アーティスト Amia Venera Landscape

アルバム 『The Long Procession』

Track List
1.Empire
2.A New Aurora
3.My Hands Will Burn First
4.Ascending
5.Glances (Part I)
6.Glances (Part II)
7.Marasm
8.Nichòlas
9.Infinite Sunset of the Sleepless Man
10.The Traitors' March
イタリアはヴィットリオなる地から現れたハードコア界期待の新星、その名もAmia Venera Landscapeのデビューアルバム『The Long Procession』が、かなり凄い事になってるんで早速ココに紹介。まず、彼らの音楽性からなんだけど、Ambientやポストロック、Atmospheric系スラッジやカ オティック・ハードコア、プログレッシヴ/マス・メタルなどの、あらゆるジャンルを吸収した叙情派ポスト・ハードコアをプレイスタイルとした6人組で、若武者らしい跳動感溢れる、言わば”ハイパーごった煮メタル”とでも呼んじゃいたいくらいの、”混沌” ”怒り” ”破壊”を刹那的に表現する姿は、もはや新人離れしたスケール感と衝撃を聴き手に与えます。分かりやすく言っちゃえば、ドイツのThe Ocean やスウェーデンのCult Of Luna を極端に(TDEP 的)カオティックHC/ポストHC寄りにした感じ。クリーン・パートでは、USやUKのバンド的ではなくて、同郷のKlimt 1918 っぽい感じなのが、またイイです。久々に現れた感があるマジな新人で、しかもイタリアという場所からってのが一つの大きなポイントだし、余計に期待度が高まるってもんです。うん、今後も要チェックやッ!!
オープニングの#1”Empire”からして激しくカオティックに轟きまくる”激音”が襲いかかり、中盤にAmbientな静寂を挟み、終盤は全てを一蹴し全てを破滅させるスラッジーな轟音~ピアノの物哀しい音色でThe End。兎に角もカオティック&プログレッシヴ、そしてメリハリを効かせて展開します。#2の”A New Aurora”は、”哀”を含んだクリーンVoを取り入れた抒情派ポストHC/ポスト・メタル風な曲で、刹那い気持ちにさせるメランコリーなメロディが泣けます。。。#3の”My Hands Will Burn First”は、約3分の曲ながらもマスく濃密に展開してみせます。本作の”轟音世界”の中で一際Ambientな静寂に包まれる#4の”Ascending”と#5の”Glances (Part I)”、PVにもなってる#6の”Glances (Part II) ”はクリーンVoが主体の曲で、ポストロック的な抒情性とハードコアな激情感が絶妙に絡みます。約14分もある超大作の#7”Marasm” は、”静寂と激情のあいだ”とでも呼びたいドラマ的な感覚で、全体的にAmbientやポストロック的な繊細なオーラで包み込まれ、中盤からスラッジー な轟音やら、テクニカル/マスい展開やらを交えてドラマティックに展開。再び#1のような”プログレッシヴ系激情カオティックHC”な”轟音”を激しく撒き散らす#8の”Nichòlas ”、#9のAmbientな流れから繋ぐ#10の”The Traitors' March”でEnd。
とにかく圧倒されっぱなしの序盤、Ambient色を強める中盤、#7#8の大作が連続して待ち構える終盤、と、全てにおいてスキがないアルバムで、音の爆発力がハンパないです。
というわけで、あらゆる音楽リスナーにアピールするAmia Venera Landscapeのデビュー作『The Long Procession』は、去年聴いてたら間違いなくBESTに入ってただろうなぁって思うほど、他に言葉はいりません、単純にオススメ。ホントに凄まじいバンドの登場です。が、唯一残念なのは流通が悪く、実質itunesやBandcampでしか音源が入手できない事。しかしありがたい事に、Bandcampでは本作のフル音源が聴けちゃいます。んで、気になった方は是非→http://amiaveneralandscape.bandcamp.com/
8.5 / 10

