Artist Scale the Summit

Album 『The Migration』

Track List
USはロサンゼルス出身の四人組、Scale the Summitの約二年ぶりとなる新作で、プロディース&レコーディングにBTBAMの作品で知られるジェイミー・キングを迎えた通算四作目『The Migration』なんだけど、前作の3rd『The Collective』を年間BESTに入れたのはウチのブログ含め少数だった気がするけど、なんだかんだその前作の作風を素直に踏襲しつつも、よりアグレッシヴな方向性へとシフトした感が本作にはあって、なんつーか、急激にCynic化した3rd譲りの【ATMS】成分配合のノスタルジックな癒し系メロディと2nd『Carving Desert Canyons』譲りのDT直系テクニカル/プログ・メタル然としたソリッドかつスリリングな展開による音の強弱/メリハリを過去最高に強く意識した結果→俄然CynicやExiviousそしてAnimals As Leadersを連想させるフュージョン・メタルっぽくなった感あるし、前作にも劣らない童話の世界に迷い込んだかのようなノスタルジアを繰り広げ、それこそイギリスのイラストレーターDuncan Storr氏が手がけた、まるで映画『ジャックと天空の巨人』的なアートワークのファンタジックな音世界へとタイムトラベルさせる。単純な話、夢の世界へと誘うリラクゼーショナルなアンビエンス空間や曲の構成および展開がこれまでの作品とは段違いにスケールアップしてて、それはオープニングを飾る#1”Odyssey”を再生した瞬間から顕著で、前作とは一転してド派手な始まりから聴き手の不意を打ち、もはや曲の繋ぎ目が分からなくなるぐらい急転直下型の緩急を効かせた、それこそBTBAM顔負けの大胆不敵な展開に度肝を抜かれる。そしてモロにAALスキーな曲で前作の”The Levitated”の正統進化系に当たる#2”Atlas Novus”やTesseracTの1stライクな#3”The Olive Tree”、そして#4”Narrow Salient”のガンツ系ギョーンギョーンリフを耳にすれば理解できるように、今回は明確にDjentを意識したリフが多い。つまり、癒し系メロディ/ムード重視だった3rdとDT直系プログ・メタルの2ndをウマく組み合わせた所へDjent成分を絶妙にブレンドしたのが本作、というわけ。で、エッジの効いたヘヴィなギターが激しくスリリングに動き回る様が2ndライクな#5”Oracle”、そして短いインスト(#6)を挟んでGojiraバリにヘヴィでエクストリームなリフと3rd直系の”あのキザミ”が気持ちいい#7”The Dark Horse”から叙情詩を奏でるかのようなメロいGソロが中心の#8”Willow”へと向かう後半の流れは本作のハイライト。そんな感じで、正直なところ頭二曲のインパクトが強すぎる感は否めないけど、【ポストメタル的なヘヴィネス×”あのキザミ”×雰囲気重視】だった3rdよりも、ムシムシムシムシQ系のメロディックなリフでテクニカルに曲を構築していく、すなわち2nd的なアグレッションを含有した明快なサウンドに回帰してる感はあるんで、その2nd路線が好きな人に強くオススメしたいし、個人的にもやっぱ完全インストモノで一番スキーなバンドやと再確認したほどハイクオリティな一枚。

Album 『The Migration』

Track List
01. Odyssey
02. Atlas Novus
03. The Olive Tree
04. Narrow Salient
05. Oracle
06. Evergreen
07. The Dark Horse
08. Willow
09. Sabrosa
10. The Traveler
USはロサンゼルス出身の四人組、Scale the Summitの約二年ぶりとなる新作で、プロディース&レコーディングにBTBAMの作品で知られるジェイミー・キングを迎えた通算四作目『The Migration』なんだけど、前作の3rd『The Collective』を年間BESTに入れたのはウチのブログ含め少数だった気がするけど、なんだかんだその前作の作風を素直に踏襲しつつも、よりアグレッシヴな方向性へとシフトした感が本作にはあって、なんつーか、急激にCynic化した3rd譲りの【ATMS】成分配合のノスタルジックな癒し系メロディと2nd『Carving Desert Canyons』譲りのDT直系テクニカル/プログ・メタル然としたソリッドかつスリリングな展開による音の強弱/メリハリを過去最高に強く意識した結果→俄然CynicやExiviousそしてAnimals As Leadersを連想させるフュージョン・メタルっぽくなった感あるし、前作にも劣らない童話の世界に迷い込んだかのようなノスタルジアを繰り広げ、それこそイギリスのイラストレーターDuncan Storr氏が手がけた、まるで映画『ジャックと天空の巨人』的なアートワークのファンタジックな音世界へとタイムトラベルさせる。単純な話、夢の世界へと誘うリラクゼーショナルなアンビエンス空間や曲の構成および展開がこれまでの作品とは段違いにスケールアップしてて、それはオープニングを飾る#1”Odyssey”を再生した瞬間から顕著で、前作とは一転してド派手な始まりから聴き手の不意を打ち、もはや曲の繋ぎ目が分からなくなるぐらい急転直下型の緩急を効かせた、それこそBTBAM顔負けの大胆不敵な展開に度肝を抜かれる。そしてモロにAALスキーな曲で前作の”The Levitated”の正統進化系に当たる#2”Atlas Novus”やTesseracTの1stライクな#3”The Olive Tree”、そして#4”Narrow Salient”のガンツ系ギョーンギョーンリフを耳にすれば理解できるように、今回は明確にDjentを意識したリフが多い。つまり、癒し系メロディ/ムード重視だった3rdとDT直系プログ・メタルの2ndをウマく組み合わせた所へDjent成分を絶妙にブレンドしたのが本作、というわけ。で、エッジの効いたヘヴィなギターが激しくスリリングに動き回る様が2ndライクな#5”Oracle”、そして短いインスト(#6)を挟んでGojiraバリにヘヴィでエクストリームなリフと3rd直系の”あのキザミ”が気持ちいい#7”The Dark Horse”から叙情詩を奏でるかのようなメロいGソロが中心の#8”Willow”へと向かう後半の流れは本作のハイライト。そんな感じで、正直なところ頭二曲のインパクトが強すぎる感は否めないけど、【ポストメタル的なヘヴィネス×”あのキザミ”×雰囲気重視】だった3rdよりも、ムシムシムシムシQ系のメロディックなリフでテクニカルに曲を構築していく、すなわち2nd的なアグレッションを含有した明快なサウンドに回帰してる感はあるんで、その2nd路線が好きな人に強くオススメしたいし、個人的にもやっぱ完全インストモノで一番スキーなバンドやと再確認したほどハイクオリティな一枚。
Scale the Summit
Prosthetic Records (2013-06-11)
売り上げランキング: 10,487
Prosthetic Records (2013-06-11)
売り上げランキング: 10,487






