Artist Chvrches

Album 『Love is Dead』

Tracklist
「ローレン!ローレン!ローレン!ローレンぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ローレンローレンローレンぅううぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんはぁっ!ローレンたんのブラウンの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!苗場のローレンたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!世界的なプロデューサーに評価されて良かったねローレンたん!あぁあああああ!かわいい!ローレンたん!かわいい!あっああぁああ!3rdアルバムも発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!ぐあああああああああああ!!!3rdアルバムなんて現実じゃない!!!!あ…フジロック出演もよく考えたら…ロ ー レ ン ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!グラスゴーぁああああ!!この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?フジロックのローレンちゃんが僕を見てる?ステージのローレンちゃんが僕を見てるぞ!ローレンちゃんが僕を見てるぞ!再来日したローレンちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはローレンちゃんがいる!!やったよ!!ひとりでできるもん!!!あ、3rdアルバムのローレンちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあぁあ!!イ、イアン・クック!!マーティン・ドハーティぃいいいいいい!!!ぁあああ!!ううっうぅうう!!俺の想いよローレンへ届け!!苗場のローレンへ届け!」
ローレン・メイベリーってこう見えて、ハーマイオニーことエマ・ワトソンや女優のクリステン・スチュワートと並ぶバッリバリのフェミニストで、そんなローレンの最近の関心事といえば、ハリウッドを発端とする#MeToo運動、LGBT(ポリコレ)、ヘイトスピーチをはじめとした人種差別問題など、今この日本でもSNSを筆頭にメディアや政界でも話題となっている、【ジェンダー・人種・民族】を巡る世界的な社会問題に対する強い想いだった。ますます混迷の一途をたどる「このクソサイテーな世界の終わり」に絶望したローレンは、ニーチェばりにニヒルな立場からこの無慈悲な世界の中心で「愛は死んだ」と叫ぶ。そんな、そんなローレン・メイベリー率いるChvrchesの約3年ぶりとなる通算3作目『Love is Dead』は、いわゆるフェミニストにありがちな「めんどくせぇ女」の一面を垣間見せる、チャーチズ史上最もパーソナルな主義主張が詰まった一枚となっているw
なんかもう聴く前から怖えぇわ。まずジャケ写の❤に✘つけるのが『ライフイズストレンジ』のクロエがやりそうな落書き(Graffiti)みたいな、ティーンエイジャー特有のポップなノリがあるのと、曲のタイトルも”Get Out”や”Deliverance”や”My Enemy”、そして”Never Say Die”や”Heaven/Hell”とか、これを要約すると「クソ男はミソジニーであり私の敵だ!今スグに私の視界から消えろ!」ってことで、これもう完全にデスメタルの思想じゃん・・・。もはや「LGBTは生産性がない」と発言したどっかの国の女議員に、ローレンの爪の垢を煎じて飲ませてやるのは可哀想だから代わりに俺が飲んでやる(えっ)。
ここでちょっと真面目な話をすると、このチャーチズの何が凄いって、いわゆるドル売りみたいな過去を否定して変な方向性に道を踏み外しがちなのに、デビュー作から現在まで一貫してチャーチズファンのためのポップスを貫き通している所で、この3rdアルバム『Love is Dead』でも良くも悪くも変わらない、むしろアデルやももクロ、そしてケンドリック・ラマーの作品でも知られる世界的なプロデューサーのグレッグ・カースティンを迎えて俄然メジャー感マシマシの大衆ポップス路線で、チャーチズのファンからしたらヘタに硬派気取って路線変更されるより、徹底してメインストリーム方面に突き抜けた歌モノのポップスやってくれた方が良いわけで、そのファンの想いをチャーチズの面々はよく理解(共有)しているし、その想いを素直に形にしたのがこの『Love is Dead』なんですね。
グラミー賞受賞者でもあるアメリカのプロデューサーグレッグ・カースティンを迎えた影響か、幕開けの#1”Graffiti”からUSのポップスど真ん中をブチ抜いていて、ボーカルの歌メロも意図的に現代アメリカのロック/ポップスをフォローしている。#3”Deliverance”は、今はなきVERSAを想起させるシンセウェーブだし、#4”My Enemy”ではThe NationalのMatt Berningerとのデュエットを披露し、#7”Miracle”とか世界的なDJがやってそうなR&Bタッチの曲だし、確かに前作の”Playing Dead”から”Bury It”みたいなアルバムのブチ上がる流れはないけど、今回その役割を果たすのは#6”Never Say Die”かも。どうでもいけど、YUIの曲にも”Never say die”って同名曲があるんだけど、ずっと思ってたけどローレンの歌声って初期のYUIっぽさあるよなって。
