Artist SeeYouSpaceCowboy
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Album 『The Romance Of Affliction』
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Tracklist
01. Life As A Soap Opera Plot, 26 Years Running
04. Sharpen What You Can
05. With Arms That Bind And Lips That Lock
06. Losing Sight Of The Exit...
07. ...And My Faded Reflection In Your Eyes
08. Intersecting Storylines To The Same Tragedy
09. Ouroboros As An Overused Metaphor
10. Anything To Take Me Anywhere But Here
11. The Peace In Disillusion
12. Melodrama Between Two Entirely Bored Individuals
13. The Romance Of Affliction

2021年の「Spotifyまとめ」によると「よく聴いた音楽ジャンルランキング」の4位が“メタルコア”とのことで、そんな昨年のメタルコアを語る上で欠かせないアルバムを幾何挙げるとすれば、それは新世代メタルコアのKnocked LooseのEP『A Tear In The Fabric Of Life』とエピタフ系男子ことEvery Time I Die『Radical』という二枚の傑作に他ならない。

このサンディエゴ出身の4人組、(アニメ『カウボーイビバップ』からバンド名を引用した)SeeYouSpaceCowboy...が昨年発表した2ndアルバム『The Romance Of Affliction』も2021年のメタルコアを象徴する一枚であることは確かで、というのも、本作はレーベルメイトでもあるKnocked Looseのギタリスト=アイザックがプロデュースを担当、エンジニアとして一曲目にもボーカルのキースがゲスト参加しているEvery Time I DieThe Human Abstract、そしてニュークリアブラストに引き抜かれたVein改めVein.fmの作品でもお馴染みのウィル・パットニーという黄金コンビを迎えて制作された、まさに昨今激化する新世代メタル(コア)の熾烈な縄張り争いに食い込んでくること必須の、それこそ新世代筆頭株のKnocked Looseと真正面からスクラム組みにきてるエゲツないハードコアを展開している。


彼らの持ち味であり、また彼らが根ざしているLGBTQ.Q.の自由な表現や反レイシズムや反資本主義などの政治的メッセージが込められた、ボーカルのコニー・スガルボッサによるスクリーモ系のアンニュイな歌声と強烈な金切りシャウトを軸とした往年のエモ/ポスト・ハードコアならではのパンク精神溢れるスタイルに、Knocked Loose直伝のイカつい鬼ブレイクダウンとEvery Time I Die譲りのカオティックでマッシーなコアさがカチ込み合う新旧ハイブリッド型のブルータルなハードコアを繰り広げる本作は、まさにその雑な説明文を象徴する#1を皮切りに、男性的なシャウト担当である姉コニーの弟であり元ドラムで現ギタリストのイーサンによる中性的な歌声とベースボーカル担当のタイラー・アレンによるemo(イーモゥ)然とした女性的なハイトーンのトリプルボーカルが性別の垣根を超えて交錯する#3、マッシーがよりマッシーにマスを×るカオティック・ハードコアの#4や#5、メタルコアとしての強度が異常に高すぎるキレまくりな#9、Knocked Looseリスペクトなエゲツないヘヴィネスから途中で素っ頓狂なアホパートに切り替わる#10、ピアノインストの#11で小休止を挟んでからメロディック/ポスト・ハードコア軸の#12、カリフォルニアのポストハードコアIf I Die Firstとコラボした#13まで、まさに第二次メタルコア大戦の開幕を告げるに相応しい傑作です。