Welcome To My ”俺の感性”

墓っ地・ざ・ろっく!

2018年03月

Death of Lovers 『The Acrobat』

Artist Death of Lovers
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Album 『The Acrobat』
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Tracklist
2. Here Lies
3. Ursula
4. The Lowly People
5. Perfect History
6. Quai d’ Orsay
7. Divine Song

最近、Netflixオリジナルの『13の理由』『ストレンジャー・シングス』あたりの海外ドラマを見てて改めて思うのは、「今って本当に80年代リバイバルの真っ最中なんだな」っつー事で、特に2017年はそのドラマ界隈や音楽界隈を中心に「80年代リバイバル」を強く感じさせた年でもあって、その「80年代リバイバル」のムーブメントを象徴する作品の一つとして、スティーヴン・ウィルソン『To the Bone』があって、このアルバムには2016年公開されたジョン・カーニー監督の映画『シング・ストリート 未来へのうた』の影響があったんじゃないかと邪推するほど、「80年代愛」に溢れたアルバムだった。

その「80年代」を舞台にした青春音楽映画をはじめ、先述した『ストレンジャー・シングス』『スタンド・バイ・ミー』『未知との遭遇』などの「80年代」を代表する名作映画をオマージュした海外ドラマで、現代の社会問題であるイジメと自殺をテーマに深く切り込んだ『13の理由』では、インターネット時代~SNS全盛の「イマ」を舞台にThe CureJoy Divisionの音楽をはじめ、そしてカセットテープやラジカセなどの「80年代」を象徴するガジェットをキモの演出として盛り込んでいた。ちなみに、日本で2016年に公開されたアレックス・ガーランド監督のSF映画『エクス・マキナ』では、いわゆるポストパンク・リバイバルの最右翼とされるロンドンの4人組、Savagesの楽曲が使用されている。

音楽界隈、いわゆる「俺の界隈」の中で遡れば、2015年にはRiversideがフロントマンのマリウスきゅんの青春であり音楽的なルーツでもある80年代のUKミュージックにインスパイアされたアルバム『Love, Fear and the Time Machine』を皮切りに、2016年にはAlcest『Kodama』という、フロントマンのネージュキュアーコクトー・ツインズからの影響を公言する80年代リバイバル作品を出したかと思えば、2017年の上半期にはUlver『The Assassination of Julius Caesar』というキリング・ジョーク(のヨークがミキシング)やデペッシュモードなどの「80年代」を象徴するニューウェーブ/ポスト・パンク愛に溢れた作風でリスナーのド肝を抜いた。その「俺の界隈」における「80年代リバイバル」の極めつきが、他ならぬスティーヴン・ウィルソン『To the Bone』だったのは今さら言うまでもない。そして、それらの偉大なリバイバル作品の影に隠れて、アメリカのフィラデルフィアでも密かに80年代リバイバルのビッグウェーブに乗っかったバンドが存在する。それがこのDeath of Loversだ。

先日発表された、キュアーのフロントマンであるロバート・スミスが主宰するMeltdown festivalのラインナップに、NINデブ豚マイブラモグワイなどのそうそうたるメンツと一緒に、Alcestと日本からはMONOが名を連ねているのを見て正直ちょっと感動したというか、いかにキュアーというバンドがジャンルや世代を超えて現代の音楽に今なお根強い影響を与え続けているのか、そのレジェンドたらしめるバンドの「格」を改めて再確認させる。

このDeath Of Loversといえば、ex-Deafheavenのギタリストニック・バセットくんが「デフヘヴン包囲網」の一環として、フィラデルフィア出身のNothingのメンバーと共に2013年に立ち上げたバンドの一つで、もはや「ピッチフォーク芸人」と化した今のデフヘヴンに対抗できる秘密兵器と呼ばれる彼らが、満を持して1stフルアルバムの『The Acrobat』をリリースした。


WhirrNothingが「90年代リバイバル」の音楽だとするなら、このDeath of Loversはまさに「80年代リバイバル」の音楽だ。2014年にDeathwishから発表したデビューEP『Buried Under a World of Roses』は、それこそ「80年代リバイバル」を冠したキュアー直系のポスト・パンクで、そのSavagesに匹敵する「ポストパンク・リバイバル」に出自であるシューゲイザー流れのリヴァーブ/アトモスフィアを同居させていた。今作の『The Acrobat』では、1曲目の”Orphans Of The Smog”こそEPの延長線上にある教科書通りのポスト・パンクだが、しかし2曲目の”Here Lies”では一転してピコピコしたエレクトロ方面へのアプローチを強め、3曲目の”Ursula”や5曲目の”Perfect History”でも依然としてデペッシュモードキリング・ジョークを連想させるシンセ・ポップで、つまり今作はUlverが同年作の『The Assassination of Julius Caesar』で実現させた「80年代リバイバル」と全く同じ案件と言っていい。そして、EPより俄然モダンで洗練されたスタイルへと変化しており、もはやこのリバイバルの流れはヤメラレナイトマラナイ。