デビュー当時の右も左も分からないような、足元もおぼつかない、まだあどけなさの残る女子をオッサン二人が手取り足取り支える微笑ましい光景、そのマジック感が最大の魅力だったけど、今はもうローレンが自立して遂にはフェミニストにまで成長して、今やチャーチズ=ローレンみたいになってるのが現状で、もはや「ミソジニーの糞男は大人しく女性様をエスコートしてればいいのよ!」と言わんばかりの、めちゃくちゃ強いワンダーウーマンに変身してヘイター撲滅マシーンと化したローレン・メイベリー。確かに、チャーチズとしての個性、それこそ1stアルバムの頃のオリジナリティを求められたら閉口してしまうけど、元々がメインストリームの音楽に直結したようなグループだし、そこへ帰結する上で今作は自然な流れとして解釈すべきなのかも。唯一無二の1stアルバムでも、歌モノ系シンセ・ポップの2ndアルバムでもない、それらチャーチズならではのクセ(個性)みたいな要素をできるだけ薄めて、限りなく流行りのポップス=大衆音楽への迎合と歩み寄りを図っている。
息苦しさが渦巻く「このクソサイテーな世界」に反抗するように、チャーチズはいつだってとびっきりのハジけるようなポップスを提供してくれる。ただ消費されるだけのポップスなのに、しかしその内容はデスメタルばりにヘヴィなメッセージ性に溢れていて、その二面性とも呼べるギャップは表題の『Love is Dead(愛は死)』や”Heaven/Hell”からも見て取れる。つまり、そのメジャーでポップな音楽性はサマソニがシックリくるけど、その中身はフジロックがシックリくる。来たる2018年7月29日、チャーチズが満を持してフジロックの舞台に上がるのは、この『Love is Dead』に込められたローレンのエゴにも近い自己主張を見ても必然的な出来事だったと言える。これはチャーチズというグループが、頭パープリンなロックリスナー中心のサマソニよりも、音楽的な面でも個人の主義主張が尊重されるフジロックにフィットするアーティストになった、その証明でもある。そう考えると、最後の曲が争いのないLOVEに溢れた虹色の世界が広がっているという、そんな希望を描いた”Wonderland”である意味、そしてジャケ写が虹色っぽい色使いである意味、その全てはスティーヴン・ウィルソンの顔面が虹色のインクに塗れている理由に繋がっていたんだ(えっ)。
それはそうと、最近のローレンがますます僕の初恋こと往年のキャリスタ・フロックハートに似てきてツラい・・・。もう日本の議員になってください。

Album 『Love is Dead』

Tracklist
01. Graffiti
02. Get Out
03. Deliverance
04. My Enemy
05. Forever
06. Never Say Die
07. Miracle
08. Graves
09. Heaven/Hell
10. God’s Plan
11. Really Gone
12. ii
13. Wonderland
「ローレン!ローレン!ローレン!ローレンぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ローレンローレンローレンぅううぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんはぁっ!ローレンたんのブラウンの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!苗場のローレンたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!世界的なプロデューサーに評価されて良かったねローレンたん!あぁあああああ!かわいい!ローレンたん!かわいい!あっああぁああ!3rdアルバムも発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!ぐあああああああああああ!!!3rdアルバムなんて現実じゃない!!!!あ…フジロック出演もよく考えたら…ロ ー レ ン ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!グラスゴーぁああああ!!この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?フジロックのローレンちゃんが僕を見てる?ステージのローレンちゃんが僕を見てるぞ!ローレンちゃんが僕を見てるぞ!再来日したローレンちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはローレンちゃんがいる!!やったよ!!ひとりでできるもん!!!あ、3rdアルバムのローレンちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあぁあ!!イ、イアン・クック!!マーティン・ドハーティぃいいいいいい!!!ぁあああ!!ううっうぅうう!!俺の想いよローレンへ届け!!苗場のローレンへ届け!」
ローレン・メイベリーってこう見えて、ハーマイオニーことエマ・ワトソンや女優のクリステン・スチュワートと並ぶバッリバリのフェミニストで、そんなローレンの最近の関心事といえば、ハリウッドを発端とする#MeToo運動、LGBT(ポリコレ)、ヘイトスピーチをはじめとした人種差別問題など、今この日本でもSNSを筆頭にメディアや政界でも話題となっている、【ジェンダー・人種・民族】を巡る世界的な社会問題に対する強い想いだった。ますます混迷の一途をたどる「このクソサイテーな世界の終わり」に絶望したローレンは、ニーチェばりにニヒルな立場からこの無慈悲な世界の中心で「愛は死んだ」と叫ぶ。そんな、そんなローレン・メイベリー率いるChvrchesの約3年ぶりとなる通算3作目『Love is Dead』は、いわゆるフェミニストにありがちな「めんどくせぇ女」の一面を垣間見せる、チャーチズ史上最もパーソナルな主義主張が詰まった一枚となっているw
