Artist Enslaved
Enslaved

Album 『RIITIIR』
RIITIIR

Track List

02. Death In The Eyes Of Dawn
04. Roots Of The Mountain
05. Riitiir
06. Materal
07. Storm Of Memories
08. Forsaken

『 70sプログレッシブ・ロックとブラックメタルの融合、その完成型 』
 
北欧ノルウェイに凄む”孤島(バストイ)の王”ことEnslavedの約二年ぶりとなる通算12作目『RIITIIR』が、もはやワロタレベルではないくらいに凄んでる件。についてなんだけど、かのイェンス・ボグレンの元で制作された一昨年の11thAxioma Ethica Odiniでは、近年の作品から取り入れ始めたPink FloydKing Crimsonライクな”Progressive-Rock”のアプローチを著しく強め、例えるならOpethの8th『Ghost Reveries』”今のEnslaved流”の解釈でやってみたら”大化け”しちゃった(テヘペロ)。そんな彼らの新作は再びッ!!俺たちのイェンス・ボグレンをミックスに迎え、これ以上ないほど理想的な体制で臨まれたものとなっており、確かに”大化け”しちゃった前作ほどのインパクトはないが、その前作=”脳筋トロール野郎”に70sプログレという”知性”が芽生えた結果、より深く、より寥郭たるスケールで描き出される、円熟を極めし先に辿り着いた深淵かつ荘厳そして孤高の音世界は、もはや完全に”ブラックメタル”からの脱却を図った、これはもう”Enslaved”という一つのジャンルだと言える(というより、これは”ブラックメタル”を突き詰めた先に彼らが導き出した”一つの答え”なのかもしれない)。それはOpeth『Ghost Reveries』からのWatershedすなわちEnslaved『Axioma Ethica Odini』からの『RIITIIR』という作風の流れ/変化に至極似た感覚だったりする。残念ながらOpethはその移り変わりに対応できないままフェードアウトしてしまったが、しかしこのEnslavedは今の流動的な時代の流れに上手く対応し大成功したパターンと言える。で、中心人物であるIvar Bjørnson(Gt)とGrutle Kjellson(Ba,Vo)の作曲面での一層の活躍もさる事ながら、近年のEnslavedがナゼに”大化け”したワケ理由、その一番の立役者であり、そして今や”世界一気だるくて色気のあるクリーン・ボーカル”の持ち主といっても過言じゃあない、鍵盤担当のHerbrand Larsenによるミカエル・オーカーフェルト(Opeth)が全盛期だった頃の歌を更に美しく、そしてepicッ!!なエモーションが込められた彼のボーカリストとしての才能は、これにて遂に覚醒したッ!!といっていい。その”男のフェミニズム”をムンムンと醸し出す、説明すると”歌からの~ッッッ”みたいな息の切り方というか、この”ッッッ”←っていうトコの吐息がエロティック過ぎる彼の歌声/コーラスは初っ端の#1” Thoughts Like Hammers ”から存分に堪能でき、プログレ臭全開のイントロからサビにかけて徐々にキモチをepicッ!!に高ぶらせていく#2” Death In The Eyes Of Dawn ”の、俺に”ミカエル超え”を確信させたほどの叙情的なサビでは、”ボーカリストとしてのエルブラン・ラーセン”が逞しく成長し覚醒した姿を堂々と見せつけ、今にもトロけ落ちそうなくらいにエロス&フェミニンなエルブランの甘~い歌声とキモティィィ”ポスト-あのキザミ”リフを幽玄な音世界の中で緩やかに交錯させた#3” Veilburner ”、そしてもはやepicッ!!レベルではないくらい、幾多の神々が宿りし天空へと昇るようなエルブランのゴッドボイスと北欧神話を題材とした超絶スペクタクルな物語を”Enslaved流のポストロック”という解釈をする事により誕生した#4” Roots Of The Mountain ”は、”俺の界隈”そして”俺の感性”の象徴すなわち黄金のシンボル”であるANATHEMAWeather Systemsから” Untouchable, Part 1 ”を初めて聴いた時と同じような、まさに”月までブッ飛ぶこの衝撃”すなわち”灼熱の魂”がそこにはあったッ!! 特に6分50秒からのまるで”山の神々”が地上に降り立ったような只々壮観な姿、まさに”神がかり”的な圧倒的なスケールともはや完全に”ポストロックのソレ”である壮麗優美でリリカルな展開には、心臓がMy Heart is epicッ!!にブッ飛ぶこと必須。”武者震い”とはこの事か、と。いともたやすくこんな名曲を書くとか・・・やっぱこのオッサンらホントにスゲーわ。で、Enslavedのルーツをあらためて懐かしむようなトレモロリフやポスト・ドゥームリフを随所に散りばめた楽曲を中心に、後半の#6” Materal ”と#7” Storm Of Memories ”なんかでは、前作から本作までの間にリリースされた二枚のEPからの奇矯な狂気性とサイケデリックな香りを再びッ楽しませる曲で、彼らのルーツを嫌でも意識させるブラック特有の狂乱性と70sプログレ特有の叙情味すなわちフェミニンなエロスが、混沌と静寂、荒涼と幽玄が反響する音空間の中で、静と動のメリハリ/緩急を効かせながら時に狂喜乱舞、時に靭やかに交錯する精神世界はもはや芸術の域に達している。そしてレトロ調なピアノの奇怪至極なイントロからナニかしらのヤバい気配を曝け出す、終幕を飾るに相応しい大作の#8” Forsaken ”ではお隣スウェーデンのCarbon Based Lifeformsを彷彿とさせるアンビエント/ニカパートからの~おいおいポストロックかと思うほどのアウトロでは、例えるならNeurosisもしくはCult of Lunaのような退廃的かつ耽美な”シブイねェ…まったくおたくシブイぜ”とでもゆいたい美的センスを垣間見せる。この展開は・・・(アカン) というわけで、前作みたいなヴァイキングメタル直系の勇壮な勢いやド派手な疾走感はない、要するに”脱メタル化”すなわち”プログレ化”した”近年Enslavedの完成型”である本作『RIITIIR』からほとばしる、ネットリとカラダに絡みつくサイケデリックなトリップ感に、俺たちの♡はもうメロメロ。いうても#5はタイトルトラックの割に一番地味かも。もはや俺レベルになると#4なんかはポストロックとして聴ける。それは兎も角として、まさか傑作だった前作を軽々と超えてくるとは・・・いやはや全く予想していなかった。これには素直に敬意敬意アンド敬意からの敬意ッ!!を表したい。

