Welcome To My ”俺の感性”

墓っ地・ざ・ろっく!

2012年08月

Chrome Waves 『S/T』 レビュー

Artist Chrome Waves
Chrome Waves

EP 『Chrome Waves』
『Chrome Waves』

1. Hearts Over Feathers
4. Eyelids Of Dawn
5. That Cursed Armored Train
6. Blackbird

NachtmystiumTwilightのメンバーによる、USはシカゴ出身の三人組スーパーグループ、その名もChrome Wavesのデビュー作『S/T』が、昨年に衝撃的なデビューを飾り、目出度く11月に来日公演が決まったDeafheavenの再来かッ!?と一瞬思わせるほど、超絶epicッ!!なポストブラックをやってて個人的にツボ過ぎる件。そのスタイルとしては、TwilightのSuicidal性に厨二っぽさを加えて、そこにポストブラック特有のアトモス/シューゲ嗜好の高いスウィーティなエモーショナル成分をドラマティックに掛け合わせた感じの、いわゆる”儚系ポストブラ”で、特にThe Atlas MothのStavros Giannopolousが発する強烈な発狂ボイスには、胸を掻き毟りたくなるほどの衝動を憶る。で、ポストブラ然とした儚げなアトモス系メロディとノイジーなギターが共鳴するインストの#1から、もはやヴァイキング・メタル並に勇壮なイントロからして俺たちのテンションは超絶epicッ!!に昂揚する#2” Height Of The Rifles ”、ポストメタル嗜好の#3” Light Behind A Shadow ”、最後の#6” Blackbird ”なんかはオペ某バリにジャッラジャラ鳴らすアコギのイントロで始まって最後はクッサイクッサイGソロからの再びッアコギというツボ過ぎる展開で完全に俺たちを泣かせにキテる。

 そんなわけで、さすがにデフヘヴンのデビュー作レベルの衝撃はないけど、それに限りなく近い、”ポストブラックとは何か”が詰め込まれた”ポストブラ大好きエネルギー”と彼ら三人の底知れぬポテンシャルを感じる一枚。当然、この手のリスナーならマスト。特にHollandのAn Autumn for Crippled Childrenとかが好きなら。

Chrome Waves
Chrome Waves
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Chrome Waves
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Cloudkicker 『Fade』 レビュー

Artist Cloudkicker
Cloudkicker

Album Fade
Fade

Track List
1. From the Balcony
2. The Focus
3. Seattle
4. Garage Show
5. LA After Rain
6. Making Will Mad
7. Our Crazy Night

USはオハイオ州コロンバス出身のベン・シャープ氏による一人Djentこと、Cloudkickerの約一年ぶり通算五作目『Fade』なんだけど、昨年に同時リリースされた3rdLet Yourself Be Hugeと4th『Loop』はポストロック方面へとアプローチした作風だったけど、本作は”ベン・シャープ”という名を世に広げた傑作の2ndBeaconsに回帰した感覚があってなかなかいい件。で、3rd&4thからのメロウなポストロック/アンビエント成分と2ndのポストメタル的な轟音ヘヴィネス/感度がプログレッシブに融け合った、これぞまさしく”Post-Djent"と称するに相応しい、”ベン・シャープ”という人物が創造する孤高の音世界を再びッ俺たちに堪能させ、”やわめ”な轟音ヘヴィネスと朗らかな美メロとのメリハリ/強弱を強調した、それはまるでIf These Trees Could TalkPelicanのような、このCloudkickerのジャンルを超越した”異端者”っぷり、つまりある種の新境地を開いた感じは、まるでDjent界のAlcest的な存在と言えよう。これはもう流石ベンニキですわ、としか。で、本作を象徴するかのような#1” From the Balcony ”で幕を開け、マスロック的な#2、そして本作の目玉となる約10分を超える大作で、エモーショナルな感情を繊細に表現していく#3” Seattle ”なんかは露骨にポストロックで、インストながら正直ここまで器用に曲が書ける人はマジでベンニキくらいだと思う。そんな感じに、やっぱベンニキってスゲーわ、って感心すること間違いなしの一枚。