今作の中でもリバイバル感が特に際立っているのがリード曲でアルバムの最後を飾る”The Absolute”で、まさに80年代のポストパンク・ムーブメントのド真ん中にいるようなビートを刻みながら、サックスを取り入れたニューロマンティックなサウンドスタイルは、往年の80sバンドと一線を画したアプローチで独自のオリジナリティを確立している。

Susanne Sundfør 『Music for People in Trouble』

Artist Susanne Sundfør
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Album 『Music for People in Trouble』
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Tracklist
1. Mantra
2. Reincarnation
3. Good Luck Bad Luck
4. The Sound Of War
5. Music For People In Trouble
6. Bedtime Story
7. Undercover
8. No One Believes In Love Anymore
9. The Golden Age
10. Mountaineers

世間が「平和の祭典」とされるオリンピックに熱狂する中、方や中東地域では今なお復讐の連鎖、報復の連鎖による紛争がやまない雨の如く後を絶たないでいる。この諸行無常の世界に救いの手を差し伸べるのは、やはり「音楽」なのかもしれない。いま一度、改めて「音楽の力」を再確認すべき時代がやってきたのかもしれない。このアルバムは、昨今より「繋がり」が求められる時代に、ノルウェイの歌姫スザンヌ・サンドフォーは北朝鮮とアメリカ、ネパールやブラジル、そしてアマゾンのジャングルに至る大陸を横断する旅路の中で、いま世界中で対立し合う国同士、いま世界中でいがみ合う人々の想いを一つ一つ紡ぎ出し、そしてバラバラに分断された国や地域を再び一つの世界に統一される事を祈るような、そんな「平和の象徴」=シンボルを謳った「和平の音楽」である。

前作の5thアルバム『Ten Love Songs』は、それはまるで荻野目洋子”ダンシング・ヒーロー”のような、あるいは「北欧の西野カナ」のような、もしくはCHVRCHESChelsea Wolfe、同郷の妹分であるAURORAに対する回答であるかのような、シンセをはじめイマドキの電子音楽をフィーチャーした、ある種の80年代の歌謡シンセ・ポップに振り切った作風で、そして何よりも”Kamikaze”=「カミカズイ~的な意味でも俺の中で話題を呼んだ。そんな彼女を一躍「ポップスター」に押し上げる大きなキッカケとなった、トム・クルーズ主演のSF映画『オブリビオン』の主題歌に起用されたM83とのコラボ(2013年)から同郷のエレクトロユニットRöyksoppとの再コラボ(2016年)に至る一連の流れから一転して、通算6作目となる今作の『Music for People in Trouble』では、彼女の原点である「シンガーソングライター」としてNEXT_の次元に進んだことを宣言するような、決して前作のような「ポップスター」さながらのキラキラした派手さはないが、シンプルにスザンヌの芯の通った歌声が胸に染み渡る大人のフォークソングを聴かせる。

2017年内の話でも、LAのPhoebe BridgersやUKのMarika Hackmanを筆頭に、いわゆる昨今のフォーク・ミュージック・リバイバル的な潮流に沿った案件でもあって、アコースティック・ギターを中心にグランドピアノやペダルスティール、フルートやクラリネット、更にはサックス、時にはスポークン・ワードを駆使しながら、その清らかな世界観を構築していく。ゲストにはレーベルのベラ・ユニオン繋がりでもあり、スザンヌが敬愛してやまないジョン・グラントが10曲目に参加し、マスタリングにはThe War On Drugs岡田拓郎くんの『ノスタルジア』でもお馴染みのグレッグ・カルビという、その手のインディ系フォーク・ミュージックの分野に長けた文字通りプロフェッショナルなエンジニアを迎えている所にも、今作のただならぬ「こだわり」を伺わせる。

スザンヌ自身が「今の時代って物事が次から次へとすごいスピードで変化してて、時にそれは暴力的で圧倒される。たくさんの人が不安を抱えていると思うの。わたしはそういった感情をこの作品を通して表現したかったの」と語るように、テクノロジーの進化、インターネット時代の到来、そしてSNS疲れなどの一種の現代病から解放するような、そして行き過ぎた資本主義がデッドラインを超えて世界中に蔓延する格差社会、それらを一度「無」に帰すような、人間が持つ本質的な部分に訴えかけるような、そんな現代人の荒んだ心に安らぎと平穏、そして調和を与えてくれる。例えるなら、これはまさに「楽園の音楽」だ。

