Artist October Tide
Album 『Tunnel Of No Light』
Track List
元KATATONIAのノーマン兄弟擁する北欧スウェーデンはストックホルム出身の五人組、October Tideの前作『A Thin Shell』からは約三年ぶりとなる通算四作目『Tunnel Of No Light』なんだけど、前作のVo&BassにはIn Mourningのトビアス(Vo)とピエール(Bass)が担当していたが、昨年に早くもそのIn Mourning勢が脱退してしまった。その代わりに、本作ではノーマン弟(マティアス)とVolturyonのVoアレクサンダーが新加入し、前作と同様にスカシンのJonas Kjellgrenをミックス/マスタリングとして迎え入れ、新体制となった形で再びッBlack Lounge Studiosにてレコーディングされた作品。というわけなんだけど、メンバーが代わったとは言えど、本作でやってる音楽は実にOctober Tideらしい【ATMS】系モダン・メロドゥームの王道を相も変わらずに展開してて、今や『死の王』と化してしまった今のKATATONIAにはない、初期~中期のKATATONIA直系つまり本家本元のメロドゥームとやらを、まるで「KATATONIAよ、これがメロドゥームだ」と言わんばかりのナニを見せつけている。そして本作を聴き、更にノーマン兄弟のいない『死の王』を聴くと改めて、KATATONIAの根っこにある【漆黒の意志】すなわち【ヒキコモリ精神】の大部分はこのノーマン兄弟が担っていたんだなぁと、シミジミ思ったりするわけです。でも正直なところ、ウチのブログでも贔屓にさせてもらってるIn Mourningのメンバーが速攻で脱退したのは地味に残念だったが、しかし本作の内容を聴けば、彼らの脱退なんぞほんの些細な事でしかなかったと、そう聴き手に納得させるほどの良作だと理解できるハズ。とか言うても、曲のクオリティは単純に前作のが上だったりするw なんつーか、今回は全体的にDaylight Dies的なダークメタル成分が増した感。
ところで、新Voアレクサンダーの歌が思いの外いい感じだった件。声質的にはIn Mourningのトビアスとテイストの似た感じのグロウルだが、そのグロウルのバリエーションが高音から低音デスまで幅が広いというか、ノーマン兄弟が織りなす鬱々しく幽玄に揺らめいて寂寥感を煽るメランコリックなメロディと絶妙に相まって、文句のつけようがないド迫力のパフォーマンスを見せている。ちなみに、今回の曲の歌詞はヨナスきゅんが書いてたりする。
Album 『Tunnel Of No Light』
Track List
01. Of Wounds To Come
02. Our Constellation
03. Emptiness Fulfilled
04. Caught In Silence
05. The Day I Dissolved
06. Watching The Drowners
07. In Hopeless Pursuit
08. Adoring Ashes
元KATATONIAのノーマン兄弟擁する北欧スウェーデンはストックホルム出身の五人組、October Tideの前作『A Thin Shell』からは約三年ぶりとなる通算四作目『Tunnel Of No Light』なんだけど、前作のVo&BassにはIn Mourningのトビアス(Vo)とピエール(Bass)が担当していたが、昨年に早くもそのIn Mourning勢が脱退してしまった。その代わりに、本作ではノーマン弟(マティアス)とVolturyonのVoアレクサンダーが新加入し、前作と同様にスカシンのJonas Kjellgrenをミックス/マスタリングとして迎え入れ、新体制となった形で再びッBlack Lounge Studiosにてレコーディングされた作品。というわけなんだけど、メンバーが代わったとは言えど、本作でやってる音楽は実にOctober Tideらしい【ATMS】系モダン・メロドゥームの王道を相も変わらずに展開してて、今や『死の王』と化してしまった今のKATATONIAにはない、初期~中期のKATATONIA直系つまり本家本元のメロドゥームとやらを、まるで「KATATONIAよ、これがメロドゥームだ」と言わんばかりのナニを見せつけている。そして本作を聴き、更にノーマン兄弟のいない『死の王』を聴くと改めて、KATATONIAの根っこにある【漆黒の意志】すなわち【ヒキコモリ精神】の大部分はこのノーマン兄弟が担っていたんだなぁと、シミジミ思ったりするわけです。でも正直なところ、ウチのブログでも贔屓にさせてもらってるIn Mourningのメンバーが速攻で脱退したのは地味に残念だったが、しかし本作の内容を聴けば、彼らの脱退なんぞほんの些細な事でしかなかったと、そう聴き手に納得させるほどの良作だと理解できるハズ。とか言うても、曲のクオリティは単純に前作のが上だったりするw なんつーか、今回は全体的にDaylight Dies的なダークメタル成分が増した感。
ところで、新Voアレクサンダーの歌が思いの外いい感じだった件。声質的にはIn Mourningのトビアスとテイストの似た感じのグロウルだが、そのグロウルのバリエーションが高音から低音デスまで幅が広いというか、ノーマン兄弟が織りなす鬱々しく幽玄に揺らめいて寂寥感を煽るメランコリックなメロディと絶妙に相まって、文句のつけようがないド迫力のパフォーマンスを見せている。ちなみに、今回の曲の歌詞はヨナスきゅんが書いてたりする。
Tunnel of No Light
posted with amazlet at 13.06.09
October Tide
Pulverised (2013-04-16)
売り上げランキング: 168,490
Pulverised (2013-04-16)
売り上げランキング: 168,490