Acid Black Cherry 『2012』 レビュー

Artist Acid Black Cherry
Acid Black Cherry

Album 『2012』
Acid Black Cherry

Track List
01. ~until~
02. Fallin' Angel
03. in the Mirror
04. ピストル
05. 少女の祈りIII ~『2012』ver.~
06. Re:birth
07. 指輪物語
08. CRISIS
09. ~the day~
10. その日が来るまで
11. so…Good night.
12. doomsday clock
13. 蝶
16. ~comes~

おいら、高校の頃はほぼジャンヌダルクやXばかり聴いてた思い出しかないんだが(特にJDAは俺の中では”もはや”アイドルだった)、そのJDAが2007年に”活動休止=事実上の解散”を発表して以来、メンバーのソロ活動には全くといっていいほど興味がなかった。しかし、せめてyasuニキのソロだけは聴いておこうと思い、このAcid Black Cherryの1stがリリースされた時はうれうれと飛びついたが、(その1stを聴いた時、心の何処かで”コレジャナイ感”を感じとったのか)ナゼか続く2ndはスルーしていた。あれほどジャンヌにハマったのにも関わらず、ABCや他メンのソロに対するこれほどまでの興味の沸かなさは(今は少し異なる立ち位置にいるせいか)、やっぱ俺はJanne Da Arcというバンドが好きだったんだなぁと、シミジミと実感させる所でもあった。で、前作から約二年半ぶり通算三作目となる『2012』は、5ヶ月連続シングルを含む計七曲のシングルが収録された作品というわけで、このABCのスタイルといえば、インダストリアルな味付けを効かせたポップなヘヴィロックをやってて、今回もyasuニキの艷ェのある歌声とエロぃ歌詞をフューチャーした楽曲を中心に、本家JDAから”Vっ気”を抜いたような、”至ってシンプル”なロックを展開している。もはや後期JDAの延長線上にあるといってもいいかもしれない。そして、本作を聴いて改めてyasuの声ってエエなぁと再確認したと同時に、ジャンヌの凄さというのを改めて実感する事ができた。どうしても比較する対象としてJDAの名を例に出さざるをえないんだが、(当然っちゃ当然だが)やはり楽曲のバラエティ/クオリティは明らかにジャンヌのが上。しかしシングル曲はJDAに匹敵するレベル。だが、やっぱyasu一人では限界があるなぁ、と。つまり、そろそろジャンヌダルクの復活、どうぞ(願望)

 この幻想的な物語の幕を開け的な役割を果たす#1” ~until~ ”、サビがJDAの” answer ”っぽいというか、程よい叙情性と中期JDAを彷彿とさせる艶やかで儚げな雰囲気で楽しませるミドルチューンの#2” Fallin' Angel ”、一転してノリの良いハードなロックナンバーの#3” in the Mirror ”、ABCらしいエロさを押し出したアッパーな#4、そして90sアニソン並に綺羅びやかかつポップでキャッチーな9thシングルの#6” Re:birth ”、仄かなオルタナ感を身にまといながら歌謡ちっくなレトロなムードに酔いしれる#7” 指輪物語  ”、ヘヴィロック調のイントロで始まりJDAライクなフックに富んだ歌謡風メロディック・ロックチューンの14thシングル#8” CRISIS ”までの中盤の盛り上がりは本作一で、ジャンヌのアルバム『Another Story』的なファンタジックな雰囲気を醸し出すバラードの#10”その日が来るまで”なんかでは特に嫌でも俺の琴線に触れてくる。序盤~中盤のハードな曲調から一変してほのぼの系の曲が中心の後半では、昭和歌謡のカバー曲かと思うほどレトロ風味な13thシングルの#13”  ”、再びJDAっぽい15thシングルの#14” イエス ”はなかなか良い。という感じで、JDAにしか興味がないキリッとか、そんなこと言いつつも、やっぱこのABCの曲も好きっちゃ好きなんだよなぁ・・・。特にシングルの#6や#8はJDA好きなら歓喜する事ウケアイよ。シングル以外では#2が一番好き。そんなわけで、完全に思い出補正ですけど、今年のBEST候補の一つですコレ。つうか、フッツーに良いアルバムですわ。

