Artist The Sword

Album 『Apocryphon』

Track List
USはテキサス州オースティン出身の四人組、The Swordの約二年ぶり通算四作目『Apocryphon』が、前作同様、やはり王道の中の王道を行く伝統的なヘヴィメタルを展開してる件。で、これってもはや最高傑作なんじゃねえ?ってレベルの3rd『Warp Riders』でも衝撃を受けたが、本作はその傑作とまでは言わないが、とりあえず#1の”The Veil Of Isis”からの、”あのキザミ”を組み込んだ、これぞまさしく”ヘヴィメタル”だという音を刻み込むGリフを耳にすれば、前作の流れを素直に踏襲してきた感じを受ける。が、それ以降、特に#4を筆頭とした俄然”サバス大好き♡”なオーガニックかつオーソドックス、悪く言えば印象に残りづらい平坦な曲が続き、あのウキウキなノリ&リズムやスラッシーな勢いそして仄かな宇宙成分を配合した、言うなれば”スターウォーズ・メタル”だった前作と比較すると、どうしても退屈に感じるというか、変に落ち着いちゃってる感は否めない。聴く人によっちゃあネタ切れだと感じるかも。個人的にも、あまりにも前作がツボにハマり過ぎていたせいもあってか、本作に対してそこまでのインパクトは残らなかった。単純に、#1以外のトコで”あのキザミ”成分が物足りなく感じたのと(タイトルトラックの#10はイイ)、リズミカルな”リフで聴かせる”スタイルじゃなくなったのと、なんつーか、The Sword版『Crack The Skye』みたいな前作にはあった、仄かにサイケな”あの感覚”がなくなってしまったのは残念至極。とか言うても、確かに前作みたくスラッシーなキレやアグレッシヴな勢いは薄れたが、まんまサバスやっちゃってる本作も決して悪くはないし、むしろより深く熟成された、伝統的でありながらモダン&スタイリッシュに洗練されたヘヴィメタルを存分に楽しませる一枚ではある。

Album 『Apocryphon』

Track List
01. The Veil Of Isis
02. Cloak Of Feathers
03. Arcane Montane
04. The Hidden Masters
05. Dying Earth
06. Execrator
07. Seven Sisters
08. Hawks And Serpents
09. Eyes Of The Stormwitch
10. Apocryphon
USはテキサス州オースティン出身の四人組、The Swordの約二年ぶり通算四作目『Apocryphon』が、前作同様、やはり王道の中の王道を行く伝統的なヘヴィメタルを展開してる件。で、これってもはや最高傑作なんじゃねえ?ってレベルの3rd『Warp Riders』でも衝撃を受けたが、本作はその傑作とまでは言わないが、とりあえず#1の”The Veil Of Isis”からの、”あのキザミ”を組み込んだ、これぞまさしく”ヘヴィメタル”だという音を刻み込むGリフを耳にすれば、前作の流れを素直に踏襲してきた感じを受ける。が、それ以降、特に#4を筆頭とした俄然”サバス大好き♡”なオーガニックかつオーソドックス、悪く言えば印象に残りづらい平坦な曲が続き、あのウキウキなノリ&リズムやスラッシーな勢いそして仄かな宇宙成分を配合した、言うなれば”スターウォーズ・メタル”だった前作と比較すると、どうしても退屈に感じるというか、変に落ち着いちゃってる感は否めない。聴く人によっちゃあネタ切れだと感じるかも。個人的にも、あまりにも前作がツボにハマり過ぎていたせいもあってか、本作に対してそこまでのインパクトは残らなかった。単純に、#1以外のトコで”あのキザミ”成分が物足りなく感じたのと(タイトルトラックの#10はイイ)、リズミカルな”リフで聴かせる”スタイルじゃなくなったのと、なんつーか、The Sword版『Crack The Skye』みたいな前作にはあった、仄かにサイケな”あの感覚”がなくなってしまったのは残念至極。とか言うても、確かに前作みたくスラッシーなキレやアグレッシヴな勢いは薄れたが、まんまサバスやっちゃってる本作も決して悪くはないし、むしろより深く熟成された、伝統的でありながらモダン&スタイリッシュに洗練されたヘヴィメタルを存分に楽しませる一枚ではある。
Apocryphon
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