スザンヌが世界中の国々を訪れる中で彼女が辿り着いた一つの答えこそ、かのニーチェが提唱した「ニヒリズム」の思想だった。その虚無主義的な思想を音楽を通じて表現するにあたって、スザンヌが導き出したのがより身近により自然体で奏でる、まるでその場に寄り添うような自然の音楽、よりオーガニックでよりアナログかつアンプラグドな、それはまるで「アンチ・テクノロジー」の音楽、そしてそれは世界中の人々の耳に届く「自由の音楽」だった。この音楽には、自分の体で、自分の目で世界を確かめた人間だからこそ成せる、ぐうの音も出ない説得力に溢れている。これこそ「今の音」だ。

ペダルスティールを駆使した#1”Mantra”と#2”Reincarnation”の冒頭からして、The War On Drugsをはじめとしたその手のピッチフォーク界隈への迎合を図ったような曲で、そんな中でも、今作の目玉となる#4”The Sound Of War”から#5”Music For People In Trouble”の流れは圧巻の一言だ。そこは争いのない小鳥のさえずりがこだまする美しく広大な地球を舞台にアコギ一本で語り弾く女神=シンボルという、もはや不気味なくらい平和な光景から一転、すると前触れもなく「ソレ」はやってきた。その曲調からして、「ソレ」はまるで平穏な日常に忍び寄る恐怖、それこそ”戦争の足音”すなわち「散歩する侵略者」の足音が聞こえてくるような、その「音(Sound)」こそ人類が最も恐るるべき「恐怖(Fear)の音」である。

前作では”Kamikaze”という曲でスザンヌなりの”Love”を描き出していたが、この”The Sound Of War”では自身の実体験とも呼べるより”リアル”な恐怖(Fear)を与えることで、より強い”Love”、そして”Peace”を人々の潜在意識に植え付けている。同郷の「繋がり」で言うと、ノルウェイの森のクマさんことUlverが地元のオーケストラとコラボした『Messe I.X - VI.X』、あるいは坂本龍一『async』みたいなアンビエント・ポップ/スポークン・ワード的なスピリチュアルな世界観、もしくはエンヤJulianna Barwick的なニューエイジ回帰というか、デビュー10周年にして彼女は何を悟ったのか、過去最高にスザンヌのパーソナルな部分と”Love&Peace”なリベラリズムが「音(Sound)」に込められている。ちょっと面白いのは、同じく2017年にリリースされたUlverの新作『The Assassination of Julius Caesar』がスザンヌの前作『Ten Love Songs』っぽいシンセ・ポップな作風で、逆にスザンヌの新作『Music for People in Trouble』Ulverの前作『Messe I.X - VI.X』っぽい作風になってるところで、これはそろそろコラボあるんじゃねー的な淡い期待。とにかく、色々な意味で今作はHostessから国内盤が出てもおかしくない内容。

4thアルバムの『The Silicone Veil』以前の「天上の歌声」と称すべき彼女の超絶歌唱が堪能できる#7”Undercover”は今作のハイライトで、そしてよりエンヤっぽさを醸し出す#9”The Golden Age”、そしてジョン・グラントとスザンヌのデュエット曲となるラストの#10”Mountaineers”まで、とにかくこれまで以上にミニマムなスタイルでありながらも、その「音(Sound)」が奏でる”Love”に、過去最大級のスケールに只々圧倒されると同時に、でも不思議と身を委ねてしまう心地よい癒やしの空間でもある。作品の完成度は過去作と比べても全く引けを取らないし、少なくとも前作よりはスルメっぽいアルバムで、噛めば噛むほど聴けば聴くほど味が出てくる感じ。改めてみても、これはちょっと凄い。彼女、もうエンヤジュリアナ・バーウィックと同じ領域にいる。

【2/25】predia tour 2018 "Fabulous"@名古屋クワトロ

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やっぱ俺の推しメン凄いわ。初っ端の自己紹介で全部持ってくんだもん。