 なにわともあれ、今年の当ブログのキーワードの一つでもある『2012』年の今ッ!!、”俺の感性”と必然的に引かれ合う”引力”を秘めたバンドらにより構成された、いわゆる”俺の界隈”に属した音楽を聴くワケッ理由ッ答えッというのは、全てジャンヌダルクにあると言うても決して過言じゃなくて、その”キッカケ”となった”引かれ合い”を演出してくれたJDAには、今ここで最大限の感謝ッと最大限の敬意ッを表したい。そして、本作『2012』を聴く事により”俺の感性”の原点そして今の立ち位置、その根本的な部分を改めて身近に感じ、なお一層に理解ッすることができた。もし、その”原点”がラルクだったらまた違った感性/嗜好になってたと思う。そう、全ては”ジャンヌ・ダルク”から始まったからこそ今ッがあり、その今ッ俺が聴いている音楽との確かな繋がりを、本作から嫌でも感じる事ができるんだ。サンキューヤッス。

『2012』(DVD付A)
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Fairies 『Tweet Dream / Sparkle』 レビュー

Artist Fairies
Fairies

Single 『Tweet Dream / Sparkle』
Tweet Dream  Sparkle

Track List
03. Tweet Dream(Instrumental)
04. Sparkle(Instrumental)

昨今、ももクロの躍進を皮切りに、一層の盛り上がりを見せるアヴドゥル(モハメド)戦国時代において、いわゆる”パフォーマンス”を重視する”俺の感性”は、まず手初めにハロプロの℃-uteにその”引力”を感じたわけなんだが、あの安室奈美恵が所属するヴィジョン・ファクトリーにも、俺たち”パフォーマンス厨”の魂を大きく揺さぶるグループが存在している。それが今回紹介するFairiesとかいう七人組のグループで、いわゆるアヴドゥル戦国時代に”パフォーマンス”を重視する人ならスデに注目しているハズだが、このフェアリーズの(必修化が決まった)ヒップホップダンスを基本の世界としたパフォーマンスもなかなかのもんで、なんせダンス界のあらゆる大会で頂点に立っているKENZOさん(DA PUMP)がダンス/振り付けの指導を担当してるってんだから、そらもうダンスダンスアンドダンスを極めた超絶パフォーマンスよ。とか言うても、このフェアリーズ、結成されてからまだ一年ちょっとらしいので、人気やパフォの質はまだまだ未知数な面が多い、そんな印象。