アルバム 『The Long Procession』

Track List
1.Empire
2.A New Aurora
3.My Hands Will Burn First
4.Ascending
5.Glances (Part I)
6.Glances (Part II)
7.Marasm
8.Nichòlas
9.Infinite Sunset of the Sleepless Man
10.The Traitors' March
イタリアはヴィットリオなる地から現れたハードコア界期待の新星、その名もAmia Venera Landscapeのデビューアルバム『The Long Procession』が、かなり凄い事になってるんで早速ココに紹介。まず、彼らの音楽性からなんだけど、Ambientやポストロック、Atmospheric系スラッジやカ オティック・ハードコア、プログレッシヴ/マス・メタルなどの、あらゆるジャンルを吸収した叙情派ポスト・ハードコアをプレイスタイルとした6人組で、若武者らしい跳動感溢れる、言わば”ハイパーごった煮メタル”とでも呼んじゃいたいくらいの、”混沌” ”怒り” ”破壊”を刹那的に表現する姿は、もはや新人離れしたスケール感と衝撃を聴き手に与えます。分かりやすく言っちゃえば、ドイツのThe Ocean やスウェーデンのCult Of Luna を極端に(TDEP 的)カオティックHC/ポストHC寄りにした感じ。クリーン・パートでは、USやUKのバンド的ではなくて、同郷のKlimt 1918 っぽい感じなのが、またイイです。久々に現れた感があるマジな新人で、しかもイタリアという場所からってのが一つの大きなポイントだし、余計に期待度が高まるってもんです。うん、今後も要チェックやッ!!
オープニングの#1”Empire”からして激しくカオティックに轟きまくる”激音”が襲いかかり、中盤にAmbientな静寂を挟み、終盤は全てを一蹴し全てを破滅させるスラッジーな轟音~ピアノの物哀しい音色でThe End。兎に角もカオティック&プログレッシヴ、そしてメリハリを効かせて展開します。#2の”A New Aurora”は、”哀”を含んだクリーンVoを取り入れた抒情派ポストHC/ポスト・メタル風な曲で、刹那い気持ちにさせるメランコリーなメロディが泣けます。。。#3の”My Hands Will Burn First”は、約3分の曲ながらもマスく濃密に展開してみせます。本作の”轟音世界”の中で一際Ambientな静寂に包まれる#4の”Ascending”と#5の”Glances (Part I)”、PVにもなってる#6の”Glances (Part II) ”はクリーンVoが主体の曲で、ポストロック的な抒情性とハードコアな激情感が絶妙に絡みます。約14分もある超大作の#7”Marasm” は、”静寂と激情のあいだ”とでも呼びたいドラマ的な感覚で、全体的にAmbientやポストロック的な繊細なオーラで包み込まれ、中盤からスラッジー な轟音やら、テクニカル/マスい展開やらを交えてドラマティックに展開。再び#1のような”プログレッシヴ系激情カオティックHC”な”轟音”を激しく撒き散らす#8の”Nichòlas ”、#9のAmbientな流れから繋ぐ#10の”The Traitors' March”でEnd。
とにかく圧倒されっぱなしの序盤、Ambient色を強める中盤、#7#8の大作が連続して待ち構える終盤、と、全てにおいてスキがないアルバムで、音の爆発力がハンパないです。
というわけで、あらゆる音楽リスナーにアピールするAmia Venera Landscapeのデビュー作『The Long Procession』は、去年聴いてたら間違いなくBESTに入ってただろうなぁって思うほど、他に言葉はいりません、単純にオススメ。ホントに凄まじいバンドの登場です。が、唯一残念なのは流通が悪く、実質itunesやBandcampでしか音源が入手できない事。しかしありがたい事に、Bandcampでは本作のフル音源が聴けちゃいます。んで、気になった方は是非→http://amiaveneralandscape.bandcamp.com/
8.5 / 10