UK産のプログレ・ハード・ロックバンド、IT BITESの再結成アルバム「The Tall Ships」を紹介。



1. Oh My God        ☆☆☆☆☆
ポップなコーラスとピコピコっとポップなkeyの音色がダブルポップに印象的な曲で、UKらしいというか、コーラスが交わるエモーショナルでキャッチーなサビが心地良い、かなりポップなプログレ・ハードナンバー。keyの音色と絡み合う、Gソロも味のあるメロウなプレイを聴かせる。


2. Ghosts           ☆☆☆☆☆
「北風小僧の寒太郎」的なヒュー♪っとしたメロディと煌びやかで美しいkeyの音色が耳に強烈な印象を残す曲で、全体的にポップでアップテンポなビートを刻みながら進む、チョットSFチックなプログレ・ハードナンバー。中盤のパートのシリアスなkeyの音色からGソロに繋がるインストパートも聴き所。


3. Playground         ☆☆☆☆☆
ダイナミックでシンフォニックかつシリアスなkeyのサウンドを絡めながら、ゆったり夢心地に進み、ミッチェルが切なさがチョチョ切れるほど、エモーショナルでキャッチーに歌うサビがたまらない、プログレ・バラード的ナンバー。


4. Memory Of Water     ☆☆☆☆
イントロからポップなkeyの音色とギターが爽やかなビートで駆け抜け、心地良くエモーショナルな、ミッドテンポで進むサビがイイ感じな曲。Gソロパートはかなり爽快で気持ちがいい。


5. The Tall Ships       ☆☆☆☆☆
アルバムタイトルナンバー。優しく心地良い雰囲気でスローに進む曲で、優しいコーラスが癒されるサビがたまらないナンバー。中盤のパートはかなりエモーショナルで、その後に吹奏楽器の気持ちよい音色のソロが入る。


6. The Wind That Shakes The Barley ☆☆☆☆☆
オルガンの音色ではじまるイントロから、子守唄っぽくスローでポップに展開するパートとコーラスを交えてテンポアップするパートを交互に繰り返す曲。リズミックなkeyの音色から爽快なビートを聴かせる中盤のパートから、ギターとキーボードが絡み合うインストパートがプログレッシヴな展開へ繋がる。


7. Great Disasters      ☆☆☆☆☆
「オーエーオ♪オーオーオッォッォ♪」というノリのイイコーラスが印象的な、ミッドテンポに進む、爽快でポップな曲。


8. Fahrenheit          ☆☆☆☆☆
オルゴールっぽいkeyの煌びやかな音色が心地良く、ミッドテンポかつエモーショナルに進み、パワフルなヴォーカルが叙情的に訴えてくるサビがたまらないナンバー。


9. For Safekeeping      ☆☆☆☆☆
ピアノの美しい音色と優しいヴォーカルで心地良く進み、エモーショナルな歌声がグッとくるサビが印象的なバラード的ナンバー。ポップでエモーショナルなギターソロも素晴らしい。


10. Lights            ☆☆☆☆
キラキラしたkeyのポップなサウンドが印象的なイントロから、全体的にポップに展開するナンバー。


11. This Is England      ☆☆☆☆☆
約13分ある大作プログレッシヴナンバー。



UK産のヴェテラン、プログレ・ハード・ロックバンドIT BITESの再結成してのアルバムで通算4作目。オリジナルメンバーのフランシス・ダナリーリチャード・ノーランは脱退してしまい、代わりにKINOジョン・ミッチェルがギターとヴォーカルを、ジョン・べック(key/Vo)がベースを担当して作成された、今作の「The Tall Ships」。

バンドのキーマンの2人が脱退し、新星IT BITESとなって作られたアルバムで、音的にどうなるか心配したが・・・ところがドッコイ、復活作となった今作は、何処となしかKINOの香りもありつつも、IT BITESらしいポップで質の高いプログレ・ハードは健在で、アダルティーかつ微妙にハスキーでエモーショナルなヴォーカルのミッチェルの表現豊かなキャッチーな歌声、キラキラピコピコっとした、煌びやかで明るくポッピーでシンフォニックなキーボードの音色、複雑では無いが、テクのある確実性の高いプログレスなギター、そしてテクニカルで極上な構築美と展開美が素晴らしく、全体的なメロディーセンスも相変わらずポップで気持ちよく、これぞプログレ・ハード界の王者の名を再び知らしめる事請け合いな、It Bitesらしく聴いていて気持ちが良い、ポップで爽やかなプログレ・ハードの傑作アルバムに仕上がっており、心配なんて一瞬で吹き飛ばす出来。とりあえず全ての楽曲が、ハイクオリティーで高品質なプログレ・ハード・・・というか、これはもう普通のロックでも通っちゃいそうな、万人受けが狙える高品質なロック作品でしょ。勿論、プログレ・ハードであるし、AORでもあるし、ポップでエモーショナルな曲を聴いていると、IT BITESって「エモ・ロック」の先駆け的バンドだったんじゃないか?と思ったり^^音の1つ1つがアダルティーでメジャーな香りが漂っているし、尚且つ楽曲がキャッチーだ。まず、1曲目のOh My Godから、3曲目のPlaygroundまでの流れがまずヤバイ。。。次に、力強い叙情ナンバーで8曲目のFahrenheit、そして約13分あるプログレッシヴな大作ナンバーのThis Is Englandでラストをドラマティックかつ壮大に締める。。。捨て曲なしの楽曲陣です^^ついでにアルバムジャケットも見事でちゅわ。

IT BITESの複雑になり過ぎないキーボードとギターのプログレッシヴでポップなサウンドや、ポップなコーラス・ハーモニーは、同じくUK産のプログレッシヴ・ロックバンド、Frostに通づるものがある。話が移るが、Backstreet BoysProgressive Rock的なバンド、Frostの2nd「Experiments in Mass Appeal」も、かなり楽しみです。話は戻って、今作の「The Tall Ships」は、プログレ・ハード界の名盤だし、全てのロックファンに聴いてもらいたい、レベルの高い作品なんで、超オススメです!!2008年トップ10内には間違いなく入りそうです^^



90



8. Fahrenheit http://www.youtube.com/watch?v=TmtfX-s0yYg