Artist Trhä

Album 『Vat gëlénva!!!』

Tracklist
01. Ljúshtaeshrhendlhë jecan glézma
02. Grã sôhhlen bem rhôn trhãthàs
03. Ödënthändelä vòn la gönmëtwa
04. Sëtrharhanlha
05. Jadështahhdlha nudahhhana dëvét

Album 『Vat gëlénva!!!』

Tracklist
01. Ljúshtaeshrhendlhë jecan glézma
02. Grã sôhhlen bem rhôn trhãthàs
03. Ödënthändelä vòn la gönmëtwa
04. Sëtrharhanlha
05. Jadështahhdlha nudahhhana dëvét
イリノイ州郊外のオークパーク村を拠点に活動する、97年メキシコ生まれの若き才能ことThét Älëfによる独りブラックメタル・プロジェクト、その名もTrhäの5thアルバム『Vat gëlénva!!!』の何が凄いって、それこそJRPGの地下ダンジョンで流れるBGMみたいな、(アンダーグランドシーンのトレンドでもある)シンフォニックなダンジョン・シンセをフィーチャーした、生々しい狂気とファンタジーな幻夢世界が入り乱れる規格外のロー・ブラックメタルで、今年の3月と8月に発表した二枚のアルバム、というより全一曲でトータル40分超えの長尺という、それこそCD買取が停止されつつあるストリーミング時代におけるマージンの存在を真っ向から否定するかのような彼の規格外っぷりを象徴する近作に引き続き、今年に入って三作目となる本作においても一曲の尺が10分を優に超える、全5曲トータル65分という超尺志向を踏襲しながらも、(近作におけるブラックメタルとモダン・クラシカル~ミニマル・アンビエントがスムースに往来する喜劇的な狂想曲さながらの)それこそAAAタイトルの大作RPGさながらの起承転結を効かせたドラマ仕立ての楽曲構成は、その確かなソングライティングに裏打ちされた、それこそガンキマってる発狂アートワークに裏打ちされた、長さを全く感じさせない唯一無二の魔力(ホーリーシー)を放っている。
近作におけるローファイ・ブラックメタルというよりは、ロー・ブラックメタル然としたソリッドなキレと殺傷力高めのメロブラ的なリフや粗暴なブラストビートをはじめ、オールドスクールのブラックメタルの要素で構成された深界一層の#1“Ljúshtaeshrhendlhë jecan glézma”、在りし日のShining(SWE)を連想させるスーサイダル~デプレッシブ・ブラックメタルならではの内省的な自傷作用を促しながら、気づけば深界二層の上昇負荷の影響を被るダンジョンに迷い込み、そして浄化作用を促す終盤のドラマティックな展開に圧倒される#2“Grã sôhhlen bem rhôn trhãthàs”、まるで「踊れるブラックメタル」と言わんばかりに、昭和モダン風の魅惑的な香りが施されたシンセによるクサメロ的な旋律と、地下ダンジョンの迷宮の如し転調と緩急を織り交ぜながら、緻密な地形に合わせて様々な表情でプレイヤーを迎え入れる深界三層の#3“Ödënthändelä vòn la gönmëtwa”、一転して近作におけるモダン・クラシカルな優美さ及びシンフォニックな大仰さと超絶エピックなスケール感をまとった、それこそD F H V NやLiturgyさながらの現代的なブラックゲイズ然とした激情的な荒涼感に包まれて成れ果てと化す深界四層の#4“Sëtrharhanlha”、そして深界五層の呪いにかけられたような混沌蠢く絶望感に苛まれる#5“Jadështahhdlha nudahhhana dëvét”まで、そのオカルティックな黒魔術を唱えるかのごとしアトモスフェリックでプリミティヴなブラックメタルは、それこそ今作を聴き終えた後には二時間映画の鑑賞後の満足感と脱力感が味わえる。なんだろう、感覚的にはブラックメタルの文脈でというよりは、Bandcamp界隈でもお馴染みのsonhos tomam contaと同じ文脈で語るべき存在なのかもしれない。
近作におけるローファイ・ブラックメタルというよりは、ロー・ブラックメタル然としたソリッドなキレと殺傷力高めのメロブラ的なリフや粗暴なブラストビートをはじめ、オールドスクールのブラックメタルの要素で構成された深界一層の#1“Ljúshtaeshrhendlhë jecan glézma”、在りし日のShining(SWE)を連想させるスーサイダル~デプレッシブ・ブラックメタルならではの内省的な自傷作用を促しながら、気づけば深界二層の上昇負荷の影響を被るダンジョンに迷い込み、そして浄化作用を促す終盤のドラマティックな展開に圧倒される#2“Grã sôhhlen bem rhôn trhãthàs”、まるで「踊れるブラックメタル」と言わんばかりに、昭和モダン風の魅惑的な香りが施されたシンセによるクサメロ的な旋律と、地下ダンジョンの迷宮の如し転調と緩急を織り交ぜながら、緻密な地形に合わせて様々な表情でプレイヤーを迎え入れる深界三層の#3“Ödënthändelä vòn la gönmëtwa”、一転して近作におけるモダン・クラシカルな優美さ及びシンフォニックな大仰さと超絶エピックなスケール感をまとった、それこそD F H V NやLiturgyさながらの現代的なブラックゲイズ然とした激情的な荒涼感に包まれて成れ果てと化す深界四層の#4“Sëtrharhanlha”、そして深界五層の呪いにかけられたような混沌蠢く絶望感に苛まれる#5“Jadështahhdlha nudahhhana dëvét”まで、そのオカルティックな黒魔術を唱えるかのごとしアトモスフェリックでプリミティヴなブラックメタルは、それこそ今作を聴き終えた後には二時間映画の鑑賞後の満足感と脱力感が味わえる。なんだろう、感覚的にはブラックメタルの文脈でというよりは、Bandcamp界隈でもお馴染みのsonhos tomam contaと同じ文脈で語るべき存在なのかもしれない。













