Blue

カルメロジュゼッペのオルランド兄弟を中心とした、18年のキャリアを持つイタリアンゴシックメタルバンドNovembreの日本デビュー作5th「The Blue」を紹介。カルメロ(Vo・G)、ジュゼッペ(Dr)、マッシリアーノ(G)、ルカ(B)、という4人編成。ギタリストのマッシリアーノは坂本龍一からも影響を受けているらしい。



01. Aenemia                 ☆☆☆☆☆
アコギのメランコリーで憂鬱なメロディと絶望的なシャウトをかますVoとが絶妙に絡み合うゴシックメタルナンバー。ノーマルボイスで歌い上げる憂鬱なサビはとてもキャッチーで最高すぐる・・・。叙情的で絶望的なギターソロで締めるのも○。


02. Triesteitaliana              ☆☆☆☆☆
メロウで憂鬱なイントロから最高。絶望的なシャウトとノーマルボイスが絶妙に絡み合い展開し、中盤の激しくデスメタル張りに突っ走るドラムの中に入る絶望渦巻くメロディアスなギターソロはとてもドラマティックでたまらない。アコギの切ないメロディで締めるのも○。


03. Cobalt Of March             ☆☆☆☆☆
アコギのゆったりした優しいメロディを奏でるイントロから○。徐々に盛り上がってメランコリーなアコギのメロディと心地よく胸に染みるキャッチーなノーマルボイスを聴かせる。中盤から豪快なシャウトと共に展開が変わる。絶望的なシャウトとノーマルボイスが絡み合う終盤はとてもドラマティックに演出する。これぞプログレッシヴゴシックメタルナンバー。


04. Bluecracy                 ☆☆☆☆☆
アコギの音色とイタリアらしい歌メロを聴かせ、劇的に盛り上がっていくメランコリーなナンバー。ドゥームな重々しい雰囲気もある。叙情的でグッと来るギターソロも最高。keyのグルグル回るソロパートも最高。


05. Architheme                ☆☆☆☆☆
メランコリーなアコギと絶望的にシャウトするVoと心に染みるノーマルボイスが見事なバランスで絡み合うナンバー。中盤のデスメタルな勢いで展開する絶望パートからクリーンボイスが絡み合う展開はたまらない。


06. Nascence                  ☆☆☆☆☆
唯一女性Voが参加している曲。メロンコリーなメロディの中に女性Voの美しい歌声と、胸に染みるノーマルボイスの歌声が見事に共存しあっているメランコリーなナンバー。叙情的でメランコリックなギターソロも最高すぐる。


07. Iridescence                 ☆☆☆☆☆
絶望的なパートとプログレッシヴなパートがダイナミックで素晴らしく、その中にノーマルな歌唱が絶妙なバランスで聴かせるアグレッションの強いナンバー。アルバムの中でアグレッシヴで絶望的なパートが1番目立っている曲。


08. Sound Odyssey               ☆☆☆☆☆
イントロのアコギな悲しいメロディから悶絶もののメランコリーなナンバー。前半から中盤まで絶望パートで展開し、叙情的なギターソロで締め、後半のノーマルなVoとアコギのメランコリックンなメロディとで展開するパートはすこぶるキャッチーだし憂鬱になるほど。。。


09. Cantus Christi                ☆☆☆☆☆
はじまりから悲壮感溢れるVoが胸を締め付ける・・・。劇的なメロディと絶望的なVo、メランコリックで憂鬱なメロディがとてもドラマティックに仕立て上げる。終盤にくるアコギのなんともいえない哀しく、胸に迫りくるメロディは悶絶レベルだぁ・・・。


10. Zenith                     ☆☆☆☆
民族的な音も交えながら壮大に展開し、後半からVoが少し入るインストナンバー。


11. Argentic                    ☆☆☆☆☆
メランコリー且つ叙情的なメロディとキャッチーなノーマルボイスの見事な融合を聴かせるアルバムの中で1番コマーシャルで聴きやすいナンバー。

 

