そんなわけで、今年観た映画(DVD含む)で良かったBEST7をてきとーに(ネタバレあり)
『ドライヴ』
『孤島の王』
『別離』
『私が、生きる肌』
『少年と自転車』
『少年は残酷な弓を射る』
『ダークナイト・ライジング』
・・・こんな感じ。この中ではUS産の『ドライヴ』 とノルウェイ(北欧)産の『孤島の王』 が俺の中では二強なんだけど、この二本は特に、サントラが欲しくなるくらい劇中の音楽が良かった。『孤島の王』 のストーリーはもはやショタ版タイタニックといっていい。『ドライヴ』の方はB級映画(使い方間違ってるけど)的な傑作だと思う。もうなんか雰囲気音楽ならぬ雰囲気映画の頂点です。まず、GTAバイスシティ的な超絶Coolな序盤から一転して中盤からのバイオレンスな展開とのギャップに驚く。そしてライアン・ゴズリングが演じる、ちょいとサイコな主人公のダーク・ヒーロー的な存在が、一挙一動に醸し出す”男のフェミニズム”に萌え死んだ。この映画は本当にデブ豚が『恋の予感』で出してる音とマッチしてると思った。当然グロテスクな描写もあるが、いわゆるゾンビ映画のノリと同じで、そのコミカルなシュールさに”俺の感性”がツボった一要素でもある。色んな面でジョジョ好きならマストと言える。で、時おり入るスローモーションを使ったクッサい演出も◯だし、何といっても脇役がいい味出してた。その『ドライヴ』を見終えたある時、昨年のBESTにも入れた『ブルーバレンタイン』の主演がライアン・ゴズリングだと知った時はファッ!?ってなった。役柄の違いにビビった。イラクの映画で、介護をテーマにした社会派?の『別離』はマジ見応えのある内容だった。あのラストはズーンと重くきた。『私が、生きる肌』は”アルモドバル監督×アントニオ・バンデラス×エレナ・アナヤ”の共演とかもう傑作が約束されたようなもんで、事実、変態映画の傑作でした。久々に映画観てて”エロい”って思った。日本の待機児童問題にインスピレーションを受けたとされる、ベルギー出身のダルデンヌ兄弟の最新作『少年と自転車』は、これまでのダルデンヌ作品と比べるとかなり身近なテーマだったんで、変に構えず身軽に鑑賞することができた。俺の中でダルデンヌと言えば『息子のまなざし』一択なんだが、『少年と自転車』のラストシーンにあるような、自転車に跨り明日を駆けていく、また一段と成長した少年の背中から、全てのダルデンヌ映画に共通するカタルシスを感じられたのは良かった。あのシーンは本当に「おっ、カタルシスゥー!」ってなった。オープニングの”ラ・トマティーナ”のシーンからグッと引き込まれた映画『少年は残酷な弓を射る』は、タイトルそのまんまのラストで結構衝撃的だった(原作は未読)。主演のティルダ・スウィントンを筆頭に、子役を含めた役者陣の演技力にただただ脱帽した。てか、『少年と自転車』で遂にグレた少年→『孤島の王』にブチ込まれる→とうとうブチ切れた『少年は残酷な弓を射る』・・・とかいうこの『少年三部作』はオススメ。念の為に断っておくが、ぼく別にショタコンとかじゃあないから(震え声)...最後に『ダークナイト・ライジング』を選んだのは、言わずもがなジョセフ・ゴードン=レヴィット君枠ですw 『ミステリアス・スキン』で初めて彼を知って以来のファンとしては、まさかここまで大物になるとは全くもって想定外で、ただただ嬉しい限りです。そんなわけで、NEXT-バットマンはジョセフ君でいこう(提案)