 で、この度はナゼに℃ヲタのおいらがこのフェアリーズに注目するに至ったキッカケというのを説明すると、昨年9月のデビューシングルから今年の4月にリリースされた前作の3rdシングルまでは、MAXやSPEED、安室奈美恵やフォルダー5で知られる”沖縄アクターズスクール”的な、つまり”今時のアイドル”からイメージされるソレとは一線を画した、いわゆる”大きなお友達”ではなく、JCJSをターゲットに絞った”カッコE系”の楽曲や変に媚びない衣装をウリにしていたのが、今回、またしても両A面となった4thシングル『Tweet Dream / Sparkle』の曲調やMVを観れば理解ッできるとおり、”はじめて”と言っていいほど露骨に”kawaii”を全面に押し出した、要するに”今時のアイドル”からイメージされるソレというのを”はじめて”聞き手にアピールしてきた#1” Tweet Dream ”と、一方で本来のフェアリーズらしいカッコE系のダンスダンスアンドダンスナンバーであり、そして”NEXT-Fairies”=”ドヤリーズ”だとおいらが結論づけた#2” Sparkle ”のMVで垣間見せる妖精メンのドヤァ・・・っぷりにある種のスゴ味ッを感じ、その他諸々総括して今回の”引かれ合い”に至る、というわけなんだ。で、”キスしてもっとライカベイベー”こと1stシングルの”More Kiss”で始まり、なかなかのぐう糞曲の2ndシングル”HERO”、そして3rdの”Beat Generation”(全て両A面)までは”カッコE系”の楽曲を売りにしていたが、今回はそらもうフォロフォロツイツイよとばかり、分かりやすいほどにキャッチーな”kawaii系”の楽曲をメインに勝負してきたところに、事務所=ヴィジョンファクトリーの”攻め”という名の”路線変更”を感じざるをえなくて、今まではJSJCの”憧れの的”的なソレっぽい感じの、アイドルなのか?それともアーティストなのか?、そんな”なあなあ”なイメージから一変して露骨に”ドルヲタ向け”の路線/売り方になったのは実に面白い。とりあえず、1st~3rdシングルから迸る”沖縄アクターズスクール”然とした妙な古臭さが楽曲やビジュアル面から抜けたのは非常に大きな変化だと思うし、新曲MVで垣間見せるメンバーの表情には更なる洗練を感じ、ディ・モールトッ良いッ状態で本作をリリースしてきたのかがよく分かる。んだが、今さら路線変更して結局どうしたいのか、アイドルで攻めるのか、それとも違うのか、フェアリーズの迷走はまだしばらく続きそうな予感。だけども、今回の新曲のように、”Tweet Dream”=”kawaii系”の曲は徹底的に可愛く、一方の”Sparkle”=”カッコE系”の曲は徹底的に格好良く、その振り幅が極端な”ギャップ”を売りにした今回の路線を暫く続けてみるのもアリだと思う。むしろ、この新曲でやっと”アイドルグループとしてのフェアリーズ”としてスタートラインに立てたというか(悪く言えば振り出しに戻った)、少なくとも”対応者”でしかなかった今までのシングルとは確実に一線を画した、ある意味これが本当の”1stシングル”と呼ぶことができる、しかしもう後戻りできない、進むべき道=方向性が定まった、ナニかしらの”攻め”が感じられる一枚なのは確か。なので、”次”のシングルもしくは1stアルバムが、今後のフェアリーズの命運を握る、いわゆる”勝負時”なのかもしれない。そんなこんなで、重要な鍵を握る事となりそうな”次”の一手がディ・モールト楽しみになってくるわけだが・・・ッ!?

 で、一つ提案なんだが、これからは”カッコE系”の曲は今までどおり萌々香がセンターで、一方の”kawaii系”の曲では、明らかなビジュアルメンであり、フェアリーズの中で唯一、未知数の”アイドル力”を秘めた真尋をセンターに抜擢する戦術で、どうぞ。つまり、いかにして”現代的なアイドル”的なソレを秘めた真尋の存在を、どれだけヲタDD界隈にアピールできるか否かに、いわゆるアヴドゥル戦国時代における今後のフェアリーズの立ち位置を決定づける、ヒッジョーに大きなポイントとなりそう。つうか、既にツイート・ドリームのMVで真尋センター張ってるんだよなぁ・・・どうみても伏線だよなぁ・・・。とか言うても、タレント力が一番高そうな伊藤萌々香がセンターだからこそ生まれる”グループ”としての今の絶妙なバランスはとても魅力的で、ライブや曲別にセンターをイジったりするのは全然アリだが、しかしあくまでも”フェアリーズのセンターは萌々香”じゃなきゃあダメだ。実際、萌々香の”kawaii魅せ方を知ってる感”はハンパない。この子、伊達にセンター張ってないです。つうか、事務所的には萌々香をももクロの百田夏菜子みたいなタレントキャラにしたいのかな。ねーか。

