいようでw

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