     ” Feel the flames, the streams of life below
        Feel the flames, that blind your inner eye
        Seek and find, what lingers deep inside
       Seek and find, but do not try to understand ”

 リアルに逝ってしまったKATATONIAの新作死の王を境に凋落し始めたスウェーデン界隈を脅かす、このEnslavedを”長”とする隣国ノルウェイの存在感と勢いがここにきて俄然跳躍感が増した気がして、この手の界隈そして”俺の界隈”で揺るぎない地位を確立していたOpethの立ち位置は、もはやこのEnslavedに取って代わったといっていい。スウェーデン界隈の二強であるOpethとKatatonia双方の”黄金期”が最新作を境に終焉を迎えた・・・と同時にEnslavedの黄金期が始まったッ!!のは偶然にしては実に面白い。完全にEnslavedの黄金期は今だと言い切れる。今年の映画界も『孤島の王』の一択やし。やっぱ”ノルウェイ”すなわちChrister-André Cederberg(ノルウェイ人)=ANATHEMAWeather Systems黄金の精神”『ジョジョ』ってスゲーわ、とかいう”俺の解釈”に行き着くわけです(なにいってだこいつ)。つまり今年はANATHEMAWeather Systems”ノルウェイ”という北国のために存在した年という結論で、どうぞ。要するに、俺の中で猛烈にノルウェイという国があらゆる面でキテる。なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、ノルウェイのほうに。バストーイッ!!

           『RIITIIR』”エロチズム”

 つまり、ナゼに傑作だった前作『Axioma Ethica Odini』よりも、”エロ”という黄金のキーワードを含んだ本作『RIITIIR』の方が”俺好み”であるのか、その答えとなるのは、俺の一方的な”師”である荒木飛呂彦先生が最新作の8部『ジョジョリオン』で露骨に”エロ”というのを押し出してきたからであって、そして今年に入ってナゼ”俺の界隈””アイドル枠”を設立し、ナゼにその”アイドル枠”を担当する事となったのが、まるで”空条徐倫=鈴木愛理”である可能性が微レ存ッ!?ってなほど、”強く、美しく、気高く”の三拍子を取り揃えたアヴドゥル界隈屈指の”武闘派アイドル”こと℃-uteだったのか、それはジョジョ7部『SBR』の後期ルーシーから『ジョジョリオン』東方大弥そして広瀬康穂の存在すなわち”荒木飛呂彦が考えるアイドル像”というのを、今年で25周年を迎えた『ジョジョの奇妙な冒険』の長い歴史の中で”初めて”描写してきたからであって、結局何が言いたいのかというと、要するに全ては”俺の感性””引かれ合い”そして繋がっている、というわけです。おっと、この件を語る上で忘れちゃあいけない、大英帝国が誇るANATHEMAWeather Systemsは、”定助と康穂””Love & Peace”黄金の関係性”を見事なまでに体現しているんだ。そんなわけで、そろそろ”日本一のジョジョヲタ”自称しちゃっていいすか?ってなレベルまで達しているおいら、もはや”俺の感性”の最大の目的は『ジョジョリオン』を100%いや120%理解ッ!!するためのナニか、自分自身でも理解不能ッな得体の知れないものに変わっている(なにいってだこいつ)。結論として、本作『RIITIIR』”エロ”という解釈で、すなわち”エロ”を制するものは世界を制すッ!!というわけだ。

   ”で・・・どうする?『再び』か?再びかァァーーーッ!!”

 そんなこんなで、一昨年の2010年度BESTの時にもANATHEMAWe're Here Because We're Hereとトップ争いをしていたが、今年は”ANATHEMAの”あの新作”に対抗できるんは唯一KATATONIAだけやろなぁ”という俺の予想を180度覆してみせたのは、やはり2010年度の再来ッ!!、このEnslavedの存在だったというわけです。皮肉なことに、今回のマスターを手掛けたTony Lindgrenという人物は、KATATONIAの新作『死の王』の5.1chサラウンドのマスターを手掛けた人でもある。ちなみに、デジパック盤限定のDVDにはイェンスニキも友情出演ッ!!

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