 どうやらフェアリーズのWikiによると《平均年齢13.6歳での日本レコード大賞最優秀新人賞は、2007年の℃-uteと並ぶ史上最年少タイ記録》、とかいう結構どーでもいいけど一応℃との縁があったりするらしいんで、ここは思い切って℃に弟子入りして、”パフォーマンスアイドルとはナニか”を学ばせてもらえばいいと思うよ(提案) つまり、フェアリーズは今の℃が目指してるような、”あくまでも《アイドル》という《立ち位置》なんだけども《パフォーマンス》結構スゴイよ路線”を目標にしたらいいかもしれない。その、”kawaii系”の曲もできて”カッコE系”の曲も歌い踊り熟せる今の℃が居る実に”理想的な立ち位置”にビッミョ~に近づいた感のある今回の新曲は、個人的にその点では大いに支持できる路線変更だと思う。特にブラック真尋は同じ”グランジ系アイドル”の先輩であるマイマイさんに個別でレッスンしてもらおう。んで、愛理と岡井ちゃんから”生歌”の極意を教えてもらって、妖精は”口パク”という”悪”から早いとこ卒業して、本作でも感じる根本的な”ボーカルの弱さ”を克服しよう。で、その愛理(℃-ute)が初MCを担当したテレ東のエンタメ通信が近々放送される(された)らしいんだけど、その回に偶然にもフェアリーズがゲストとして出演するらしいんだよなぁ・・・。キラキラの岡田先生繋がりなのは明白だけども、今の俺的にはヒッジョーに喜ばしい、予想以上に早いファーストコンタクト=”引かれ合い”なんだよなぁ・・・。愛理とフェアリーズの直接的な絡みは無さそうだけど、これは観て損はねェよなぁ。

 まだ最近知ったばかりのおいらが思うに、AKB系列を筆頭とした”アイドル組織”ではなく、(主に10人以下で構成される)”アイドルグループ”に必要とされるメンバーの”個”はそれなりに持ち合わせていると思うし、ビジュアル/出身地的な意味でも”アイドル組織”≠”アイドルグループ”に最低限必要とされるハードルとバランスはあるし、やっぱ注目スべきポイントとしては九州出身のメンが三人もいるっつートコで、おいらの遺伝子にも組み込まれている鹿児島魂を醸し出すブサカワ嬢王の野元、熊本のオアシスオアシスアンドオアシスこと清村川音、そして・・・まるで幕末の長崎”出島ッ!!”のイメージがこれ以上ないほど実に馴染むぞッ、伝統的なヤマトナデシコの美しさと妖麗さをこの年で醸し出す井上理香子の”大正義”っぷりったらないんだけど、ナゼ理香子=”出島姐さん”が大正義なのか、ナゼ出島姐さんが”裏のセンター”なのか、それは彼女の中には”ダンスの哲学”・・・的なナニかが確実に存在しているからであって、初見では空や萌々香のダンスに目が行きがちだが、しかしその二人にはない、ダンスへの確かな敬意ッを感じさせるトコが”大正義”たる所以やと思うよ。で、その九州薩摩勢力の安心感=オアシスとは打って変わって、いわゆる”ちょっと男子~系女子”で構成される前列メンのセンター萌々香、ブラック真尋、ミキミキこと下村実生(前列メンではミキミキは中立派)、スパークルのMVの53秒からのシーンが完全にジョジョキャラ状態の藤田みりあ(目の位置とかタレ方とか唇のパーツが元々ジョジョっぽい)。そーえば、本作の初回限定特典に付いてるカードは萌々香だった。けど俺には”ちょっと男子~系女子”は推せねえんだよォォォ。推せねえんだよォォォォォ。言うてこの前列メンで将来一番出世しそうなのはミキミキやろなぁとは思う(フィルダー5の満島ひかりちゃん的な立ち位置的な意味で)。こんな感じで、”箱”で推せる最低限のポテンシャルはある。が、おいらとしてはやはり”大正義=井上理香子擁するフェアリーズ”という認識でウォッチしていくが、ここ三年ぐらいメンバーの離脱とかがなければ、パフォもそれなりにモノになってると思うし、かなりいい位置まで行きそうな予感はする。それには、萌々香は同世代を中心に”外向き”の人気を、真尋は内向きのいわゆる”大きなお友達”人気をこれまで以上に引っ張ってくる事が絶対条件だが。そんなこんなで、ルックスやパフォの質はそれなりに高いだけに、このまま”イオン大好き芸人”ならぬ、”イオン大好きアイドル”で終わらせてしまうには至極勿体ない。そうはならないように、今回本格的に”攻め”はじめてきたんだと思うが、なんだかんだ言うて楽曲の質が最低限それなりに高くないといかんでしょ、とは思うので、結局のところ”いい曲”に出会えるかそうでないか、なんだろう。ちなみに、妖精のコンセプトとして「海外で勝負していける、世界に通用する実力派グループ」キリッと謳ってるらしいけど、正直現状のままじゃあ”おまえは何を言っているんだ”としか言い様がないので、つうか、ホントに世界狙うんならSkrillexのソニー・ムーアきゅんに楽曲提供してもらおう(適当)ヒーヒーヒー♪ヴィヴィヴィ♪