12. Deorbit                     ☆☆☆☆☆

絶望パートがメインのアルバムの締めを飾るデス・ゴシックメタルナンバー。



6作目となった今作「The Blue」は、彼らの18年のキャリア集大成で最高傑作だと僕は思う。Novembreの音楽性を簡単に例えるとOpethのダークな雰囲気やアグレッシヴなデス・メタルな部分とParadise Lostの正統派ゴシック・メタルの絶望的なほどの憂鬱を併せ持つバンドだ。今作はアコギのメランコリックで心にグッとくる憂鬱なメロディ、正統派ゴシックメタルらしいドゥームな雰囲気、勢いのあるアグレッシヴ且つブルータルで豪快なデス・メタルサウンド、絶望・怒りをストレートに表現する絶叫シャウトを聴かせるVoと悲壮感溢れる哀しみを表現するイタリアンらしいメロウでキャッチーなVoとが絶妙なバランスで共存し、絡み合い融合する過去最高のプログレッシヴ・ゴシックメタルチューン満載のアルバムとなった。まずはじめに感じたのが、今作ではメロディのヴァラエティさが過去作品と比べると格段にレベルアップ・充実しており、全体的な曲の雰囲気などは大きく変化しないが、その充実したメランコリックなメロディによって1曲1曲に個性を出しフックのある楽曲を作り上げているのが素晴らしい。どの曲も劇的でドラマティックで、このアルバムを聴けばNovembreの世界に一気に引き込まれてしまう事間違いない。今作では特にアグレッシヴで絶望的且つブルータルなデス・メタルパートが格段と増えており、楽曲の幅が更に広がったように感じられた。今作を聴いているとまさにアルバムタイトルどうり憂鬱な「ブルー」な気持ちになる事受けあいだ。ミドルチューンが大半だが楽曲は存外キャッチーで聴きやすい所がプラスなポイントだね^^勿論捨て曲は一切無い。自殺大国日本・・・自殺なんかするよりNovembre聴いて絶望しろ!!と言いたいぐらい。。。

更に更に注目すべき点は、僕の大好きなサウンドを作り出すミッコ・カルミラがプロデュースしているのも大きなポイントだ。ミッコの腕前により、Novembre特有のデスメタルサウンドが更にダイナミック且つ臨場感のある隙の無いサウンドに仕上がっており、プロデューサーミッコの起用は大正解だと、このアルバムの音を聴いたら分かる。

Voカルメロはの声質はイタリアンらしく独特な陰鬱さがあり、今作での歌唱力・表現力は更にレベルアップを感じさせ、その絶望的で憂鬱な歌声を聴いているとグッっと胸に訴えてくる来る程の表現力はとてつもないものがある。。。マッシミリアーノカルメロが奏でるメランコリックで心地よいギターパートは相変わらず素晴らしいし、絶妙に入ってくる混沌とした叙情的で胸に染みる悶絶ギターソロは聴き応えがありまくる。ジュゼッペのダイナミック且つテクニカルでプログレ的なドラミングは、曲を豪快且つドラマティックに演出している。

このアルバムでNovembreのあるべき正統派ゴシックメタルサウンドというものが完成された、確立されたように思うし、イタリアのOpethと言っても大げさ・過言ではないだろうと思う。もちろん過去の作品で比べるとOpethのほうが格段と上だが。。。しかし・・・今作の出来はすさまじく、個人的に名盤だと思う。OpethParadise Lostを聴く人にオススメだし、正統派なゴシック・メタル好き、往年のゴシック好きには必聴盤!!いや~それにしてもこのアルバムで大化けしたね~早く次のアルバムが聴きたくなってキターーーーーーーーーーーーーーーーー!!ライブも日本で見たくなってキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!



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01. AenemiaのPV http://jp.youtube.com/watch?v=soVMH5PYA04

いい曲すなぁ。。。

02. Triesteitalianaが聴けるビデオ http://jp.youtube.com/watch?v=jvJ2PjLdqBU

中盤の超絶ギターソロは必聴!!!

07. Iridescenceが聴けるビデオ http://jp.youtube.com/watch?v=UFKBQZCRV2s&feature=related