
つい最近、DreamcatcherとかいうK-POPアイドルにドハマリしてから、「じゃあ韓国のメタルってどうなん?」みたいな漠然とした疑問が頭に浮かんで、そんな絶妙なタイミングで”韓国のメタル事情”が恐らく世界一詳しく記された『デスメタルコリア』が発刊されたのが記憶に新しい。となると、K-POPとしては珍しいメタルやロックあるいはアニソンをベースにした曲調をウリとするこのドリキャを、一体どの日本のメタル雑誌が初めに取り上げるのか見ものだったけど、それがまさかのBURRN! 界隈でお馴染みの『メタリオン』だったのは流石に大穴過ぎて笑った。

ドリキャが記載されているのは「コリアン・ガールズ・ロック特集」の名目で、実質的にはあくまでグループの紹介文的な内容なのだけど、面白いのはこの特集記事を執筆したのが『デスメタルコリア』の著者で知られる水科氏で、正直ここで『デスメタルコリア』と繋がったのはなんかちょっと感動したというか、それ以前に「展開はえぇ」ってなったし、なんだろう、やっぱり”動き”が速いメディア/媒体が強い時代なんだなって。しかも厳密に言えば”バンド”じゃないのに二番手で紹介してもらって大変恐縮です(しかもカラーで)。
10年前はまだBURRN!買ってて、その増刊号となるメタリオンは今回初めて買ってみたのだけど、今回のメタリオンは恒例のガールズメタル特集号で(こいついつも女の特集してんな)、ぱっと見「キャバ嬢かな?」ってなる表紙を見ても分かるように、その内容も華やかなもので(一方でガールズメタル界隈って闇深そうだな...って)、いま最も勢いのあるガールズ・メタルことLOVEBITESのインタビューも記載されている。あとガールズロック革命のインタビューも載ってて感心した。そのインタビュアーが某藤木で、他にも某ビューンでお馴染みの編集の名前ばっかで懐かしすぎて笑った。
改めて、K-POP系以外の日本の音楽雑誌にドリキャが載ったのは初めて?だとするとかなりレアなので、日本のインソムニアは記念の意味でも手に入れとくといいかも。しかもまだ日本デビューしてない時期にこのような特集を組んでくれたメタリオン、および水科氏には尊敬の念しかないし、改めて日本のインソムニアを代表して感謝します。しっかし、改めて『ヘドバン』って使えねぇ雑誌だなって。本来なら『ヘドバン』がやるべき企画だろこれ。そんなだから「ベビメタ機関誌」って揶揄されるんだよ。つうか、今さら某メイド祭り上げてる時点でアレだけどね。
正直、デビュー前から記事になるなんて思ってもなかったから(いい波乗ってんね)、この秋に日本デビューしてから日本での活動だったり、あるいはインタビューだったり、今回のメタリオンだけじゃなく他のロック/メタル系の雑誌にも記載される可能性、それらを筆頭にドリキャの今後に俄然期待感しかない。そんなドリキャは、つい先日3rdミニ・アルバムとなる『Alone In The City』をリリースした。それがまた”書かせる”ような全く新しい『悪夢』を繰り広げていて、しかしそのCDとポスターが未だに届かなくて泣いてる。はよ書きてぇ。
デスメタルコリア: 韓国メタル大全 (世界過激音楽)
posted with amazlet at 18.09.30
水科 哲哉
パブリブ
売り上げランキング: 167,162
パブリブ
売り上げランキング: 167,162