 そもそも、まだまだ未熟な今のパフォのままTVでゴリ推すよりも、しっかりとパフォの質を高めてから二,三年後くらいにゴリ推しはじめるのが本来は理想だったと思う。いかんせん推し急いでる感があるし、案の定、レコ大新人賞を獲得したアーティスト達に共通する謎のジンクスを早速痛いぐらいに味わってるみたいだし。つまり、ゴリ推すにもタイミングゥ!が大事なんやなーと。なにわともあれ、今のアイドル界隈でここまでキマったドヤ顔で魅せてくれるのはこのドヤリーズしかいないので、次の新曲MVでもドヤ顔ってくれたらもうなんでもいいですw

 つうか、そんなことは”もはや”どーでもよくて、遂に”西野カナ化”してしまった℃の新曲『会いたい 会いたい 会いたいな』の910の日に関連したリリイベに名古屋場所キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!ついでに冬単独もキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!正直、今の℃ならダイヤモンドホールじゃあなくZEPPでどうぞ、って思ったけど・・・とりあえず神事務所ですわ。このままの勢いで名古屋城陥落させちゃって、どうぞ。で、今回の新曲はカップリングが二曲あるらしいんで、とりあえずAは確定として、あとは個人的にジャケが好みなBを買ってリリイベの抽選にかける予定。う~ん、それにしても近頃”俺の界隈”のアイドル枠がますます面白くなってきた気がして・・・素直にヤッダーバァアァァァァアアアアアアアアァァァァアアアアアアアアアアアアアァァァァアアアアア

そして僕は声高らかに宣言するッ!!”℃-uteの岡井ちゃん&ももクロのあーりん&ドヤリーズの井上理香子”から連想される黄金のキーワード=??を”信条”として掲げた、いわゆる”三国同盟”をココに締結するッ!!(なにいってだこいつ)





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GOJIRA 『L'enfant sauvage』 レビュー

Artist Gojira
Gojira

Album 『L'enfant sauvage』
L'Enfant Sauvage

Track List
01. Explosia
03. The Axe
04. Liquid Fire
05. The Wild Healer
06. Planned Obsolescence
07. Mouth Of Kala
08. The Gift Of Guilt
09. Pain Is A Master
10. Born In Winter
11. The Fall

ジョー(Vo,Gt)&マリオ(Dr)のデュプランティエ兄弟率いる、フランスはアキテーヌ地方オンドル出身の”シーシェパード・メタル”こと、Gojiraの約四年ぶりとなる通算五作目『L'enfant sauvage』なんだけど、かのロードランナーへ移籍して第一弾となる本作でも前作の4th『The Way Of All Flesh』同様、テクデス/スラッシュ/スラッジ・メタルの影響下にある轟音系のスタイルを基本の世界に、まるでハイエロファントグリーンの触手となって人の脳内へと侵食し精神の自律神経を食い散らかすような、インダストリアルなオルタナ的センスを取り入れたエクストリーム・プログレッシブ・メタルは不変ではあるものの、今回、メジャーのRRへ移籍した影響やメタリカとの共演に一層の刺激を受けたのか、彼らのルーツであるデスメタル成分は更に希薄となり、より俄然スラッシュ嗜好を高めながら、同時に幽玄なパート/メロディを積極的に取り入れた事により聴きやすさが増した、要するに”先の展開がキング・クリムゾンばりに予測できるようになった”プログレ・メタル、といった印象が強く、特に#1” Explosia ”と#2” L'Enfant Sauvage ”の頭二曲に本作の全てが詰まっていると言うても過言じゃなくて、まず#1で垣間見せる”あのキザミ”=”黄金のキザミ”の血脈を感じるタイトでグルーヴ感のあるリフのキザミなんかを見るに、正直かなりIn Mourningの名盤1stや最新作の3rdを彷彿とさせる、モダンなポストスラッシュに至極接近した感覚を一番に与え、そして続く#2を聴けば嫌でも理解ッできるとおり、ゴジラとも交流の深いリアル殺人鬼ことランディ率いる近年のLamb Of Godを筆頭とした、いわゆる”RR製メタルコア”的なキッズ向けの音作りとでも言うんだろうか、ラムがRRへ移籍した時と同じデジャブを感じるような、つまり”メタルコア化したゴジラ”という解釈がなされた一枚、と言い切っていい本作品。

