カナダのポスト・グランジ、骨太ハード・ロックバンド、NICKELBACKの約3年振りとなる6作目「Dark Horse」を紹介。
1. Something In Your Mouth ☆☆☆☆☆
ヘヴィでグルーヴィなリフとDef Leppardっぽいコーラスが印象的な、骨太かつヘヴィでダイナミックな、ノリのイイオープニングハード・ロックチューン。
2. Burn It To The Ground ☆☆☆☆☆
「ヘーイ!!」というパワフルかつダイナミックなかけ声コーラスが入るサビが勢い溢れ、ノリが良く盛り上がるヘヴィかつ骨太なハードロックナンバー。
3. Gotta Be Somebody ☆☆☆☆☆
エモーショナルなチャドの歌声がたまらないバラードナンバー。ポップでキャッチーで大衆受け間違いなしなメジャー感のある極上なバラードです。
4. I'd Come For You ☆☆☆☆☆
アコースティック風味なバラードナンバー。Gotta Be Somebodyと同じくチャドのヴォーカルが素晴らしい極上バラードです。
5. Next Go Round ☆☆☆☆☆
ノリノリグルーヴィで骨太かつヘヴィなハードロックナンバー。ザクザクなリフがゴリゴリしててイイ!!
6. Just to Get High ☆☆☆☆☆
ダイナミックなハードロックナンバー。ギターソロもカッチョエエ!!
7. Never Gonna Be Alone ☆☆☆☆☆
チャドのグッとくる歌声がたまらない、ポップでアコースティックな、熱いバラードナンバー。なんとなくバックストリートボーイズを思い出した。
8. Shakin Hands ☆☆☆☆☆
ヘヴィでグルーヴィでブルージーなミッドテンポのナンバー。
9. S.E.X. ☆☆☆☆☆
リズミックかつ骨太で力強いサビが強烈な下ネタナンバー。
10. If Today Was Your Last Day ☆☆☆☆☆
アコースティックなバラードナンバーで、Shinedownにも通じるグランジな曲。
11. This Afternoon ☆☆☆☆
ノリの軽いポップなナンバー。
カナダのポスト・グランジ、骨太ハード・ロックバンド、NICKELBACKの約3年振りとなる6作目。今作は、AC/DCやDef Leppard、Shania Twainなどを手掛けたプロデューサー、John matt langeを迎えて制作されたアルバムで、Def Leppardっぽいコーラス・ハーモニーが聴ける、オープニング・ハード・ロックチューンのSomething In Your Mouthがあったり、熱くアグレッシヴかつダイナミックに盛り上がる骨太でヘヴィなハード・ロックナンバーのBurn It To The GroundとNext Go RoundとJust to Get HighとS.E.X.、極上なバラードナンバーのGotta Be SomebodyとI'd Come For YouとNever Gonna Be AloneとIf Today Was Your Last Day、グルーヴィでブルージーな骨太ナンバーのShakin Hands、アルバムの締めを飾る手軽なナンバーのThis Afternoon、てな感じで、今作はヴァラエティとバランスが整った、安定感のある80年代のストレートなハード・ロック作品と呼べるアルバムな印象。
相変わらず大衆受け間違いなしの、良質なバラードの作り方がとても上手いバンドだし、ヴォーカルのチャドのパワフルで熱くセクシーな歌声、そして超上手い歌唱も今作ではより一層楽しめる内容になっており、トコトン骨太なハードなロックチューンでは、かなり盛り上がり、ノリノリになれる事請け合いだ。全曲に個性とグルーヴとメジャー感が漂ってるし・・・1曲目から最後まで勢いが持続する作品だし・・・捨て曲なしだし・・・コリャ売れるわぁ。あ、でも8曲目はチョット地味かも(´・ω・`)ともかく1曲目から7曲目までの勢いが凄すぎで、馬のように直線を一気に駆け上がるかの如く、あっという間に、一気に聴かせてくれる。終盤は落ち着いた曲でアルバムを締める・・・ってな感じ。ヘヴィでアグレッシヴなナンバー(特に5曲目)なんて、下手なメタルバンドよりメタリックかつ骨太でザクザクゴリゴリグリグリいってるんだなこれが(^ε^)ポップ過ぎ!!と言いたくなるほど、非常にポップで商業的ではあるんだけども、やっぱり良いものは良い(*^o^*)それが答えです(^o^)楽曲がストレートで分かりやすくて、実にシンプルってのが、やっぱり1番に大きなポイントだよなぁ。曲順がイイからこそかも。この作品のまとまりは、プロデューサーのJohn matt langeの起用が大きいのかなぁ、うん。
Black Stone Cherryの骨太なハード・ロックサウンドとShinedownのストレートに熱い部分、この2つの要素を持ち合わせている作品で、2008年にリリースされた、この2バンドの新作をはるかに凌駕する傑作アルバムと呼べる作品だろう、今作の「Dark Horse」。あと・・・今年惜しくも解散してしまった同じカナダのバンドHarem Scaremのあの感じ、あの雰囲気も・・・。
まさに今年終わりにかけての「ダークホース」的なアルバムでした(^~^)いや、これはもう本命馬と呼んでもエエでぇ!!そう・・・ダークホースじゃなく・・・赤兎馬や!!・・・今年のハードロック作品の中ではトップかなぁ、今の所。今年のハード・ロックアルバムは、この1枚に決まり!!オススメです。
B
Roadrunner Records (2011-10-25)
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