なんかもう聴く前から怖えぇわ。まずジャケ写の❤に✘つけるのが『ライフイズストレンジ』のクロエがやりそうな落書き(Graffiti)みたいな、ティーンエイジャー特有のポップなノリがあるのと、曲のタイトルも”Get Out”や”Deliverance”や”My Enemy”、そして”Never Say Die”や”Heaven/Hell”とか、これを要約すると「クソ男はミソジニーであり私の敵だ!今スグに私の視界から消えろ!」ってことで、これもう完全にデスメタルの思想じゃん・・・。もはや「LGBTは生産性がない」と発言したどっかの国の女議員に、ローレンの爪の垢を煎じて飲ませてやるのは可哀想だから代わりに俺が飲んでやる(えっ)。
ここでちょっと真面目な話をすると、このチャーチズの何が凄いって、いわゆるドル売りみたいな過去を否定して変な方向性に道を踏み外しがちなのに、デビュー作から現在まで一貫してチャーチズファンのためのポップスを貫き通している所で、この3rdアルバム『Love is Dead』でも良くも悪くも変わらない、むしろアデルやももクロ、そしてケンドリック・ラマーの作品でも知られる世界的なプロデューサーのグレッグ・カースティンを迎えて俄然メジャー感マシマシの大衆ポップス路線で、チャーチズのファンからしたらヘタに硬派気取って路線変更されるより、徹底してメインストリーム方面に突き抜けた歌モノのポップスやってくれた方が良いわけで、そのファンの想いをチャーチズの面々はよく理解(共有)しているし、その想いを素直に形にしたのがこの『Love is Dead』なんですね。
グラミー賞受賞者でもあるアメリカのプロデューサーグレッグ・カースティンを迎えた影響か、幕開けの#1”Graffiti”からUSのポップスど真ん中をブチ抜いていて、ボーカルの歌メロも意図的に現代アメリカのロック/ポップスをフォローしている。#3”Deliverance”は、今はなきVERSAを想起させるシンセウェーブだし、#4”My Enemy”ではThe NationalのMatt Berningerとのデュエットを披露し、#7”Miracle”とか世界的なDJがやってそうなR&Bタッチの曲だし、確かに前作の”Playing Dead”から”Bury It”みたいなアルバムのブチ上がる流れはないけど、今回その役割を果たすのは#6”Never Say Die”かも。どうでもいけど、YUIの曲にも”Never say die”って同名曲があるんだけど、ずっと思ってたけどローレンの歌声って初期のYUIっぽさあるよなって。
デビュー当時の右も左も分からないような、足元もおぼつかない、まだあどけなさの残る女子をオッサン二人が手取り足取り支える微笑ましい光景、そのマジック感が最大の魅力だったけど、今はもうローレンが自立して遂にはフェミニストにまで成長して、今やチャーチズ=ローレンみたいになってるのが現状で、もはや「ミソジニーの糞男は大人しく女性様をエスコートしてればいいのよ!」と言わんばかりの、めちゃくちゃ強いワンダーウーマンに変身してヘイター撲滅マシーンと化したローレン・メイベリー。確かに、チャーチズとしての個性、それこそ1stアルバムの頃のオリジナリティを求められたら閉口してしまうけど、元々がメインストリームの音楽に直結したようなグループだし、そこへ帰結する上で今作は自然な流れとして解釈すべきなのかも。唯一無二の1stアルバムでも、歌モノ系シンセ・ポップの2ndアルバムでもない、それらチャーチズならではのクセ(個性)みたいな要素をできるだけ薄めて、限りなく流行りのポップス=大衆音楽への迎合と歩み寄りを図っている。
息苦しさが渦巻く「このクソサイテーな世界」に反抗するように、チャーチズはいつだってとびっきりのハジけるようなポップスを提供してくれる。ただ消費されるだけのポップスなのに、しかしその内容はデスメタルばりにヘヴィなメッセージ性に溢れていて、その二面性とも呼べるギャップは表題の『Love is Dead(愛は死)』や”Heaven/Hell”からも見て取れる。つまり、そのメジャーでポップな音楽性はサマソニがシックリくるけど、その中身はフジロックがシックリくる。来たる2018年7月29日、チャーチズが満を持してフジロックの舞台に上がるのは、この『Love is Dead』に込められたローレンのエゴにも近い自己主張を見ても必然的な出来事だったと言える。これはチャーチズというグループが、頭パープリンなロックリスナー中心のサマソニよりも、音楽的な面でも個人の主義主張が尊重されるフジロックにフィットするアーティストになった、その証明でもある。そう考えると、最後の曲が争いのないLOVEに溢れた虹色の世界が広がっているという、そんな希望を描いた”Wonderland”である意味、そしてジャケ写が虹色っぽい色使いである意味、その全てはスティーヴン・ウィルソンの顔面が虹色のインクに塗れている理由に繋がっていたんだ(えっ)。
それはそうと、最近のローレンがますます僕の初恋こと往年のキャリスタ・フロックハートに似てきてツラい・・・。もう日本の議員になってください。
チャーチズ
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