 あのMastodonTesseracTなどの若いバンドにも多大な影響を与えたであろう前作でも思ったけど、やっぱりこの人ら俺が求めるキモティ・・・”あのキザミ”知ってますわ。要するに、おいら、これはこれで嫌いじゃあないです。とか言うても、本作特有の”RR製メタルコア”っぽく聴こえる所は賛否両論あると思うし、彼らの名を一躍有名にした3rd『From Mars to Sirius』で垣間見せたような、捕鯨に対するクジラさんの怒りを体現したようなスゴ味ッや、超スケールの名曲” The Art Of Dying ”を擁する前作4thの高い完成度と比較すると、その質は明らかに劣ってはいるものの、メジャーにステップアップしても素直に”カッコイイ”という感想がまず一番に出てくるあたり、やっぱ彼らが創り出す音楽は”格”そのものが他と違うんだと思う。つうか、”ゴジラってなんでこんなに人気あんの?”という疑問を抱いてる人はコレを聴いて判断すればいいと思うよ。彼らの作品の中では最も取っ付きやすい、つまり”至ってシンプル”な作風となってるんで、今までゴジラに対して妙な偏見があるorあった人こそ聴くべき一枚だと思う。一方、往年のゴジラヲタ目線だと、3rdや4thと比較すると色々な面で若干の物足りなさを感じるかもだが、しかし最低限の”らしさ”は失われてはいないので、少なくともそれなりには楽しるハズです。おいらみたく、”3rdより4th派”なら聴いて損はなさそう。

 前作に収録されたゴジラ史上屈指の名曲” The Art Of Dying ”を超える楽曲は当然というか残念ながら存在しないが、まるでイルカさんの実に知的な鳴き声みたいなキュルゥゥ♡とかいう超絶kawaiiギター音とスラッジーな轟音ヘヴィネスがクジラさんの潮吹きの如くけたたまましい雄叫びを上げる始まりから、VoジョーのGoッ!!という合図とともに超キモティ・・・”あのキザミ”が怒涛に押し寄せる#1” Explosia ”を筆頭に、なんだかんだでジョーの地響きが生まれるほど獣じみた咆哮はクッソカッコイイですわと切実に思わせるタイトルトラックの#2” L'Enfant Sauvage ”、往年のゴジラっぽさを感じる#3、前作的なインダストリアリズムとリフのキザミを効かせた#4” Liquid Fire ”、なんかクセになるインストの5、初っ端からクッソ激しく展開する前半と癒されるほどの安らぎ感がハンパないアウトロとのギャップが聞き所の#6” Planned Obsolescence ”までは”サスガ”に安定した曲で楽しませる。しかし、前半と比べると後半の曲の存在感が薄いと感じてしまうトコはご愛嬌か。その中でも、再びッ!!キザミを擁したプログ・メタルの#9は面白い。で、今回は大作と呼べる曲は一つもなく、あくまでも”コンパクト”さを意識した楽曲が多い印象で、しかもボートラ抜きだと収録時間がヒッジョーに短くなるので、その点からも俄然”至ってシンプル”さを強く印象づける・・・というわけで、本作品はゴジラというバンドを初めて知るには打って付けの作品だし、In Mourningを筆頭とするポストスラッシュ好きなら聴いてみればいいと思うよ。おいら自身、正直#1の為だけに聴いてるようなもんだし。俺の中では、もうゴジラは#1の路線を極めてくれるだけで十分です。

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Gojira
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