いま思い出してみても、前日(24日)のイオンモールで行ったフリーライブは色々な意味でエモすぎた。この日(24日)の誕生日にアイドルのライブを観に辺境地のイオンに行く自分と、地方の辺境地にあるイオンモールの屋外で道行く家族連れを前に極寒の中フリラする結成7年目の平均年齢28歳の場末アイドルのprediaには、いわゆる一種の共感覚的な「引力」を感じざるを得なかった。そして、その伝説のフリラの翌日(25日)に行われた、2月14日のバレンタインデーにリリースされた2ndアルバム『ファビュラス』を冠するツアーの名古屋公演は、当たり前だけどイオンのフリラとは打って変わって気合い入りまくりな怒涛のパフォーマンスを見せつけた。つうか、そんなことより、この日(25日)が誕生日の元でんぱ組の最上もがの年齢が29歳だったことの方が衝撃だったわ。一個下だったのか・・・もがちゃんprediaにおっても違和感ないやん・・・。

前日(24日)に三十路の誕生日を迎えて、その翌日も合わせて2連ちゃんでprediaのライブは色々な意味でヤバいと思いながらも、本日の会場となる名古屋クワトロは、昨年に初めてprediaのライブを観た新栄のライブハウスよりもステージが高く、奥行きもあり、メンバー10人が横一列に並んだ時の収まり具合がちょうどよく感じ、目の錯覚からクワトロがいつも以上に広く見えたほど。しかし、相変わらずの骨密度だった。昨年の11月に日本青年館ホールで行われた、結成7周年を記念するツアーのファイナル公演を観た時は、「ホールのpredia」を観たら二度と「ライブハウスのpredia」には戻れないと思ったほど、階段などの高低差やワイドレンジのステージで10人のポテンシャルを余すことなく、ホールで演るのが初めてとは思えないオトナの魅力で埋め尽くしていた。

改ためて、今日の「ライブハウスのpredia」を観て思ったのは、「ホールのpredia」も良いけど、やっぱり「ライブハウスのpredia」が良い、という結論に至った。所詮はライブハウスかもしれないが、されどライブハウスなのも事実で、この近い距離で隙間のないステージ一杯の骨密度で観るprediaのパフォーマンスは圧倒的過ぎたというか、それこそ『ファビュラス』がリリースされて一発目の実質ツアー初日ってのもあって、前日のフリラによるメンバーの体調やモチベーションに対する不安を吹き飛ばすような、ツアータイトルを冠した一曲目の”Fabulous”からダンスも歌もバッチバチのキッレキレの破壊力で鳥肌立ったのと、やっぱりprediaはワンマン観てナンボなアイドルだと再確認させられた。

自分は公式の先行抽選でチケットを取ったらギリ200番切るくらいの整番で、番号順に入場したら既にフロアの前半分は埋まっていて(恐らく殆どがFC会員)、下手側には女性専用スペースがあって、少なくともレーベルメイトの某メイドよりは女性ファンがいた。そんな中、自分はほぼセンターからライブを観ることにしたんだけど、そのおかげで常にセンターラインを張ってるメインボーカルのあかねに視線が集中してた気がする。もちろん、あかねの超絶歌唱っぷりに自然と目が惹き寄せられたってのが正しい理由だ。そして、推しメンランキングに変動があったことは言うまでもない。

もちろん、一番の目的は推しメンの桜子だ。それは開演から数曲終えて自己紹介MCの事だった。はじめに上手側の怜ちゃんから一人ずつ自己紹介をしていく流れで、ちんころぴーは名古屋だけに「なごなご!」と独自のコール&レスポンスを披露して、そこから左に向かって瑠美奈→あかね→ルナルナ→あっきーときて、そして桜子の順番になったら桜子がさっきのちんころぴーのモノマネしながら「なごなご!」とか言い出して笑った。いやいやいや、それはちょっと可愛すぎるだろ。え、何その可愛いの。え、何その可愛いの。もうなんか初っ端の自己紹介から桜子が全部持ってった。何キッカケでもいいから、マツコ・デラックスに見つかんねぇかな桜子。で、その桜子は桜子で、正直かなり気合入ってた気がしたけど、これは気のせいかもしれない。でも歌は本当に安定してたし、歌の安定感という点ではら子はメインボーカルの2人を凌ぐモノを持っている。

【2/25】predia tour 2018 "Fabulous"@名古屋クワトロ
セットリスト
01. Fabulous
02. Shade of you
03. Ms. Frontier
04. Wake Up
05. 美しき孤独たち
06. Addicted To Your Secret
07. 名もなき白い花は消え逝く
08. SHADOW PLAY
09. Hotel Sunset
10. ギリラブ
11. Secret of Light
12. Voyage
13. you slipped away
14. SUPER WOMEN
15. The Call
16. 夜想曲~赤い残り香りの誘い~
17. Close to you

本日のセットリストは、『ファビュラス』ツアーだけあって半数以上が新譜の曲で構成されている。そのアルバムのリードトラックの”Hotel Sunset”の前には、ニコ生で放送した柏公演のアルパカ演出ではなく、ちんころぴーとあっきーがホテルウーマンの設定でアテレコという名の茶番をやってたけど、そして例の「ピーチマンゴー&バナナ」のフリを、頭の片隅で「三十路なのになにやってんだ俺・・・」とか思いながらも、ちゃんとメンバーと一緒にやった俺エラい。ライブ初披露となった”Addicted To Your Secret”は、あかねと瑠美奈と桜子の3人がメインボーカルを務めるバラードで、意外だったのはその3人以外のメンバーもダンスでステージの華として、メンバーそれぞれの得意分野を活かすようなまさにライブ映えする曲だった。あと”SHADOW PLAY”がニコ生で観たのと違ってヘドバンなしのフリに変わってた。確かに「ヘドバンはよくない」からね、しょうがないね。

ハイライトは”SUPER WOMEN”で、バッキバキのオケとボーカルの破壊力にぶったまげた。正直、歌で耳バイーンなるアイドルとか初めてみた。少なくとも、去年のワンマンでは全くそんなことなかったけど、『ファビュラス』を出してかなりパワーアップしてきてる。もはやリアルスーパーウーマン化してる。これは強い。あと、この曲の「無謀なミッションでも 華麗に挑むの」って歌詞のソロパートを誰が歌ってるのかずっと気になってて、自分の中で消去法で最終的にちんころぴーとゆずかの2人に絞り込まれたんだけど、実際にライブで観たらちんころぴーのソロパートで、ゆずかじゃなくて安心した。でも、ちゃんの声ってもっとprediaの武器にして良いんじゃないかな。新譜でも、それに伴うツアーでも思った事があって、それは「坂口けいこのソロパート多すぎ問題」で、例えばあっきーの歌ってドヘタなんだけど、確かにドヘタなんだけど「あ~!アタシ歌めっちゃヘタだ~!」みたいな感じが逆に萌えるというか、でも坂口けいこのソロパートには「その感じ」が微塵もなくて、むしろ自分の歌が上手いと思ってる説すらあって、要約すると坂口けいこは推せない。

正直、『ファビュラス』から個人的に好きな”クレオパトラ”と”水曜日の嘘”のどちらか片方は演るだろうと予想してたけど、バラードの”Addicted To Your Secret”を初披露したところで、「あ、これ出し惜しみパターンや」と察した通り、新譜の目玉でありラスボスの2曲は演らなかった。そら実質ツアー初日にラスボスは出さないか。もちろん、今後ツアーのどこかでラスボス初披露するんだろうけど、少なくともそのラスボスが一堂に会するのはツアーファイナルの赤坂ブリッツってのは容易に想像できる。つうか、そのラスボス不在の余力を残した状態でこのハイクオリティのライブがやれるとなると、そのラスボスの2曲が出揃うであろうツアーファイナルを今から想像しただけでヤバい。これファイナル行きてぇ・・・。オワコンメイドじゃなくてprediaのファイナルの方が絶対に盛り上がるでしょ・・・。行くか・・・。

改めて思うのは、『ファビュラス』を出したことでよりセトリに幅が出てメリハリが生まれたことで、よりライブ感が増したような印象を持った。音源のイメージどおり、実際にどの曲もライブ映えするし、まぎれもなくprediaというアイドルの可能性を無限に広げる傑作だということが、今日のライブを通して理解することができた。ちなみに、アンコール最後の”Close to you”では、サビの時にちんころぴーに指を刺された勘違いはあった。さすがちんころぴー、お目が高い。そういった意味でも、今日のライブ観たら自分の中であかねとちんころぴーの評価がバク上げして、推しメンランキングに急浮上した。

印象的だったMCは、ゆずかが皆んなで大浴場に行った話を振って怜ちゃんが「浴場」って言うと別の意味(欲情)に聞こえてエロいとか(やっぱりアイドル版ABCじゃん)。あとはちんころぴーと坂口けいこが仕事で名古屋に前乗りする日の朝に、マネージャーからの仕事ラインに「やっちゃいました・・・今起きました」ってきて、結局みどりの窓口で自腹で乗車券買って名古屋行って、そのお陰でマネージャーから上ロース奢ってもらった話とか。

本当に今のprediaは今見なきゃ損すると思う。だから名古屋ローカルの『BOMBER-E』は、いい加減にBiSHに飽きてprediaをスタジオライブに呼んでお願い。あとライブが終わって家に帰ったら魔が差してFCの詳細見てたら思いのほかリーズナブルで危うく入りかけた。個人的に人生初のFCは「Janne Da Arcが復活した時」と決めているから。でも、このprediaが「アイドル版ABC」だと考えるとセーフじゃね?
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